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2024年07月17日(水)更新

日本フローラルマーケティング協会

昨日のJFMA(日本フローラルマーケティング協会)の国際セミナーは素晴らしい内容の様でした。私は参加できず午前中に開かれた理事会と総会に出席し用事で会社へ戻ってしまいました。(大事な内容なので後程お知らせします)

総会最後のところで副会長の松村さん(自由が丘フラワーズ・社長)がJFMAの今までの成果は素晴らしいものがある、業界の先駆けを常に作ってこられたとご挨拶がありました。私も掛け値なしでその通りだと考えています。
切り花の日持ち保証販売の提案、物流機器(コンテナ)の規格策定、海外への研修旅行、更に多くのセミナーは本当に素晴らしいものがあります。
私も25年前の立ち上げから関係させて頂きましたが、最もJFMAの優れた点は花き業界の団体であるのですが、主役は必ずしも生花を取り扱う企業ではありません。具体的に申し上げれば多くの業界団体はインパックの様な企業は正会員ではなく、協賛企業の扱いが多くあります。協賛企業側も主体は花だから仕方がないといった感じを持ちますが、JFMAは生産者から市場生花店、量販店、といったある意味では利害を一致する皆さんの他にインパックの様な一般には業者と言われるものまでが同一の活動をさせて頂いています。その意味では大変優れた考えをお持ちの方が揃ったのだと思います。そうであれば私たちもJFMAのために生花業界のために、更に言えば消費者のために何が出来るかを一層考えて行く必要があります。これから先もその視点でお役に立ちたいと考えています。
今年もフローラルイノベーションに参加させて頂くことになりました。大いにご提案の場にしたいと考えています。
 

2024年07月03日(水)更新

新たな選別機の時代

今、オランダの機械メーカーで花の選別機の世界でトップを走っている企業があります。昔からバラの選別機を作ってはいましたが、長さ選別のみでした。これは今の日本では最もシンプルな菊選別機がそれに当たります。
しかし今から20年以上前にバラの自動選別機を作り世界に売り出しました。売り出して間もなく日本の生産者がその機械を購入しご使用いただきましたが、残念なことに継続されずにその事業は終了しました。バラ選別機はバラの花の根元を支えるため、傷がつくことがよく言われましたが、オランダではよく売れました。オランダと日本では品質の考え方が異なっていたかもしれません。
しかし10年ほど前、画期的な選別機を作りました。花を機械の周りを3/4周させ、その間に長さ、花のつき方、茎の曲がり方などをセンサーで読み取りその後、10本単位で結束し。コンベア上に載せる機構はバラ選別機を同じでした。しかし、機械に一本、一本セットする方法が違いました。バラの場合は花を持つのですが、今回の選別機は茎の先端を掴んでいくのです。それも1時間に8,000本掴みます。花を掴むのと、茎の先端を掴むのとの差は、茎を掴むことで花の品種を選ばなくなったことです。どんな花でも可能となりました。これにより、選別機メーカーは高機能の分野に入っていきました。
1時間に8,000本選別が可能です。花の種類を選びません。チューリップなどはオランダでも盛んに生産され、20、30ヘクタールの規模の生産者が多くありますが、まずはそこから普及が始まりました。ただ、チューリップの場合出荷時の花は葉で隠れているため、選別が出来ません、この場合の選別はX線選別で行い、茎が伸びる前に選別を行えることになりました。これも1時間当たり8,000本です。
この選別機は何処も高機能ですが。茎に選択を掴む技術は大変優れています。これらの機械は現在オランダですが、既にコロンビアに入り、恐らくアフリカにもアジアにも入るでしょう。また、彼らは従来の技術を駆使して次の分野(野菜)にも入ろうとしています。

15年以前工場の端に置いてあった1台のテスト機が15年を経て花が咲きました。先日のZOOM会議では社長を中心に大いに力がみなぎっていました。
 

2024年06月25日(火)更新

箱根フローリスト 淡輪さん

有名な花屋さんです。選挙になると胡蝶蘭が当選者に送られるため、大変な量が動くことになります。民主党政権時、胡蝶蘭の贈答はダメということになり、洋らん生産者は大いに困ったという事態になったとお聞きしています。

淡輪さんはこの胡蝶蘭の扱いでは永田町でも群を抜いています。大変な量の扱いをされています。4トン車に胡蝶蘭を積み当選された先生方にお届けしているとお聞きしました。彼のお店は確かに永田町、平河町にお持ちになっています。素晴らしい経営をされています。一昨年から紀尾井町のロータリークラブでご一緒させて頂いています。いつも堂々とされ、愛される人柄です。

淡輪さんの扱う胡蝶蘭の様には行きませんが、今社内ではチャコボールと胡蝶蘭(ミニ・マイクロ)の相性を見ています。出来ればいつか商品化したいと考えています。淡輪さんの扱う胡蝶蘭と比較するときっと1/10くらいのサイズです。小品盆栽位でしょうか、大きい胡蝶蘭にはそれなりの風格がありますが、小さな胡蝶蘭はかわいらしさがあります。おまけにうまくいけば翌年も花をつけます。社内ではそこまでの確認はできています。近い将来上市を考えています。
 

2024年06月19日(水)更新

喜寿のお祝い

長年にわたりJFMA(日本フローラルマーケティング協会)を支えられている方がいます。
元キリン役員、海外子会社の社長をお務めになり、キリンアグリバイオカンパニーの社長をお勤めの頃はテレビ「ガイアの夜明け」にも出演され、国内外で活躍する姿が映しだされていました。松島義幸様です。

本日私は夕刻より集まりに伺います。現在も変わらぬ品質のお仕事を続けられ花き業界の皆さんから大いに慕われています。喜寿と言えばそれだけですごいことですが、業界をおまとめになる大事な仕事をされ、更にはMPSジャパンの社長を努められ、花の品質の世界でオランダと並び国際認証を国内、台湾で広げています。

兎に角スーパーマンです。お仕事や趣味等の世界も様々お持ちになり活動をお続けになっている姿は実に素晴らしいと思います。
私も同じ歳ですのでそれだけ考えれば少々がっかりしてしまいますが、近くにこのように活躍される方がいるだけで張り合いが出てきます。おまけに同じ小学校に通っていた方なのでなおさらです。

私の場合はだいぶ小ぶりですが、今の仕事(インパック)と保育園を続けていきたいと考えています。
 

2024年06月14日(金)更新

ギフトショー出展

今年は9月のギフトショーに出展することが決まっています。昔はギフトショーと言えば香港やドイツ、イギリス辺りをめぐりギフト市場の流れを掴んだつもりでいましたが、インパックのビジネスがギフトとは反対に日常身の回りの花に特化した関係でフランクフルトのクリスマスショー辺りを見る程度になっていました。
各地ギフトショー面白いのは中国で4月に開催される広東フェアに出ていたものが9月のフランクフルトのクリスマスショーに出品され、そこで出たのものが11月に開かれるオランダのギフト用品を取り扱う各社の展示会に出され、更に売れ残ったものがヨーロッパの東の国に売られていく流れでした。売れ残りはない流れでした。反対にフランクフルトに出た最新のデザインの商品が翌年には中国の展示会で売られているといった速度でした。

大昔日本のギフトショーを見てインパックとは違うということで長年出展を避けていましたが、今年は担当の強い思いから出展が決まりました。出品する商品はチャコプランツです。勿論チャコボールも出します。チャコプランツも少しづつ売れ始めています。従来のように安価な観葉植物もない訳ではありませんが、新たな商品を投入し、価格も大分高くなってきました。勿論高くなるなりの商品作りは行っています。
苔などは3年も5年も持ち、さらに進行中でもあります。更にガジュマルなどはインドア用にデザインに気を使っています。
更に塊根植物(アフリカ原産)盆栽類等準備は整い始めています。観葉植物から始まり、盆栽迄、いい流れになってきました。
 
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