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2023年11月01日(水)更新

オランダIFTF

4年ぶりにオランダの展示会へ出かけます。

インパックがオランダの展示会に出かけたのは1978年だったと思います。この年はオランダから10社ほど、当時晴海の展示会場で行われていた施設園芸展に参加し、オランダの展示会のPRを行っていたことから大使館へ連絡し、出かけたのが最初でした。
同じ年、オランダ大使を囲み東京青年会議所(東京JC)がオランダで行われるJC世界大会の話を伺うことになっていました。出かけてみると前回伺った事務官の方がいらして、親切にいろいろ教えてくれました。
その後200回を超えるオランダ行になりましたが、そのきっかけは展示会とJCでした。出かけてみて分かりましたが、オランダは確かに切り花の中心地でした。また、切り花生産の研究開発なども先端を走っていました。中国、南アメリカ、その後のアフリカなどの切り花の生産技術はほぼオランダの技術でした。更に分かったことは切り花の生産の中心ということは周辺産業もオランダを中心に発展しているという事実でした。

切り花の周辺で生きるインパックとしては参考になることばかりでした。それ以来11月と2月にある展示会に欠かさず出かけ、新たな機械や資材を見ることで国内に通用するものを探しては国内に投入してきました。しかし長い間かけ定着したものはスリーブと機械だけと言っていいと思います。スリーブも初めは輸入していましたが、現在では工場を持ち製袋機が協力工場を含めると50台ほどになり、更に今後は紙スリーブの機械も増えますので、場合によってはオランダを凌ぐ工場になる夢を描いています。オランダから様々なことを学び今日に至っていますが、まだまだ入り口にあります。

今年の展示会もきっと学ぶことが多いと思います。
 

2023年10月31日(火)更新

和菓子とお花

近くには府中の青木屋、熊谷の梅林堂など2~30店舗ほどの店を持つ中堅の和菓子のチェーン店があります。ついこの間まではそこに立川の紀伊国屋さんが入っていました。和菓子屋さんを見てみると大手(虎屋さん、鎌倉吉兆庵さん、叶匠寿庵さん等など)になればなるほど大福、吹雪といった足の短い商品は置いていません。せいぜい梅林堂さんのように月に一日だけ予約で受注し大福を販売するのが精一杯です。つまり大手になればなるほど日持ちのない商品は販売していません。
その意味では確実に街の和菓子屋さんとは一線を画しています。大手のチェーン店のお菓子は羊羹に代表されるような日持ちのするお菓子ですので安心して贈り物として利用できることになっています。その意味では大福、茶饅頭、ふぶきを食べたい場合には近所の和菓子屋さんに行くことになります。また、和菓子屋さんの代わりにコンビニがその役を任じています。
以上の事から和菓子屋さんのイメージが大きく変わったことになります。大手和菓子店は工夫を凝らし、叶匠寿庵さんが始められた創作和菓子の世界に生きています。見た目もきれい、更に果物などを多用し、ゼリーなどのお菓子も和菓子の世界に取り込んでいます。
大変な努力を見ることが出来ます。

ある頃、和菓子とお花は同じような歩みがあり、多くの店舗が街にありました。しかし双方次第に数を減らし始め、大手の和菓子店は日持ちの商品を開発し、ギフト市場に乗り出しました。花の場合、大手の生花店も街の生花店もブーケ、アレンジを中心に元々ギフト商品を取り扱っていました。しかし花の場合、日持ちするとは言ってもお菓子のように殺菌などの処理をして日持ちを伸ばす技術はありませんし、そんなことはできません。これから先、生花店の生きる道は一体どこにあるのか、お菓子より開発範囲の少ない生花は生きる道は原則通り「鮮度」で勝負するのがいいと考えています。この分野であればインパックは大いにお役に立つと考えています。
 

2023年09月19日(火)更新

ホームユース市場の将来のために

環境問題、物流の2024年問題、原材料アップ、為替問題、人手不足、切り花生産者の後継者不足

花き産業にあって一見バラバラの上記のテーマを軽視できない時代に入りました。これらの事実は今までホームユースをお薦めし、自らもその一端を担う覚悟でビジネスを行ってきた私自身の将来、それもかなり近未来の大きな解決すべき問題なのです。
つまりこれらの事実は、今までのビジネスではホームユース市場は続かないことを意味しています。

従来、運賃ただ、大分少なくなってきましたが、昨年の「運賃ただ論」の三木谷発言に最初に反応したのは政府でした。これからのホームユース市場あって最も重要なことは各企業の特質、特徴を前面に立てた商品企画であり、商品政策であります。ホームユース商品を扱う企業の企画競争であります。
他社より価格が安い(意味のない価格競争)、運賃はただ、といった一見量販店各位に都合の良いように見える特徴など今後は特徴になりません。本質をよく見てほしいと考えています。本質をよく見るとは歴史的背景、将来構想、商品企画、など十分持ち合わせている企業であるかどうかです。
先ほど触れましたが、量販店と花を収める加工メーカーはパートナーショップで結ばれているかどうかです。花を納める各企業も大きく脱皮しなければいけません。更に時代の先を読めなくてはいけません。

インパックは切り花の加工メーカー様に対しても将来のお話をいたします。量販店の担当者様にも現状と将来(ホームユースの切り花加工)の話をいたします。
インパックは加工メーカー、量販店の切り花担当者、当社の三社でホームユースフラワー業界の健全な発展を作り上げたいと考えています。
 

2023年07月03日(月)更新

物流問題

花き業界でも物流問題は避けて通れません。

2024年問題は大きなテーマを我々に示してくれました。今のままでは農産関連は荷物の36%が運べなくなるとのことです。積み残しされることになれば大変なことになります。


宅急便の運賃が上がりかけたころ、茨木のある量販店様で夏になるとスイカの受注を受け、宅急便で送る手はずになっていました。丁度値上げ交渉の真っただ中のころでした。夕方になっても宅急便が来ません、電話で問い合わせたところ、運賃値上げを認めていただけないところへは引き取りに行けない、とのことでした。

2024年問題は値上げの件は一部です。他にパレット化、台車化などが大きなテーマになっています。トラックへたくさん積むことになると手積み手下ろしとなります。しかし現在大半はそれなのです。農水省は11パレットを推奨しています。パレットでの荷下ろしとなるとウイング車となり、冷蔵輸送とは離れていきます。問題はいくつもありますが解決策もあります。

切り花は温度管理しながら運ぶ。
手作業はやめて機械化(台車の場合リフト、パレットの場合フォークリフト)が必要
コンテナ(折り畳みコンテナでの輸送)と台車などの組み合わせで利用をすることで作業時間の短縮を図る。
などです。

最低限手作業からの脱却が必要となり、積み残しのない環境作りが必須となってきました。
 

2023年06月22日(木)更新

ユーロ

ユーロが動いています。

昨日で155円、20年ほど前の事をどうしても思い出します。120円が長く続いた後、いきなりユーロが動きました。わずか数か月で175円まで行ったと思います。私は為替に対してはほとんど手を打たない状態で今日まで来ています。わずかな経験とベテランの商社マンから伺った「基本長い年月では何もしなくても同じである」、との言を信じ今日まで来ました。
しかしその時はさすがに苦しみました。40フィートコンテナ二台に20台の機械を入れましたが発注時からほんの三か月ほどでユーロが動き、20台の機械が赤字を出すところまで来ました。

今回の155円は単なる通過点で今後もユーロが動くとすれば過去の数字まで行くことになります。そうならないで欲しいと思いますが、こればかりは分かりません。

輸入リスクはこのようなリスクと、昨年、一昨年と続いた荷物の遅延がありますが、単に輸入を行いたい、だけでは難しいビジネスです。先読みを行っていくことが求められています。

 
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