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2023年09月29日(金)更新

結束資材としてのゴム製品

インパックは37年前に花の周辺ビジネスを始めて以来、一貫して切り花の結束はゴムと決めています。当時、結束は紐と決めているところが多くありましたが、次第に花の結束はゴムに切り替えられてきました。当然機械はゴム結束を使用してきました。花の結束は自動機械(花束加工工場)にしろ、手動で動かす機械(タバリン)にしろ、ゴムとなりました。結果、環境対策を見てもゴムは正解でありました。更に指先で結束を解くこともできます。紐結束ではこれらは無理となっています。
ゴムは純正品があります。これはインパックが決めたことです。発売当初多くの苦情が入りました。結束できない、機械が壊れる。ゴムが伸びきってしまう、などです。インパックが純正品といえる理由は以下の通りです。基準を決めています。

 1)ゴムの伸び率が機械適性に適合している。

 2)フレッシュな状態を保ち販売している

インパックは毎月コンテナで指定工場からゴムを入れています。これもフレッシュな状態のゴムを販売するためです。古いゴムの使用は禁物です。機械がすぐ故障します。

以上の事から、たばりんゴムは基準を設け販売しています。結束機(たばりん)は純正品以外の使用は難しいのですが、その多くは古いゴムを使うことによる故障です。

インパックはこれからも基準の明確な、フレッシュなたばりんゴムだけを提供させて頂きます。
 

2023年09月14日(木)更新

ガ―デックスに出品します!

チャコボールの開発者で特許を有する方に販売権を頂き現在に至っています。その昔は炭づつみの名で出ていたことがありました。現在はインパックのチャコボールとなっています。チャコボールはチャコール(炭)ボールを短くしました。

チャコボールの特徴はその特徴の第一は900度近くで焼いているため、とても衛生的です。更に炭状態になってる関係で炭素貯留がなされています。尤もこれは数値的なデータがないため今後、明らかにするつもりです。
また、使用前は乾燥状態なので植え付けに時間がほぼ、かかりません。片手で苗を抑え、あとはチャコボールを流し込むだけです。昨年、一昨年と保育園の園児の皆さんにチャコプランツを作ってもらいましたが、出来ない園児はいませんでした。
園芸用土で現在困っていることは燃えるゴミとして出せないということが問題です。それに対して使用後、燃えるゴミでの廃棄が可能です。特徴は後、二つあります。一つは何度でも繰り返し使用できる事です。今まで育てていたものを廃棄、もしくは植え替える際、チャコボールが容器の中に入っていますが、洗浄(水洗い)、殺菌(お皿に入れ太陽光に充てる、もしくは電子レンジ)で再度使用できます。
最後は長持ちすることです。土中に適当な酸素が混じり、根にとってもいい環境下となっていますチャコプランツは長持ちです。

これらの商品は10月の幕張で開催される展示会に出品いたします。ガ―デックスは10月11日~13日の間です。チャコボール本体とチャコプランツの新製品をご紹介するつもりです。
 

2023年08月01日(火)更新

ブーケマシンアジアで二台目

昨日北海道にいる専務からメールが入りました。

シンガポールの古くからの御得意先様にブーケマシンが決まったとの報告でした。以前からお引き合いは頂いておりましたが、漸く受注に結び付きました。先月も以前からご使用頂いている機械のメンテナンスで出かけたばかりでした。
国内ではブーケマシンは1台しかありませんが、シンガポールでこの機会が決まれば後に続くことも考えられます。更に他の国にも広がるでしょう。今まで中国、マレーシア、シンガポール、などに花束加工機は出ていましたが、いち早く、単品束からのブーケへの移行となりました。ことによるとブーケの将来性は日本より高いかもしれません。素晴らしいご決断です。

今回のブーケマシンはベテランがいりません。一人リーダーがいれば、後の7、8名は全くの素人でも問題なくブーケを仕上げることができます。問題はデザインですが、これも一人上手にブーケを作る人がいて、ブーケの構造を正確に設計図に落とせば、後は機械がやってくれます。時間当たり300~500束できますので、ビジネスユースには最適な機械だと思います。

今から12月の納品が楽しみです。

これから海外の需要が増えてくるでしょう。それらに対応できるよう体制作りは益々重要になります。責任の大きさを実感しています。
 

2023年07月31日(月)更新

チャコモス

今、私の隣の机に5年前の苔がガラスの器の中で育っています。

チャコプランツ(用土:チャコボール、植物:観葉植物など)の一種として、チャコモスという苔の商品を販売しています。

今回インパックの花部門を改め、ピーターラビット™フラワーズを中心に商品化をすることにいたしましたが、苔もチャコボールとの組み合わせでピーターラビット™フラワーズ商品を企画できそうです。ガラスと苔とチャコボール+α(石など)を使い企画に入っています。今から始めても最低6ケ月から1年はかかると思います。ピーターの商品は一定の基準を満たすために、日本、イギリスの双方で許可が必要になります。手間暇がかかっても出来上がった商品にはピーターのマークと「Ⓒ Frederick Warne&Co.2023(例えば)」を付けることで正式なピーターラビット™フラワーズの商品となります。

チャコモスは従来行ったとおりに商品化は可能ですが、ピーターラビット™フラワーズの商品としてのチャコモス、チャコプランツとなるとコンセプト、商品デザイン、パッケージデザイン、販売ルート、価格など思考を一新する必要があります。

やりがいの多い仕事になります。
 

2023年05月01日(月)更新

ペーパースリーブ

今から10年ほど前オランダの展示会ではペーパースリーブがたくさん並んでいました。これからは紙の時代が来る!と確信しました。しかしその後わずかの間にOPPスリーブに戻りました。作り手も使い手も圧倒的にOPPスリーブが使いやすかったのです。同じようなことが数年前にもありました。その時も僅かの後、OPPスリーブに戻りました。

それから暫く経ちましたが、国内でペーパースリーブの販売が佳境に入りました。毎月僅かですが定期的に出荷が始まりました。更に大手生花店でもその採用が決まりました。スリーブの場合表と裏の材質を変えることが可能です。もちろん同じ材質もできます。今回の生産分は裏:クラフト紙・表バイオマスプラステック(10%使用)更にインクはバイオマスインキを20%使用し、ともに植物由来の原料を上記の通り使用しています。機械導入後1年を経てようやく軌道に乗せることができました。

デザイン的に特徴を持つのは、紙面の表に印刷をかけると透明のフィルム側から印刷面が見え今までにない面白い効果を出しています。これから先、花の包装は様々な材質の紙を使用出来、新たな商品を作り出すことが可能となります。ホームユースフラワーの広がりを感じています。

 
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