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We are Flower People の日記
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明日は彼岸のお中日となりますが、真っ赤に咲いていた曼殊沙華も大分色が落ちてきました。この花は秋彼岸を知らせてくれますが、彼岸に入るとすっかり色を落とし、その役割を終えたかのように思えます。
昨晩は始め曇っていましたが、空に月が出るころ晴れ間が広がり、見事な満月を見ることが出来ました。月明りは本当に明るいのだと改めて感じた次第です。昨晩の月は中秋の名月でした。
さて、これからしばらくは薪能のシーズンに入ります。勿論春にも行われますが、秋の方が多いかも知れません。なんでもバブルの時は全国で300程の薪能が演能されていたようです。
私の手元に一枚のDVDがあります。古いものですが、中の物は白黒で、更に古さを表しています。このDVDの中身はお能「融」です。この融の上演された場所は広島の厳島神社の能楽堂となっています。更に満月の晩の薪能なのです。
月明りの元、目の前の海の波のゆれが影となり、舞台にもその波紋を見せています。融の作った塩をたく場所は京の自宅にあり、塩釜をそっくり自分の庭に作り、難波から海水を運ばせ塩を作る場面を再現しているのです。満月の夜の薪能、更に海の上の舞台、演目が「融」と三拍子そろったDVDは私にとって大事なものです。
月明りの下でのお能は、見事な舞台を見せていますが、一度は出かけてみたいところです。
昨日は午後1時から5時まで間、ニューオータニのセミナールームで2020年度と2050年度に社会がどれだけ変化してくるのか、といったような予測をお話しいただけるセミナーが開催されていました。普段ですと丁度ロータリーと重なっていますので参加できませんが、今回はロータリーの例会が休会中でもあり、私は現地へ出かけていきました。
100名以上入るセミナールームはどこにもないような立派な椅子が用意され、4時間ある講義はその椅子のために寝てしまうのではないかと心配していました。私は30分前に着席いたしましたが、いくら待っても来場者が来ません。事務局の方に伺うと、講師の話を聞くのは私一人とのことでした。これは寝る訳にはいかないと思っていましたが、結果取り越し苦労でした。講師の先生の豊かな知識と将来への予測は的を得て、素晴らしい内容になっていました。また我々に予測の付け方をいろいろ教えて頂きました。
どうやらカメラの向こうで聞いている方々は日本能率協会研究所の先生のファンの様でした。ほぼ大手企業の経営者か新規事業の担当役員の方々だったようです。
居眠りの心配は全くありませんでした。
それより、将来有望なビジネス、近いところではコロナの収束はいつか、といった内容は背景を話しつつ、説得力のある内容でした。また、私にとってJFMA会長の小川先生の話が出たことは素晴らしい事でした。先生は長年に亘りCSに関わり、先ごろ日本生産性本部から顧客満足度指数の本が出版され、読み終えたところでもあり、うれしい事実でした。
今回のセミナーはDVDが送られてきますので社内の皆さんに見てもらうつもりです。
今週発刊の花き園芸新聞に、世田谷の花き分析センターが紹介されていました。正確には記事の中にセンター長の宮西さんに名前が出ていたといった方が正しいと思います。
今回の記事がクランチスタイル様の記事でしたが、その中に世田谷の国際花き分析センターとの関わりがあるという記事でした。
私共は大きなくくりでは、包装産業の一角を占めています。それも花き包装業界、更に言えばホームユースフラワー包装業界という事になります。インパックは役員全員が若いころ、食品包装分野でビジネスを行っていました。それも畜産のチルドビーフ関連、レトルト包装分野などで仕事をさせて頂いていました。当時レトルト分野の包装資材メーカーはトップの数社に限られていました。藤森工業、東洋製缶、カイト化学、凸版印刷、大日本印刷などです。このトップクラスのメーカーの特徴は社内に研究所を持ち、レトルト釜を持ち、すべて社内で実験や検査が出来る体制をとっていました。その中でも藤森工業、東洋製缶の両社は群を抜いていました。フィルムの張り合わせ技術、高温に対するフィルム選定等どれをとっても国内を代表していました。レトルト釜は全て本機(ユーザーと同じ大型機)で実験を繰り返し、常に最高品質の商品を送り出していました。私は当時レトルト用のフィルムを三社から購入していましたが明らかに藤森工業の品質は勿論、営業、技術の人たちの対応が違っていました。
素晴らしいものがありました。
一方、生花業界で包装資材を提供する企業はかなりありますが、インパック以外にラボを持ち、生花の品質向上に努めている企業はありません。鮮度保持フィルムを販売している企業もありますが、基準のない中で取り扱いを行っています。またそれらを証明する設備もありません。
私共インパックは藤森工業の研究所を忘れたことがありません。いつか各包装資材メーカーとしてラボを持ちたいと考えておりましたが、ようやく世田谷生花市場内に「国際花き分析センター」を持つことが出来ました。現在インパックの顧問の小國様は元藤森工業の研究所の所長(その後フジモリプラケミカル社長)をお勤めになっていました。40年ぶりにお付き合いが再開しています。
昨日のJFMAのアフタヌーンセミナーは圧巻でした。私は最後の質問の始まったところで失礼してしまいましたが、一度はお尋ねしたい方です。
講師は滋賀の坂崎さんの紹介の様です。南紀グリーンハウス代表の柴崎裕也氏でした。約20年前からエアープランツを栽培・加工し、全国販売を行っています。日本でも同じ植物を扱う方は多いでしょうが、どうやらトップの方の様です。
国内では288坪のグリーンハウスを持ちビジネス展開していますが、バックヤードのあるグァテマラには約20haの農園があるようです。確かにいつでも入荷できる体制があれば、国内の物流センターは少なくて済みます。
また、商品も様々工夫され、土地柄、熊野古道を活用した商品開発をされ、大変売れているようでした。終始にこやかでビジネスがとても順調であることを示し、更に人柄もよい方の様です。
確かに早くからエアープランツに目をお付けになったことは素晴らしいことでした。10年近く前、韓国の生産者とお会いしましたが、たしかこちらも生産の多くは海外に頼っているとのことでしたが、同じところかも知れません。
素晴らしいモデルだと感心するばかりです。
2021年09月22日(水)更新
中秋の名月
明日は彼岸のお中日となりますが、真っ赤に咲いていた曼殊沙華も大分色が落ちてきました。この花は秋彼岸を知らせてくれますが、彼岸に入るとすっかり色を落とし、その役割を終えたかのように思えます。
昨晩は始め曇っていましたが、空に月が出るころ晴れ間が広がり、見事な満月を見ることが出来ました。月明りは本当に明るいのだと改めて感じた次第です。昨晩の月は中秋の名月でした。
さて、これからしばらくは薪能のシーズンに入ります。勿論春にも行われますが、秋の方が多いかも知れません。なんでもバブルの時は全国で300程の薪能が演能されていたようです。
私の手元に一枚のDVDがあります。古いものですが、中の物は白黒で、更に古さを表しています。このDVDの中身はお能「融」です。この融の上演された場所は広島の厳島神社の能楽堂となっています。更に満月の晩の薪能なのです。
月明りの元、目の前の海の波のゆれが影となり、舞台にもその波紋を見せています。融の作った塩をたく場所は京の自宅にあり、塩釜をそっくり自分の庭に作り、難波から海水を運ばせ塩を作る場面を再現しているのです。満月の夜の薪能、更に海の上の舞台、演目が「融」と三拍子そろったDVDは私にとって大事なものです。
月明りの下でのお能は、見事な舞台を見せていますが、一度は出かけてみたいところです。
2021年09月21日(火)更新
秋彼岸
昨日は西立川にある義父のお墓のあるお寺へ出かけました。父の墓は兄が毎度彼岸の前にお花をきれいにしてくれています。私は妻と共に義父の方を掃除に行きます。昨日は彼岸前でありましたが、既にいくつかのお墓にはきれいな花が手向けられていました。
どこの国にもお墓に花を手向ける習慣はあるようです。ロシアでもポーランドでも墓地の近くには花が売られていますが、日本は格別多いようです。スーパーマーケットで販売される花の内、60、70%は墓花、仏花と言われてます。そのような訳で春彼岸、秋彼岸に手向けられる花はかなりの物量になります。昨日出かけたお寺でも彼岸のお中日には花であふれていることでしょう。
また、この秋彼岸でも多くの方が墓地に出かけることになりますが、天候によって大分差がついてしまいます。台風などが来ますととんでもないことになります。雨の場合、出かけることが出来ません。私としては何があっても晴れてほしいと祈る気持ちです。
また、もう一方の問題は全体的に彼岸などに使用される仏花が次第に売れなくなっている現実があります。確かに高齢化の結果です。しかしこの現実は変えることが出来ません。花に関わる私共は新たな需要開拓が必要になると考え、様々な仕掛けをする必要があると考えています。来月から始まる誕生日ギフトはその結果です。
どこの国にもお墓に花を手向ける習慣はあるようです。ロシアでもポーランドでも墓地の近くには花が売られていますが、日本は格別多いようです。スーパーマーケットで販売される花の内、60、70%は墓花、仏花と言われてます。そのような訳で春彼岸、秋彼岸に手向けられる花はかなりの物量になります。昨日出かけたお寺でも彼岸のお中日には花であふれていることでしょう。
また、この秋彼岸でも多くの方が墓地に出かけることになりますが、天候によって大分差がついてしまいます。台風などが来ますととんでもないことになります。雨の場合、出かけることが出来ません。私としては何があっても晴れてほしいと祈る気持ちです。
また、もう一方の問題は全体的に彼岸などに使用される仏花が次第に売れなくなっている現実があります。確かに高齢化の結果です。しかしこの現実は変えることが出来ません。花に関わる私共は新たな需要開拓が必要になると考え、様々な仕掛けをする必要があると考えています。来月から始まる誕生日ギフトはその結果です。
2021年09月17日(金)更新
未来予測
昨日は午後1時から5時まで間、ニューオータニのセミナールームで2020年度と2050年度に社会がどれだけ変化してくるのか、といったような予測をお話しいただけるセミナーが開催されていました。普段ですと丁度ロータリーと重なっていますので参加できませんが、今回はロータリーの例会が休会中でもあり、私は現地へ出かけていきました。
100名以上入るセミナールームはどこにもないような立派な椅子が用意され、4時間ある講義はその椅子のために寝てしまうのではないかと心配していました。私は30分前に着席いたしましたが、いくら待っても来場者が来ません。事務局の方に伺うと、講師の話を聞くのは私一人とのことでした。これは寝る訳にはいかないと思っていましたが、結果取り越し苦労でした。講師の先生の豊かな知識と将来への予測は的を得て、素晴らしい内容になっていました。また我々に予測の付け方をいろいろ教えて頂きました。
どうやらカメラの向こうで聞いている方々は日本能率協会研究所の先生のファンの様でした。ほぼ大手企業の経営者か新規事業の担当役員の方々だったようです。
居眠りの心配は全くありませんでした。
それより、将来有望なビジネス、近いところではコロナの収束はいつか、といった内容は背景を話しつつ、説得力のある内容でした。また、私にとってJFMA会長の小川先生の話が出たことは素晴らしい事でした。先生は長年に亘りCSに関わり、先ごろ日本生産性本部から顧客満足度指数の本が出版され、読み終えたところでもあり、うれしい事実でした。
今回のセミナーはDVDが送られてきますので社内の皆さんに見てもらうつもりです。
2021年09月16日(木)更新
国際花き分析センター
今週発刊の花き園芸新聞に、世田谷の花き分析センターが紹介されていました。正確には記事の中にセンター長の宮西さんに名前が出ていたといった方が正しいと思います。
今回の記事がクランチスタイル様の記事でしたが、その中に世田谷の国際花き分析センターとの関わりがあるという記事でした。
私共は大きなくくりでは、包装産業の一角を占めています。それも花き包装業界、更に言えばホームユースフラワー包装業界という事になります。インパックは役員全員が若いころ、食品包装分野でビジネスを行っていました。それも畜産のチルドビーフ関連、レトルト包装分野などで仕事をさせて頂いていました。当時レトルト分野の包装資材メーカーはトップの数社に限られていました。藤森工業、東洋製缶、カイト化学、凸版印刷、大日本印刷などです。このトップクラスのメーカーの特徴は社内に研究所を持ち、レトルト釜を持ち、すべて社内で実験や検査が出来る体制をとっていました。その中でも藤森工業、東洋製缶の両社は群を抜いていました。フィルムの張り合わせ技術、高温に対するフィルム選定等どれをとっても国内を代表していました。レトルト釜は全て本機(ユーザーと同じ大型機)で実験を繰り返し、常に最高品質の商品を送り出していました。私は当時レトルト用のフィルムを三社から購入していましたが明らかに藤森工業の品質は勿論、営業、技術の人たちの対応が違っていました。
素晴らしいものがありました。
一方、生花業界で包装資材を提供する企業はかなりありますが、インパック以外にラボを持ち、生花の品質向上に努めている企業はありません。鮮度保持フィルムを販売している企業もありますが、基準のない中で取り扱いを行っています。またそれらを証明する設備もありません。
私共インパックは藤森工業の研究所を忘れたことがありません。いつか各包装資材メーカーとしてラボを持ちたいと考えておりましたが、ようやく世田谷生花市場内に「国際花き分析センター」を持つことが出来ました。現在インパックの顧問の小國様は元藤森工業の研究所の所長(その後フジモリプラケミカル社長)をお勤めになっていました。40年ぶりにお付き合いが再開しています。
2021年09月15日(水)更新
エアープランツ
昨日のJFMAのアフタヌーンセミナーは圧巻でした。私は最後の質問の始まったところで失礼してしまいましたが、一度はお尋ねしたい方です。
講師は滋賀の坂崎さんの紹介の様です。南紀グリーンハウス代表の柴崎裕也氏でした。約20年前からエアープランツを栽培・加工し、全国販売を行っています。日本でも同じ植物を扱う方は多いでしょうが、どうやらトップの方の様です。
国内では288坪のグリーンハウスを持ちビジネス展開していますが、バックヤードのあるグァテマラには約20haの農園があるようです。確かにいつでも入荷できる体制があれば、国内の物流センターは少なくて済みます。
また、商品も様々工夫され、土地柄、熊野古道を活用した商品開発をされ、大変売れているようでした。終始にこやかでビジネスがとても順調であることを示し、更に人柄もよい方の様です。
確かに早くからエアープランツに目をお付けになったことは素晴らしいことでした。10年近く前、韓国の生産者とお会いしましたが、たしかこちらも生産の多くは海外に頼っているとのことでしたが、同じところかも知れません。
素晴らしいモデルだと感心するばかりです。
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