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2022年10月06日(木)更新

今、分かった事

先日テレビを見ていたところ、古代ローマの労働時間の話をしていました。

古代ローマ人は午前中だけ仕事をして、午後は自由な時間として楽しんでいいたようです。もっとも古代ローマには奴隷制があり、国民全てと言う事にはならないでしょうが、いずれにしろ市民は生活を楽しんでいたと思われます。

現在の日本にあって週休2日は最低限の基準ですが、これで計算すると104日を休めば法律に触れないことになります。本来ここに休日が入り、年間休日が定められます。また有給完全消化も大きな課題となります。

私個人の話です。当然会社は別です
長い間私は休みのいらない人でした。勿論会社の休日である土日であっても出張などがあれば移動日に当てたり、名古屋くらいであれば車移動は当たり前でした。そのような生活を繰り返しているうち、いつしか土曜も日曜もなくON・OFFのきかない人間になっていました。土日も背広姿でした。休みの重要性を理解していなかったのです。

現在、会社の休みを有効利用しています。若い頃出来なかったことを始めています。休日が心身共にリラックスしてくれることを今になって分かってきました。

これからはより多くの休日、より高い価値創造を目指し仕事を進めていくつもりです。
 

2022年10月04日(火)更新

値上げの時

今最も国を心配しなければいけない時期に来たと感じています。

今月から6,000品目に値上げがあると言っています。それは実行され始めています。10%
~20%の値上げが食品を中心に実行されました。しかし相変わらず、テレビでは値上げを問題視しています。更に国会の先生方も自民から共産党迄値上げ反対論です。尤も彼らは全て選挙対策です。
ヨーロッパでは既に20年以上前にEU域内の通貨が一部の例外の国を除き、ユーロで統一され、自然に物価が上がることになりました。経験的に言えばオランダではギルダーが使用されていましたが、ある日を期してユーロになりました。1ギルダーは60~65円、ドイツマルクは60円くらいでした。ところがしばらくの後、肌間隔で言えば1ギルダー、1マルクはいつの間にか1ユーロになっていました。つまり大幅な値上げがあったのと同じ効果がユーロによってもたらされたのです。7,000円で泊まれたホテルは12,000~15,000円になり、食べ物もランチでも2,000円は普通になりました。オランダでこれですから、イギリスではランチ3,000円になっていました。ビックマックが800円でした。
日本はこのような洗礼を受けずに今日まで来ています。値上げはどうやら悪になっています。しかし値上げをさせない人たちは決して悪人ではありません。一人一人は消費者の為にいいことをやっています。しかし結果「悪」を生んでいることを知らないといけません。
国会議員の先生方も選挙民に対していい顔をするのではなく、日本の将来の為、どんな手を打つのか示す必要があります。
今のままでは所得も上がりません。国家の姿を明確にしてほしいと考えています。
インパックはスリーブの値上げ、メンテナンス事業の更なる有料化、などを通してお得意先様にご理解を頂くよう日々営業努力が続けられています。これらの活動はインパックの為にやっているのではありません。紛れもなく国家のための値上げ活動です。
 

2022年10月03日(月)更新

思い出

昨年尊敬する方が亡くなりました。慶応大学名誉教授の榊原清則先生です。お亡くなりになる直前までご病気を戦っておられました。大変な精神力をお持ちの方でした。

先生との関係は37年ほど前に遡ります。先生は当時一橋大学の助教授をお務めになっておられました。私が日頃考えていたホームユースフラワーの世界を作りたいと書いた2,000字程度の文書をお読みいただき、是非頑張ってははどうかと励まされ、その後先生は日本を離れ、ハーバード大学で研究生活を行っていました。その年の暮れに先生からお電話を頂き、アメリカのスーパーの花事情を聞かせてもらいました。6カ月後には日本にも飛び火するから準備をしてはどうかとアドバイスを頂きました。
翌年あろうことか、スーパーダイエーが碑文谷店でホームユースの花を販売し始めました。先生のお話の通りになったのです。先生はその後、スタンフォード、ロンドン大学で研究生活を続けておられました。先生から時々手紙を交換しようとお話を頂き、始めは手紙でしたが、最近はE-Mailになっていました。それでも一年にわずかですが手紙のやり取りは続けていました。
昨年1月、先生からお電話を頂き、インパックの展示会に行きたいとのことでした。2月のSMTS(スーパーマーケットトレードショー)です。確かに30年以上招待状をお送りしていました。「一回くらいは行かないとね」とのことでしたが立川から幕張までお越し頂きました。

何事にも不十分な私に「よく頑張っている」と言われたことが私の生きがいとなっています。

2022年09月29日(木)更新

ブーケの時代

私はブーケが量販店の大きな商品になることを夢見ています。

今から25年ほど前、オランダでのスーパーの花売り場では今の日本と同じく一束5~10本の花束が中心でした。つまり今はブーケが商品になっていますが、当時のオランダのスーパーでは価格帯の高いブーケは販売されていなかったのです。

しかし量販店もブーケメーカーもいつか1束700円から2,000円位までのブーケを販売する計画を持ち、その準備を進めていました。町中にはフローリストによる生花店とスーパーのフラワーショップが併存し、フローリストは高級品を販売し、一方フラワーショップは街角に比較的安価なブーケを販売していました。しかし量販店が次第に花の販売を増やし、少しずつその影響力を高めていた時です。
ついにアルバートハインは大手ブーケメーカーと話がまとまり、花売り場にブーケを投入し始めました。しかしこの時のブーケ販売はうまくいかず、ブーケメーカーもその力を落としていきました。しかし双方あきらめず2度、3度の挑戦を経て、現在では量販店、ガソリンスタンドでブーケが大量に販売されています。1,000円から2,000円くらいです。

現在、日本の量販店花売り場は変化の時に入る直前と考えています。その意味では顕在化していません。しかしブーケを販売するはずの生花店は20年前から見ると件数が半減しています。ブーケを買う場所が半分になっています。更に中にはブーケ用の花材を置いていない生花店も出てきました。
つまり消費者側から見ると自由に、いつでも適正価格のブーケを購入することが出来なくなり始めています。仮に量販店花売り場にあらかじめ用意されたブーケが販売されることになればかなり消費者の側も便利になります。
コストコの花売り場は1,000円から2,000円の商品が並んでいます。ホームユースの花は300円前後の花しか売れないのではなく、購入する場所がないのではないかと考えています。
勿論これからも様々実験を繰り返す必要がありますが、いよいよその時期に来ていると考えた方が自然ではないかと考えています。

ブーケの顕在化はすぐそこに来ているのです。と言うのが私の考えです。
 

2022年09月28日(水)更新

ヤモリ、昨日が最後かも

スッカリ朝晩涼しくなってきました。昨日は珍しく玄関のドアにヤモリが現れませんでした。ヤモリは寒くなると家のどこかの隙間で冬を越すそうですから、ことによると家の何処かに入り込んでいるかもしれません。一昨日に夕方、玄関から5mほど離れた場所の落ち葉を掃いていたところヤモリが落ち葉の間から顔を出し、慌てて逃げだしました。トカゲの一種の様ですがよく見かけるニホントカゲと違い姿も、動きも大部ゆっくりです。

一昨日の夕方見かけたヤモリは夜になると8時過ぎに玄関に戻ってきました。多くの場合玄関の明かりを消すとどこかに行ってしまうのですが、その日は明け方4時過ぎまで玄関にいました。数日前にも同じように玄関の明かりを明け方まで付けていましたがその日もヤモリは朝まで玄関にいました。きっと明るい場所に虫がやってきますから長くいるのでしょう。
いずれにしてもいろいろな虫を食べてくれるところからヤモリは愛されているのかもしれません。

クワガタは19度以下になると動きがめっきり悪くなり、冬眠の準備を始めますが、きっとヤモリも同じように温度により夜の活動が少なくなり、いずれ冬の間はじっとしていることになります。毎日見ていたので少しばかりさみしくなります。
 
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