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We are Flower People の日記
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今月初め、オランダの農務参事官の事を書きました。もっと話したい人でしたが任期を全うしオランダへ戻っていきました。
同じ8月今度はエチオピアの商務官の方も任期が終了しエチオピアへ戻るという事をお聞きし、早速お会いしました。バラやコーヒーの事など親身に相談に乗って頂きました。
仕事上の決まりではありますが、日本を離れることは残念なことです。
二人の共通の出来事はやはりコロナです。オランダの参事官とは沖縄へ出かけることが叶いませんでした。残念なことです。また、エチオピアの方とは展示会でもっと互いにバラを攻めたかったのですが、思うようになりませんでした。これらは全てコロナによることでした。私も残念なことでしたが、彼らも思うようなことが出来ず、つらかったともいます。
また、折角日本での生活です、自由時間の時などはもっと日本を知りたかったに相違ありません。特にこの二年近くは旅行すらままならない様でした。私としても、もっと日本を知って欲しかったと考えています。
今後日本に来られる外交官の皆さんとは仕事は勿論ですが、日本をもっと知って頂く機会を作るつもりです。せっかく日本に来て今回の様なことのないように、様々協力して参ります。
オリンピックが始まるまで、コロナ下で無理無理行なわなくてもいい、といった声もあり、楽しみにしているという人もあり、いったいどうなるのか想像も出来ませんでしたが、開催に向け、IOC、菅総理の発言から開催に向け一気に動き始めました。始まってみると、この巨大なイベントで開会式に始まり、すべての競技などが順調に進んでいるのを見て、あらためて長い時間を掛け、周到に準備されて来たことを思い知らされました。
オリンピックで花業界が直接関係する事としてはビクトリーブーケがあります。いくつかの問題がありましたが、関係する方々のご努力で、当初ビクトリーブーケは使用しないという方向から表彰式に使用されることに流れが変わりました。
実際、オリンピックの表彰式で選手たちがメダルと共にブーケを受け取る姿を見ると、実にいい姿だと感心致します。素晴らしい光景です。
ヒマワリを中心にした、いかにも夏のオリンピックにぴったりのビクトリーブーケです。
日テレ24のニュースでビクトリーブーケの制作現場が放映されていました。
小ロットの印刷ではオンデマンドでの印刷は紙やラベルなどはかなり早い段階でスタートを切り、今では普通になりつつあります。
更にグラビアの世界が中心の包装材料も数年前から本格的な機械が生まれ、今日に至っています。当時一社であったデジタル印刷機の世界でしたが、現在では複数の有力印刷機メーカーが誕生しています。初期のころからのデジタルプリンターを導入した企業は現在では複数台の機械を所有しデジタル時代の旗手として発展しています。
一方花のパッケージを専門に進めるインパックは従来グラビア印刷、フレキソ印刷で多くの印刷物を製作して参りましたが、小ロット対応の多い花き業界にあって、グラビア印刷は最低数量の確保は中々難しい話になっていました。今後デジタルでの印刷が可能となるとロット問題、印刷の色数等一気に解決していきます。また、版代の問題は常に付きまとう事柄となっていました。しかしデジタルのダイレクト印刷はお得意先を選ぶことなく、プロセスの経費を初期にいただくだけで版代の問題を解決することになります。
小ロット、版代、色数等、今までは問題であった事柄が問題ではなくなることになり、花き業界の発展に寄与することが出来ます。
花き業界における、印刷のデジタル化によるフルカラーの時代は、ほんの僅か先の話になってきました。
昨日、幹部の報告を聞きながら、花き業界にとって最も重要な点は何かと考えてみました。生産、加工、販売とありますが、そのどれをとっても重要なことですが、前提となるのは切花の鮮度です。
しかし現状、花を流通する過程で、如何に鮮度が重要と意識して取り扱っているかは、かなり問題と言えます。物流場面での保冷車の率、更には卸売市場での温度管理、配送のトラックの保冷比率等、挙げればきりなく出てきます。
さらに重要なことは加工メーカーや生花店での温度管理です。恐らく理想形としては三温度帯が必要になります。
0.5℃は販売、加工前に入れる冷蔵庫の温度です。切り花の0.5℃は海上コンテナでの温度帯を見れば明らかです。エクアドル - ヨーロッパ間、ケニア - ヨーロッパ間の温度は0.5℃に設定されています。それで20日間は飛行機より温度時間値が低くなる時もあり、船の方が安全と捉えられています。
5℃は出荷前の保管用の温度帯です。この温度は輸送用のトラックとほぼ同じでダメージを最小限にとどめることになります。
15℃は花束加工場の温度で、かつ人が働く場所です。また、15℃はボトリチス菌の繁殖を防ぐ温度で、この温度以下ではボトリチスの菌は繁殖しません。
以上の様に、切り花を保管・加工するにもそれぞれの温度帯があり、各段階に応じた温度帯にする行為が結果、鮮度を生んでいきます。
国内の生花卸売市場では新社長が誕生しています。
生花の将来が明るく発展するのではないかと、考える者にとって素晴らしい出来事と捉えています。
卸売市場の将来は考える人にとって、様々な憶測がされていることでしょう。しかし生産者と消費を結ぶ以上、そこに卸の存在は不可欠というのが私の考えです。勿論、従来のままの発展はありません。それ故、在宅セリシステムやセリ時間の変更等、様々な仕組みが取り入れられています。またその変化は今後も続いていくのでしょう。
国内の生産者は確かに小規模の方が多く存在しています。しかしその数は10万人を超え、総生産量は35億本をこえています。さらにその品質の良さはどこにも負けません。
また、今後販売面から様々な変化が出てきます。最近のサブスクはその好例です。更にギフトが増えることも考えられます。また、本命である量販店の花ビジネスが大きく変化することがあれば、生産から卸、販売まで全てが変わることになります。
花に関係する私たちはその日に備えていく事が重要です。
2021年08月19日(木)更新
コロナが残したもの
今月初め、オランダの農務参事官の事を書きました。もっと話したい人でしたが任期を全うしオランダへ戻っていきました。
同じ8月今度はエチオピアの商務官の方も任期が終了しエチオピアへ戻るという事をお聞きし、早速お会いしました。バラやコーヒーの事など親身に相談に乗って頂きました。
仕事上の決まりではありますが、日本を離れることは残念なことです。
二人の共通の出来事はやはりコロナです。オランダの参事官とは沖縄へ出かけることが叶いませんでした。残念なことです。また、エチオピアの方とは展示会でもっと互いにバラを攻めたかったのですが、思うようになりませんでした。これらは全てコロナによることでした。私も残念なことでしたが、彼らも思うようなことが出来ず、つらかったともいます。
また、折角日本での生活です、自由時間の時などはもっと日本を知りたかったに相違ありません。特にこの二年近くは旅行すらままならない様でした。私としても、もっと日本を知って欲しかったと考えています。
今後日本に来られる外交官の皆さんとは仕事は勿論ですが、日本をもっと知って頂く機会を作るつもりです。せっかく日本に来て今回の様なことのないように、様々協力して参ります。
2021年07月26日(月)更新
ビクトリーブーケ
オリンピックが始まるまで、コロナ下で無理無理行なわなくてもいい、といった声もあり、楽しみにしているという人もあり、いったいどうなるのか想像も出来ませんでしたが、開催に向け、IOC、菅総理の発言から開催に向け一気に動き始めました。始まってみると、この巨大なイベントで開会式に始まり、すべての競技などが順調に進んでいるのを見て、あらためて長い時間を掛け、周到に準備されて来たことを思い知らされました。
オリンピックで花業界が直接関係する事としてはビクトリーブーケがあります。いくつかの問題がありましたが、関係する方々のご努力で、当初ビクトリーブーケは使用しないという方向から表彰式に使用されることに流れが変わりました。
実際、オリンピックの表彰式で選手たちがメダルと共にブーケを受け取る姿を見ると、実にいい姿だと感心致します。素晴らしい光景です。
ヒマワリを中心にした、いかにも夏のオリンピックにぴったりのビクトリーブーケです。
日テレ24のニュースでビクトリーブーケの制作現場が放映されていました。
2021年07月19日(月)更新
花き業界におけるデジタル印刷の価値
小ロットの印刷ではオンデマンドでの印刷は紙やラベルなどはかなり早い段階でスタートを切り、今では普通になりつつあります。
更にグラビアの世界が中心の包装材料も数年前から本格的な機械が生まれ、今日に至っています。当時一社であったデジタル印刷機の世界でしたが、現在では複数の有力印刷機メーカーが誕生しています。初期のころからのデジタルプリンターを導入した企業は現在では複数台の機械を所有しデジタル時代の旗手として発展しています。
一方花のパッケージを専門に進めるインパックは従来グラビア印刷、フレキソ印刷で多くの印刷物を製作して参りましたが、小ロット対応の多い花き業界にあって、グラビア印刷は最低数量の確保は中々難しい話になっていました。今後デジタルでの印刷が可能となるとロット問題、印刷の色数等一気に解決していきます。また、版代の問題は常に付きまとう事柄となっていました。しかしデジタルのダイレクト印刷はお得意先を選ぶことなく、プロセスの経費を初期にいただくだけで版代の問題を解決することになります。
小ロット、版代、色数等、今までは問題であった事柄が問題ではなくなることになり、花き業界の発展に寄与することが出来ます。
花き業界における、印刷のデジタル化によるフルカラーの時代は、ほんの僅か先の話になってきました。
2021年07月07日(水)更新
やはり鮮度!
昨日、幹部の報告を聞きながら、花き業界にとって最も重要な点は何かと考えてみました。生産、加工、販売とありますが、そのどれをとっても重要なことですが、前提となるのは切花の鮮度です。
しかし現状、花を流通する過程で、如何に鮮度が重要と意識して取り扱っているかは、かなり問題と言えます。物流場面での保冷車の率、更には卸売市場での温度管理、配送のトラックの保冷比率等、挙げればきりなく出てきます。
さらに重要なことは加工メーカーや生花店での温度管理です。恐らく理想形としては三温度帯が必要になります。
0.5℃は販売、加工前に入れる冷蔵庫の温度です。切り花の0.5℃は海上コンテナでの温度帯を見れば明らかです。エクアドル - ヨーロッパ間、ケニア - ヨーロッパ間の温度は0.5℃に設定されています。それで20日間は飛行機より温度時間値が低くなる時もあり、船の方が安全と捉えられています。
5℃は出荷前の保管用の温度帯です。この温度は輸送用のトラックとほぼ同じでダメージを最小限にとどめることになります。
15℃は花束加工場の温度で、かつ人が働く場所です。また、15℃はボトリチス菌の繁殖を防ぐ温度で、この温度以下ではボトリチスの菌は繁殖しません。
以上の様に、切り花を保管・加工するにもそれぞれの温度帯があり、各段階に応じた温度帯にする行為が結果、鮮度を生んでいきます。
2021年07月05日(月)更新
花き卸売市場の将来
国内の生花卸売市場では新社長が誕生しています。
生花の将来が明るく発展するのではないかと、考える者にとって素晴らしい出来事と捉えています。
卸売市場の将来は考える人にとって、様々な憶測がされていることでしょう。しかし生産者と消費を結ぶ以上、そこに卸の存在は不可欠というのが私の考えです。勿論、従来のままの発展はありません。それ故、在宅セリシステムやセリ時間の変更等、様々な仕組みが取り入れられています。またその変化は今後も続いていくのでしょう。
国内の生産者は確かに小規模の方が多く存在しています。しかしその数は10万人を超え、総生産量は35億本をこえています。さらにその品質の良さはどこにも負けません。
また、今後販売面から様々な変化が出てきます。最近のサブスクはその好例です。更にギフトが増えることも考えられます。また、本命である量販店の花ビジネスが大きく変化することがあれば、生産から卸、販売まで全てが変わることになります。
花に関係する私たちはその日に備えていく事が重要です。
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