大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2024年07月03日(水)更新

新たな選別機の時代

今、オランダの機械メーカーで花の選別機の世界でトップを走っている企業があります。昔からバラの選別機を作ってはいましたが、長さ選別のみでした。これは今の日本では最もシンプルな菊選別機がそれに当たります。
しかし今から20年以上前にバラの自動選別機を作り世界に売り出しました。売り出して間もなく日本の生産者がその機械を購入しご使用いただきましたが、残念なことに継続されずにその事業は終了しました。バラ選別機はバラの花の根元を支えるため、傷がつくことがよく言われましたが、オランダではよく売れました。オランダと日本では品質の考え方が異なっていたかもしれません。
しかし10年ほど前、画期的な選別機を作りました。花を機械の周りを3/4周させ、その間に長さ、花のつき方、茎の曲がり方などをセンサーで読み取りその後、10本単位で結束し。コンベア上に載せる機構はバラ選別機を同じでした。しかし、機械に一本、一本セットする方法が違いました。バラの場合は花を持つのですが、今回の選別機は茎の先端を掴んでいくのです。それも1時間に8,000本掴みます。花を掴むのと、茎の先端を掴むのとの差は、茎を掴むことで花の品種を選ばなくなったことです。どんな花でも可能となりました。これにより、選別機メーカーは高機能の分野に入っていきました。
1時間に8,000本選別が可能です。花の種類を選びません。チューリップなどはオランダでも盛んに生産され、20、30ヘクタールの規模の生産者が多くありますが、まずはそこから普及が始まりました。ただ、チューリップの場合出荷時の花は葉で隠れているため、選別が出来ません、この場合の選別はX線選別で行い、茎が伸びる前に選別を行えることになりました。これも1時間当たり8,000本です。
この選別機は何処も高機能ですが。茎に選択を掴む技術は大変優れています。これらの機械は現在オランダですが、既にコロンビアに入り、恐らくアフリカにもアジアにも入るでしょう。また、彼らは従来の技術を駆使して次の分野(野菜)にも入ろうとしています。

15年以前工場の端に置いてあった1台のテスト機が15年を経て花が咲きました。先日のZOOM会議では社長を中心に大いに力がみなぎっていました。
 

2024年07月02日(火)更新

古い友

昨日の午後二人のオランダ人が来社されました。そのうちのひとりはインパックの名刺を持ちオランダで活躍頂いている人です。随分仲が付き合いになりました。恐らく35年になります。初めは機械メーカーの工場長でした。退職後、用土(ピートモス)のメーカーに移り、その会社を定年で辞めた頃から直接お付き合いが始まりました。
今ではオランダから出荷される機械の確認等仕事上のいいパートナです。また、この二十年以上インパックの社員がオランダに出かける度、車を出して頂き、何処にでも出かけてくれました。
取引先は勿論、展示会ではオランダ国内は遠近案内をしてもらいました。ドイツのIPMなどはいつも車で出かけました。何時しか家族の付き合いになり、日本の着た時は会長宅に来てもらいました。我々が行くと家に案内いただきました。
元々技術者でしたのでインパックの機械についてはなんでも知っています。我々も相談します。戦争の話など微妙な話も普通に話せるようになりました。

長い付き合いの中でインパックの若い社員の多くがオランダに出かけた時、彼にお世話になった経験をもっています。昨日も旧交を温めていました。
 

2024年07月01日(月)更新

能登の事を書かせて頂きます。

能登の事を書かせて頂きます。

珠洲市、輪島市、能登町などは奥能登と言われています。インパックのある志賀町、穴水、七尾市辺りは中能登と呼ばれています。
ご承知の通り今回の被害は奥能登、中能登の志賀町に震度7が来ました。現在復興住宅などを盛んに立てています。7,000戸予定と言われていますが、現在70%ほど完成しているとのことでした。最近のニュースで気になるのは、どうやらその復興住宅に住む人たちの組織がなく日々の生活に支障をきたしているとのことでした。
年配の方が一人住宅で生活していると、おそらく身体の状態にもよりますが、自分では何も出来ない方もいるかもしれません。このような場合。周り近所での助け合いが必要になるでしょうが、ほぼ初めて見る方々ではよほどのことがない限り、声掛けが行われません。出来ればお隣からと言う事になりますが、それも難しいようです。
なんでも行政にというつもりはありませんが、自治会には行政が関わらないと言う事の様です。入り口のところは手を差し伸べて丁度よいと思います。近所同士ももう少し近づくことは必要でしょう。

インパックの事ですが、お陰様で仕事は確実に復旧いたしました。あとは壊れた内部の改修と壊れた隔壁の修理、外壁の取り換え作業などがあり、これらは後8か月ほどかかり、来年2月には完成する予定です。多くの方々の応援でここまで来ました。感謝申し上げます。
 

2024年06月27日(木)更新

無事故・無違反・無災害

今朝早く会社に来て間もなく、若い一人の社員が身支度を整え「行ってきますと」出かけていきました。専務と同行で栃木のお客様に出かけていきました。うしろの黒板を見ると別の営業チームの二人は鎌倉の様です。恐らく他の営業所でも多くの社員の皆さんが、今まさに、出かけるところかもしれません。
以上はインパックの日常で毎日の光景です。尤もこのようなことは日本中、世界中の会社で繰り返されているでしょう。
この様なことは連日繰り返されますが、特に朝早い場合は恐らく自分での行動計画の結果でしょう。専務を連れていくのは大きな商談があるかもしれません。色々想像しますがキリがありません。毎朝、アルコールチェックは全員がやっていますがそれでも心配です。
申し上げたいのは無事に帰ってきてほしいと思うのみです。商談も大事、何もかも大事ですが、無事故・無違反・無災害だけはこれからも守り続けて行きたいと考えています。それでも一年に何度かは今までは小さな事故や、違反があります。工場でも元旦にはこれ以上の災害はないほどの被害がありました。
私共の様な会社は無事故・無違反・無災害が大きな価値となります。さらに車での移動は日常です。毎日が危険にさらされています。

社員の皆さんの安全を心から祈っています。
 

2024年06月26日(水)更新

エンジン音

しばらく前の話です。水素のボンベをコンビニで売る時代が来る。それを購入し水素エンジンの車の燃料にする。何か夢のように感じました。
ご承知の通り水素エンジン車の廃棄ガスは水蒸気(水)だけしかありません。それだけに環境には最も優しいエンジンと言われています。確かに水だけが出るのであればそうなります。
一時期ヨーロッパもアメリカも一気に電気自動車になると言われ世界中の自動車メーカーがその開発に勢いをつけていました。勿論今でもその傾向は強いのですが、ドイツのBMWとトヨタはその開発を続けていました。6年ほど前トヨタはアスカを出し水素エンジン車の先鞭を付けました。今また、トヨタはクラウンに水素エンジンを乗せた新車を先ごろ発売しました。
今回相談役がそれを購入しましたが、今その車は私が載っています。随分快適な車です。エンジン音はほとんど聞こえず。聞こえてくるのはエアコンの音だけです。不思議な感じがします。
先週木曜日ホテルの駐車場に私の後に行ってきたロータリークラブの仲間がイタリアの車に乗っていました。そのエンジン音のすごさは普通ではありません。腹の底に響き渡りました。車に乗る楽しみの一つはエンジン音です。ヨーロッパの車はみんな音が違います。それを聞くのも楽しみです。

電気自動車も水素エンジン車も、車に乗る際の大きな音の楽しみは全くありません。それでも環境問題は大事なことになります。
 
«前へ 次へ»
<<  2024年11月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

バックナンバー

<<前月翌月>>
2024/11/22(金) 12:00
小さな会社の出来る事
2024/11/21(木) 09:00
フローラルイノベーション
2024/11/19(火) 09:00
今こそ立ち上がる時!
2024/11/18(月) 09:00
まとめ方は力
2024/11/15(金) 09:00
フットケアはありがたい
2024/11/14(木) 09:00
靴磨きは一つの楽しみ
2024/11/13(水) 09:00
フラワービジネスノート~花研手帳(A5判)
2024/11/12(火) 09:00
オランダ出張
2024/11/11(月) 09:00
早い復興を!
2024/11/08(金) 09:30
社員の皆さん!
2024/11/07(木) 09:30
果物の消費量
2024/11/06(水) 09:00
英一蝶
2024/11/05(火) 08:30
横浜優勝