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2024年02月07日(水)更新

能登の状況(5)です。

私どもの能登事業所はスリーブ生産としての工場部門と出来上がった商品や関連する結束ゴム、容器の出荷などを行う物流部門から成り立っています。
今回の震災では、その両方の部門が被害を受けました。こちらは仕事の関係もあり、今日まで復旧に努めて参りましたが、お陰様で物流部門の復旧は順調に進み、工場も復旧の見込みが立って参りました。
しかし工場は生産の場、物流の場であると同時に生活の場でもあります。上下水道、電気、ガスなどがそれにあたります。幸い電気は切れることがありませんでした。問題は能登半島全体の話ですが水道が中々復旧しない状況にあります。更に下水も併せて復旧が待たれます。
水道であれば流し、トイレ、更にそこには下水道も同時に復旧しなければなりませんが、そう遠くないうちに解決すると考えています。
前述の通り工場は生産、物流の場ではありますが、40名近い人たちの生活の場でもあります。トイレもそうですし、調理場もそうです。多くの従業員の皆さんが上下水道の復旧を全員待っています。
幸いなことに志賀町に住む社員から水道が通じ、風呂にも入れるようになった話も聞きました。大変喜んでいました。

もうそこまで来ている様です。1日も早い復旧を望みます。
 

2024年02月06日(火)更新

ブーケの時代

さて、ブーケのお話です。
何度か話していますが、ブーケはテーブル上の場合、バラ、チューリップ等20本くらいが基本となるでしょう。
先ごろに日本リテーリングセンター(ペガサスクラブ)の新春セミナーが開催されました。
インパックは能登の復旧に当たっている専務以外の役員が4名で参加いたしました。

今回のスピーカーでメインの部分をお話された桜井先生は10年も前から花は1,000円と言い切っておられました。今も変わりません。今回は花の事ではありませんが、1,000円の商品が売れ筋となった時、上は3,000円の商品も可能になると話されたそうです。この話恐らく花にも通じます。
今のスーパー店頭の花に置き換えれば、1,000円ブーケが行ければ、上は3,000円のブーケも売れるということになります。昔のオランダのケースです。750円のブーケが中心となるときがありましたが、この時の上は約2,000円でした。中間に約1,200円の物がありました。ざっくりで言えば3倍です。更にフランスのスーパーでも3,000円のブーケが並んでいましたが、売れ筋は1,000円でした。
日本でこれが出来ないのは売れ筋が398円だからです。それも以前の398円とは異なり、本数が確実に1本減っています。ボリューム感がありません。この価格帯を続けるのは大変な努力を要します。しかし互いに良かれと思って進めている行為が、ことによると問題を先送りしていることになってはいないでしょうか、問題とは花産業の健全な発展です。今やホームユースは当たり前になってきました。その時代に35年前と同じ行為の繰り返しは大いに問題です。3束1,000円をやめられないのであれば、花は別売り場を用意する必要があります。
1束1,000円、3,000円のブーケを商品にするには、今までのホームユースの概念は通用しません。
新たなホームユースフラワーの世界を作るのに、大きな努力が必要となります。

2024年02月05日(月)更新

断髪式

昨日は9時から22時まで外出していました。この日は元大関の栃ノ心の引退の大相撲とその中で行われる断髪式に参加してきました。夕方からは大きなパーティーになっていました。白鵬、朝青龍も参加されていました。

今回参加させて頂き理解できたのは、栃ノ心は単なるジョージア出身の力士ではなく、ジョージアでほぼ英雄扱いされている力士ということでした。どうやら現役時代は国を挙げ応援をしていたようです。尤もジョージア出身の力士の中で小結黒海、前頭の臥牙丸で人気が出たところに栃ノ心が登場し、怪我をして幕下まで落ちたものの、不屈の精神でその後大関まで登り詰めたことはジョージアの人であれば誰でも知る話でした。
今回の引退、断髪式にはジョージアからスポーツ相の副大臣や、ジョージア大使はじめ著名人、更にはジョージアの有名なコーラス隊、ダンスチーム等ジョージアの文化を感じさせる人達も数多くいらしてました。それも全部国費で来日されたそうです。日本であまり知られていなかったジョージアの名を高めた功労者という扱いです。

今回、ジョージアの大使の計らいで断髪式に参加して参りました。栃ノ心とは復活祭でよくお会いしていましたので初めてではありませんでした。多くの人が参加し、最後に春日野親方が髷を全て切り取られ断髪式は終了し、その後幕の内の力士による大相撲が始まりました。
今回伝統的な行事に参加させていただき少々感激致しました。
 

2024年02月02日(金)更新

ホームページの重要性

1月31日午後5時のNHKニュースで能登半島地震のことについて取り上げられていましたが、その中で全国に向け出荷する石川県内の企業の中で、特定品目においてシェアの高い企業の紹介がされていました。それはその企業が出荷できない環境では多くのユーザーが仕事が出来ず困っているという角度の放送でした。
水産物製造会社、カレンダーの印刷会社、花の袋の製造会社(インパック)の三社を取り上げ、現状と復旧状況をご説明頂きました。インパックの部分では出荷は既に始まり、生産は二月に始まるということをお話しいただきました。確かにその通りです。

この番組をご覧いただいた皆さんから生産の復活に大いに喜んでいただきました。さすがにテレビの影響の大きさを改めて感じた次第です。

今回再確認したことがありました。今回の能登半島の震災の後4日にはホームページに第一報を乗せました。この時も大きなご評価を頂きました。ご迷惑をお得意先様にかけることになるのは明白でした。ただその中で出来るのは、正確な情報をお伝えする事です。これからもホームページ(10日に1回)とブログ(毎週)を通して皆様に能登情報をお伝えして参ります。

よろしくお願い申し上げます。



*このニュースはNHK+で2/6まで視聴可能です。
 

2024年01月31日(水)更新

能登事業所の状況(4)

能登の状況です。
能登の震災から一ヶ月が経ちました。

復旧と復興とありますが、現在は復旧の段階です。落ちた壁(瓦礫となっています)を整理し外に積み上げています。更に天井も同じように宙づりになっているもの、更には完全に落ちたもの、天井裏の配線や、ダクトの張替えと天井の板の処分を行い、近く天井は完成する予定です。そうなれば機械類の動作確認が行われ、問題がなければ生産へと進む事が出来ます。
ここは大変な進歩でした。工場の復旧が進めばあとは外壁に注力ですます。大きな穴があき、それらも緊急処置は中が見える環境にありましたが。

基本的には物流倉庫ではそれらを整理し廃棄と良品とに分ける作業を続けています。ただ幸いなことにお隣の工場に併設する倉庫をお借りすることが出来、現在は商品の移動中となっています。

この後、建物修理となりますが、シャッター、壁など時間をかけ修繕していくことになります。ご心配を頂いておりますが復旧作業は順調に進められております。

ありがとうございます。
 
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