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2024年05月22日(水)更新

ドメイン

インパックの向かう方向はインパックの社員であればだれでもわかっていることです。
「インパックは、花の消費拡大に貢献する商品・サービスを開発・提案・提供し続け、花き業界の全てのプロセスでゆるぎない信頼を勝ち得る会社となります。」これはインパックのビジョンです。誰でもわかっていると多少大きな声で言えるのは毎朝の朝礼で唱和を行い、恐らく皆さん暗記しているのではないかと考えています。このビジョンが出来て10年は経っています。
このビジョンはある時インパックの将来を考える10名ほどのプロジェクトから出てきました。私は今の仕事を考える時、明らかにその線に沿って進めていると考えていますが、その前提となるのは35年前、ロンドン大学で研究生活をされていた榊原清則先生のお書きになったドメインの本でした。私は仕事には戦略的事業領域があって、初めて一歩を踏み出せると感じたものでした。現在インパックの場合は何処へ進むかが明らかです。花き業界全てがその対象ではありました。ドメインはある程度広い方がいいのですが、インパックの様な小さな会社は絞り込みも重要です。同じ花き業界であっても私たちはホームユース市場をその領域と致しました。そのなかで出来ることは全部やると決めました。その意味では装飾用の花はインパックの仕事ではありません。小さなブーケがインパックの仕事です。おまけにスーパーで販売される花ですから価格も適性でなくてはいけません。生産段階は一見インパックとは関係ないように見えますが、最近のスマートフラワーは確実にインパックの仕事です。結果生産者の皆さんの所へも伺う事になります。
この様に色々明確になりましたが、その元は全て榊原先生のドメインにありました。まだお若く、亡くなる様なお齢ではありませんでしたが大変残念なことになりました。来月26日で先生がお亡くなりになって丸三年が経ちます。
 

2024年05月21日(火)更新

ペーパースリーブ

過日、母の日にペーパースリーブをご使用いただけるお得意先様が数社あるとお話させて頂きました。確かに事実ではありますが、いくつかの反省点も出てきました。見た目にペーパースリーブとは分からなかった、というのがその理由でした。これから更にデザインやサイズの検討も加える必要があります。
ペーパースリーブは母の日を経て、いくつかのお引き合いを頂き始めました。それぞれ影響力の大きな企業です。大いにご使用いただきたいと考えています。その際、今回の反省点を更に追求し、大きなご満足を頂けるようにすることが重要です。
せっかく紙の様に従来とは異なった素材を使用するのですから、一層その特徴を引き出すことに意味を持たせる必要があります。環境問題も重要な要素です。現在、環境への対応を取り上げないことは少々問題です。その点、紙の使用は最初から解決しています。更に水処理の問題もあります。スリーブですから素材はともかく底も抜けています。しかしこれからはそこに水を溜められるものにする必要が出てきました。それにより新製品の可能性が倍にも三倍にも膨らんできます。
機能を持たせるのです。それに加え、グラフィックデザインです。色数です。花の包装は、漸く食品のそれを追撃する時期に入りました。

楽しい時代になると考えています。

2024年05月20日(月)更新

能登事業所

先週金曜日は、インパックの能登事業所で今年度の経営計画の発表会を行ってきました。尤も行ってきたとはいっても、能登の皆さんが会場の確保や準備をしてくれたおかげで開催が可能となりました。一時は社内に瓦礫も残り、会議どころではない惨状でした。工場長の金剛さんはじめ皆さんのおかげで事務所も会議室も、食堂も大分柱や壁はやられてはいますが、発表会はできる環境になっていました。トイレも使用できるようになっていました。従業員の皆さんは元気で活躍されていました。大いに感謝です。

今回金沢市に前泊し、早朝事業所に向かいましたが、同行の役員が朝早く金沢城付近を走ってきたようです。健康に気を付けている人はさすがに違います。ロビーで待ち合わせした時は何か充実している気がしました。そこでジョギングの事を知りました。お城を回ってきたときの話ですが石垣が崩れているところが何カ所かあったようです。このお城は1周ほぼ5kmほどで江戸城とほぼ同じです。さすがに前田のお城です。庭の中には見どころもたくさんありました。被害の事はあまり出ていませんでしたが、細かく見ていくと石垣の崩れは見えるようです。

また、往復の道(能登里山海道)ですが、いまだに崩れ修復が行われていました。場所によっては丸々一車線分崩れていました。大きな地震の爪痕を残していました。あちこちで工事が行われていますが、もうしばらく続くでしょう。志賀町は次第に戻りつつありますが、能登、珠洲はこれからです。心が痛みます。1日も早い復旧をお祈り申し上げます。
 

2024年05月16日(木)更新

ブルガリア

昨日は参議院議員の石井苗子さんの会があり、ゲストとしてとしてブルガリアの大使がお見えになっていました。この日は1時間ほど大使がお話をされました。
話はブルガリアの紹介でした。話の最初はあるかとは想像していましたがはやり「明治ブルガリアヨーグルト」でした。発売され長くなりますがブルガリアと言えば我々日本人はヨーグルトです。先ごろ発売50年以上になるようです。話は大阪万博の時にさかのぼります。つい先日明治乳業とブルガリアの間でお祝いがあったと話されていました。長い歴史です。

ブルガリアはキリル文字の発案国です。キリル文字はロシアをはじめ多くの東側の国で使われています。その発祥の地がブルガリアとのことになります。恐らくキリスト教伝来と関係あるかもしれません。キリスト教はビザンチン帝国からブルガリア、ウクライナ、ロシアへと広がっていったのだと思います。ただここで言うキリスト教はオーソドックス(正教会)です。ローマのキリスト教とは一線を画しています。今から1000年ほど前にビザンチンから伝わりました。オーソドックスには聖像はありません。その代わりイコン(アイコン)があります。聖画と言われています。ロシアやギリシャの正教会へ行きますと沢山聖画があります。尤もイコンは、本当は絵ではありません。

私はイコンを見るのが半ば趣味のようになっていますが、それぞれの国によってイコンの特徴があります。私は各国のイコンの中でブルガリアイコンが尤も好きなものです。線が太くダイナミックな描き方ですがイコンとして見ていて温かみを特に感じます。このお話を大使にお伝えしましたが、とても喜んでくれました。

国会議員の先生方の会は色々ありますが、石井先生の各国の大使をお呼びして毎年行われる会は実に勉強になり、よく言われるパーティーとは一線を画しています。
 

2024年05月15日(水)更新

二年ぶり、神田明神薪能

昨日の神田明神薪能は寒い夜となり、本当に冷えましたが皆さんコート持参でした。私は背広の下にベストでした。妻は軽いコートを持ってきていました。その位で丁度良い夜となりました。
今回で確か5回ほど伺っていますが、席は1列1番、2番と素晴らしくいい席を頂きました。知り合いの方が主催者の関係で席は頼みますが売れ行き次第でどこでもいいことになっています。今回のように一番前は初めてでした。お隣は紫式部ですっかり有名になった根本知さんでした。きっとおえらい方なのでしょうが、どなたが来ても普通に対応されていました。感じのいい方でした。
この日は神歌に始まり狂言の貰婿、お仕舞は杜若、お能は葵上です。
神歌は金剛流のご宗家の金剛永謹を中心に素謡形式で披露されていました。開催場所が神田明神だけに神歌は最もふさわしいものでした。今日の構成はお仕舞が「杜若」でしたがこれは時期のものとして選ばれたのでしょう。杜若のキリ(最後の数分間の部分)を舞われましたが、お持ちになっている扇子の柄は金地に杜若が描かれた見事な扇子でした。
最後の「葵上」は何といっても現在NHKの紫式部が大人気ですから選んだのだとおもいます。見どころは物の怪に取りつかれ鬼と化した葵上と呪文を唱えながら鬼を出そうとする
小聖(比叡山横川)の戦いですが、最後はついに小聖に祈り伏せられ心安らかになっていきます。シテ方とワキ方の見事な戦いの演技でした。葵上の面(般若)は目と牙が炎の明りに反射し本当に怖かったです。

神田明神という、普段は祈りの場で行なわれたお能の会は恐らく演じられた先生方はやりづらかったと思いますが、これからもぜひ続けてほしい薪能です。
 
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