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2021年10月07日(木)更新

ロビーの作品


10月1日、私は所属するロータリークラブがこの2年間で合計11カ月休んでいたと申し上げました。確かに計算するとそうなります。勿論、紀尾井町ロータリークラブばかりでなく、多くの団体がその間休止していたと思います。休止すれは会場に出かけることもなく、食事を共にすることもありません。これではある部分、経済が回らなくなることも事実です。
それが今日から紀尾井町ロータリーが再開します。今期7月からですからあっという間に3か月が過ぎていました。会場のあるニューオータニには週に二度ほど出かけていましたが、すっかりご無沙汰いたしました。

ここのホテルに限りませんが、ニューオータニへ出かける楽しみは二階ロビーにある生け込みです。季節ごとに様々な材料を使い、とても大きな作品が作り上げられています。9月は来ることが叶わず、見ることが出来ませんでしたが。季節柄、菊などが使用されていた可能性があります。ホームユースの場合、菊と言っただけで仏花をイメージされ、敬遠される傾向にありますが、その実、様々な菊が市場に出され、花の形状、色等見事なものが沢山あります。今後青の菊が出るようですから楽しみも多くある花です。

今日はどんな花が飾られているか今から楽しみです。
写真は明日アップいたします。
 

2021年09月22日(水)更新

中秋の名月


明日は彼岸のお中日となりますが、真っ赤に咲いていた曼殊沙華も大分色が落ちてきました。この花は秋彼岸を知らせてくれますが、彼岸に入るとすっかり色を落とし、その役割を終えたかのように思えます。

昨晩は始め曇っていましたが、空に月が出るころ晴れ間が広がり、見事な満月を見ることが出来ました。月明りは本当に明るいのだと改めて感じた次第です。昨晩の月は中秋の名月でした。
さて、これからしばらくは薪能のシーズンに入ります。勿論春にも行われますが、秋の方が多いかも知れません。なんでもバブルの時は全国で300程の薪能が演能されていたようです。
私の手元に一枚のDVDがあります。古いものですが、中の物は白黒で、更に古さを表しています。このDVDの中身はお能「融」です。この融の上演された場所は広島の厳島神社の能楽堂となっています。更に満月の晩の薪能なのです。
月明りの元、目の前の海の波のゆれが影となり、舞台にもその波紋を見せています。融の作った塩をたく場所は京の自宅にあり、塩釜をそっくり自分の庭に作り、難波から海水を運ばせ塩を作る場面を再現しているのです。満月の夜の薪能、更に海の上の舞台、演目が「融」と三拍子そろったDVDは私にとって大事なものです。

月明りの下でのお能は、見事な舞台を見せていますが、一度は出かけてみたいところです。

 
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