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2022年11月10日(木)更新

クイックアクション

先月の末にドイツのデュッセルドルフで3年に一度のKショーが開催されました。今回は3名での見学となりました。正式名称は恐らく「国際プラスチック・ゴム産業展」となるでしょう。プラスチック・ゴムの加工機械がところ狭しと並べられています。私は15年ほど前に出かけたことがありました。丁度能登工場の建設の前です。
会場を熱心に見ると最低3日は必要です。今回は目的がはっきりしていた関係で3日いたようですが余裕はあったようです。特に印刷機、製袋機、有孔加工機、などでした。

今回私が驚いたのはスイス本社の機械メーカーが能登までやってくるというのです。勿論歓迎なのですが、展示会が終了し、1週間後に連絡が入り能登に来られるというのは初めての経験です。国内メーカーでもこのようなことはありませんでした。驚きです。
来週月曜日に来られると言う事で本社から副社長が、北海道から専務が能登に参ります。工場を見てもらい機械がインパックに適しているかどうか見てもらいます。

 

2022年11月09日(水)更新

選択肢は一つではない!

先ごろ展示会が行われました。10月の事です。参加する機会が二度ありました。双方ともに昨年、一昨年と比較し出展者も参加者もその数を増やすことになりました。
主催者も私たち参加者も一安心いたしました。

今回の展示会で感じたことは環境問題です。長年に亘りプラスチック関連の材料で商品つくりを行って参りましたが、時代はそれだけでは不十分であることを教えてくれました。インパックで言えば紙スリーブの評判でした。今回出展した商品の中では最も人気の高いものでした。多くのサンプルやカタログをお渡ししました。すぐ紙スリーブが大量に出ることは考えられませんが、これからの時代を考えると大きな商品になって行くでしょう。既に大手量販店の花売り場では60%が紙スリーブになっています。更に切り花ばかりでなく、鉢物にも採用されることになるでしょう。すでに中国製の紙スリーブが使用されているようです。インパックは国産第一号となりますが、さらに多くのユーザー様に紹介し続けて参ります。今回の展示会を通して大手量販店様も紙スリーブのご採用が決まりました。それだけ環境問題にご関心があるのでしょう。

勿論プラスチックから紙への動きはその全てではありません。反対に紙からプラスチックへの動きもあるかもしれません。耐久性の視点では明らかにプラスチックが優れています。中には何度使用しても壊れないものがあり、場合によっては10年を超えるものもあります。それらは最終的にはマテリアルリサイクルされ、もう一度同じ製品を作っていきます。
我々は明らかに使用用途により素材を選ぶ必要があります。過日トヨタの社長は車の選択肢は電気だけではない。と言っていますが全く同感です。我々で言えば、紙かプラスチックかではなくそれぞれの用途で最適なものを選んでいく必要があります。その前提はどちらが地球への負荷が少ないか、で選ぶ必要が出てきました。
 

2022年11月08日(火)更新

全ては「まち」の為に

東大和には東大和青年会議所があります。昨日はこの団体で理事長を務めた人たちの会(PP会議)が開催されました。コロナの関係もあり、この3年間開かれませんでした。私の場合はその前数年間欠席ばかりでしたので、恐らく10年ぶりの出席でした。来期の理事長予定者を含め37名の理事長がいますが、昨日は27名が集まりました。私は初代を務めましたが、その当時を昨日のことのように感じながら、37年目を迎え、よくここまで続いてきたという事実を思いました
37年は一世代に相当します。昨日も10代目の理事長と来期の予定者とが親子関係にあることを確認いたしました。東大和にとって初めての親子での理事長です。青年会議所は40歳で卒業となります。多くの方は40歳までの間JCを駆け抜けます。まちの事、自身の研修、仕事のことなどを同時に進行させ、様々な事業に取り組んできました。

思い出すのは橋本聖子さんを迎えた時です。何と東大和に4名のオリンピック選手(自転車競技)が暮らしていました。確か二代目の吉川さんの時だったと思います。三名の選手は早稲田の大学生で、すぐに了解を頂きましたが、問題は橋本聖子さんでした。山梨交通に所属していて勝手な行動はとれないと聞き、たまたまその会社の代表者の長男(当時山梨交通の広報の課長)と知り合いだったことから無理無理お願いして橋本さんも参加いただく事になりました。市民の方々も多く参加された立派な事業でした。

青年会議所活動は今でも心の支柱になっています。昨日参加された皆さん、同じ気持ちを持った人達です。
 

2022年11月07日(月)更新

白金触媒

今日は北大の先生方3名が入間のIFL(国際フラワーロジスティック:インパックのブーケ工場です)に来訪されます。今回の先生方はメインのお仕事はフードロスの研究をなさっています。その中でお知り合いになったのですが、お一人エチレンの分解の研究をなさっている先生がおられ、白金触媒でエチレン分解をすることで食品の日持ちを伸ばす実績をたくさんお持ちの方です。家庭用冷蔵庫の中にこの触媒が入り野菜の日持ちに役立っています。一昨年来その仕組みを野菜工場で実験した結果、良い結果が得られ、北海道の工場では昨年実際に使われた工場の第1号が生まれました。量販店の野菜工場です。
何回かの接触の後、今回のご来訪になりました。

生花業界でもエチレンは昔から知られ、エチレン感受性が高いと花がしおれ、つぼみや花が落ちたりしてしまいます。それ故、採花の後、STS処理がされ、少しでもエチレンからの影響を受けない努力を行っています。特にカーネーションは世界中の生産地で処理が行われ、出荷されています。

今回は花そのものにではなく、工場全体のエチレン除去を目的としています。工場や倉庫のサイズにより触媒の設置条件が異なります。今回はそこも含め、設計頂く事になりました。効果を見て来年の展示会に出すつもりです。少しでも日持ちが長くなれば消費者の皆様から喜ばれることになります。

今回は担当の常務とインパックの顧問をお務め頂いている小國先生と対応いただくことになっています。小國先生も北大農学部のご出身ですので、いい話合いが出来ると思います。
 

2022年11月04日(金)更新

佐々木常夫手帳

元東レ取締役、東レ研究所の社長をお務めになった佐々木常夫先生のお話を幾度となく伺い、ある時はNHKラジオで話された内容を録音し連日聞いていました。(先生が社長の頃東レ研究所で出版された本の中にインパックの機械を取り上げてくれたことがありました)
今は別の意味で連日お会いしている気分になっています。それは佐々木常夫手帳を3年前から使っているからです。毎月の格言を読みながら先生とお話している気分になっています。始めて手帳を知ったのは社内で数人の社員と共に連日のように佐々木先生の話をすることから相談役が名前を覚えて呉れたようで、「いつもお前が話す佐々木常夫さんの手帳を買ってきた」と言って1冊頂くこと事になりました。それまでは伊藤屋に出向き沢山ある手帳から1冊選ぶのが大変でしたが、それ以来迷わず先生の手帳を使い続けています。佐々木常夫手帳の中で最も特徴的なページはガントチャート(月間個別管理表)です。8項目まで書くことが出来、かなり忙しい人でも8項目あれば十分です。これにより同時進行している仕事も分かりやすくなりました。私としてはこれ以上の手帳はないと決めています。

さて、佐々木常夫先生は大変優れた方です。課長、部長、取締役、子会社の社長と進む中でご家庭の事情が大変になってきました。障害を持ったお子さん、うつ病の奥様(自殺を三度繰り返す)勤務先が大阪と東京を何度も繰り返す中で仕事をこなし、実績を残し、更にご家族との関係を確り保たれてきました。佐々木先生はワークライフバランスについて身をもって示された方です。

これらは本の中や、ご講演にも出てきます。つい自分と比較してしまいますが、恥ずかしすぎる感じがします。

 
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