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2025年02月20日(木)更新

夏の暑さが売り場を変える

寒波の襲来は日本海側の日々の生活を変えています。今朝のニュースでは青森酸ヶ湯が5m近く、新潟津南が3m以上ありました。久しぶりの大雪になっています。

インパックは園芸品を取り扱っています。先日のSMTS(トレードショー)の中でもインドアの園芸品を展示していたのはインパックだけでした。その意味では少なからず来場された皆さんに興味を持っていただきました。インパックにおける園芸品はチャコプランツと言います。チャコプランツの用土はチャコボールと言います。チャコプランツはサイズは12㎝ほどの容器に高さは10㎝から15cmほどの植物が植えられています。これらは小品盆栽の一回り大きいとお考えいただいていいと思います。価格は1,000円から2,500円ほどで樹種により価格は異なっています。これから大事なことはヒット作を出すことと考えています。私が申し上げるのもおかしいのですが、仕上がりの品質の良さは部屋のどこに置かれても恥ずかしくありません。今一歩のところです。

以上のような室内園芸の商品は様々出ていますが、現在外の商品、苗もの、鉢物は中々伸びが出て来ません。この様な外周りの商品は春から夏にかけて本番となりますが、昨年の夏は暑過ぎました。多くの人たちは暑さを避け、庭いじりを避けてきました。結果関連商品が売れなくなったのです。多くんの園芸店は今年の方針を既に立てたようです。昨年までとは違った店になるようです。
私事ですが、50代のころから家内と共に庭を少しやってきましたが、最近は天候とは別に庭に座り草むしりをしたり、苗を植えたりすることが出来なくなりました。おまけに夏の暑さです。恐らく庭関係の商品が売れなくなってきたのは、夏の暑さの問題です。
 

2025年02月18日(火)更新

親戚の人たち

今年に入り義母の死に立ち会い、兄の死にも立ち会う事になりました。まだ母の姉妹も健在ですから如何にも兄の死は早すぎました。様々な事情から私は兄より長生きをしてはいけないにもかかわらず、先に兄を看取ることになってしまい心穏やかではありません。

今回の葬儀を通して考えたのは親戚の事でした。私たち兄弟の両親が僅かの間にこんなにたくさんの人達との関係を気付き上げました。
まずあるのは父の実家のある山梨小菅村出身の人たち、母の実家のある山梨韮崎の人たち、兄の奥さんの実家の信州の人たち、大きくはこの三グループに分かれました。当然と言えば当然ですが、食事をするときもバスに乗る時もいつも同じ人たちがグループを作っていました。また、本来知っているはずの人たちをいくら思い出そうとしても思い出せず、ついどなたですかなどと聞きに行く始末でした。恥ずかしい話です。
父の実家のいとこは早く亡くなり、その子供たちが来てくれました。そこにも沢山の思い出が詰まっています。小菅には二通りの行き方がありますが、最後はどちらも公共交通機関がなく終点から2時間は歩きました。とても山深いのですが、最近はそれがいいとのことで多くの人たちが出かけて来るようになりました。今では小菅村は誰でも知る場所になっています。

今回良かったことは母の実家のいとこが来てくれました。私の家に泊まってくれたのですが、お通夜の晩はいつまでも昔の話に花を咲かせました。今回いとこに泊まって欲しかったのは私が学校へ上がる前、彼の家にどれだけ世話になったか分からないからです。母の実家をよい事に、おそらく一年に4ヶ月はいましたから都合500泊以上厄介になっていました。今回泊まってくれたのは一晩だけでしたのでお返しにもなりませんが、気持ちは僅かでも晴れた気がします。次回来るときも私の家に泊まることを約束しました。

兄は今回沢山の思い出を残してくれ、更に多くの人達と再会させてくれました。
 

2025年02月17日(月)更新

変化の兆し

先週は展示会が幕張で開催されていました。私共はこの10年程連続で出店しています。展示会の名称はSMTS(スーパーマーケットトレードショー)です。大変人気のある展示会で新規出展は非常に難しい展示会です。
この展示会の主催者は一般社団法人全国スーパーマーケット協会ですが、多くのスーパーマーケットはこの協会の会員です。出展社はスーパーが販売する青物・果物・畜肉・乳酸品、飲料など多岐に渡ります。更に周辺産業の会社も参加されています。包材関連、ラベルメーカーなど設備メーカーも参加します。現在、野菜果物に関連しては輸入業者が多く見られます。また国産ものではイチゴが数多く見られました。単価も高い関係で出展者も力を入れているのでしょう。
さて、肝心なお花ですが、今年は少々変化の兆しが出て来ました。花を展示したのはインパックとあと二社ほどですが、一社は切り花輸入会社でした。数の上では大したことではありませんが、変化の兆しとは切り花輸入会社の存在です。背景として、卸売市場での品薄感やそれによる単価のアップが普通では無くなりました。噂話ですからあてにはなりませんが、今まで売り上げも利益もしっかり取る事が出来ていたのは原価が思った以上に安価に出回ってきたからでした。しかし今、そのような原体(切り花)はすっかり姿を消しています。さらに生産者の減少などが重なり、数量を減らしてきました。その結果、市場の卸売価格が高騰しています。更に花業界は花の価格が上がってもスーパーで販売される花の価格は同じです。ひと玉400円、500円のキャベツの様な現象は花ではないのです。いつも同じ価格です。
この様な中で花の輸入業者が動き始めました。すでに20年以上前からヨーロッパではアフリカの花が売られ始めました。アメリカではコロンビアでブーケにしてアメリカで販売されてきました。日本も古くからアジアの花で店頭を作る話がありましたが、中々進みませんでした。国産花きの状況にもよりますが海外の花を活用する時期が来ているようです。

それには今回のような展示会がピッタリなのです。本来であれば卸売市場が出ても不思議はありません。恐らく今まで卸売市場に販売していた輸入会社は恐らくスーパーに目を向けてくるでしょう。
 

2025年02月06日(木)更新

売れないのではありません!

今朝はやく、先週行われたペガサスクラブの研修に参加した役員と話をしていました。
そこで聞いたのは広島のスーパーマーケットの社長様とお会いし、何とか花を商品の中心の一つにしたいともお話を伺ってきました。私はその話を聞いただけでもう十分でした。
スーパーマーケットの場合、普通は社長が花に気を回すことはありませんので、そのようにお考えいただくだけことは非常にありがたいことです。
そうであればインパックは様々なご提案を申し上げることが出来ます。それは花が一般の商品のようになれば素晴らしいことになると考えている私としては待っていた話でした。
スーパーが花をより中心に考えることは余りありませんので今回の話はとても元気の出る話でありました。
花の現状は398円で販売される機会が多いようです。中には298円、198円を付けて販売されていることもあります。また、仏花が698年、798円なども多く見られます。勿論価格に合わせ花のボリュームは色々ですが、花はボリューム重視で見ていきたいと考えています。
目的によっては1輪で十分なこともあるでしょうが、家に飾る際5,6本で一束くらいが丁度いい本数だと思います。またミックスする場合、ボリュームの多い花を1~2本入れるとボリューム的には問題の束になると思います。そうなると価格的には1,000円から1,500円が適当かと考えています。この価格帯の花束は現在存在していません。以前JFMA(日本フローラルマーケティング協会)のセミナーにペガサスクラブの桜井先生が来られた折、話されていたのは一束1,000円でした。随分前になりますが、この価格帯が中心となることが必要だと思います。ボリューム的にも満足のいく束に仕上げるのが条件になるでしょう

花が高くなり、中々束を作れないような環境の中、もう一度商品の見直しを図っては如何でしょう。その後にブーケも商品として考えていくのはどうでしょうか。
昨年あたりから、花は売れないと言われていますが、今日のJFMA(日本フローラルマーケティング協会)ニュースの中でも青山フラワーの井上社長、花恋人の野田社長お二人の話が出て来ました。成人の日など昨対で大変な伸びがあったと小川孔輔会長のお話がありました。過日同じ話を書かせて頂きました。売れないのではないようです。花を販売する側には努力の余地が大分あるようです。
インパックの中でも花業界が小さくなっているという話題が出ますが、どうやら的外れの様です。
 

2025年02月03日(月)更新

能登の現状

能登の復興は相当力を入れないと大変なことになります。
大変な事とは、今のままで行くと人口は減り続け今までのような街を形成できなくなります。
元々、地域的に人口の少ない所でもありました。県や市町村も懸命になって復旧に努めていますが、9月の豪雨は復旧のやる気をそぐような災害でした。

全半壊だけでも25,000棟が県内で出ています。勿論、県内というものの奥能登地方がその中心になっていることはご承知の通りです。国も県も復旧に懸命に努めていますが、多くの住宅を元に戻すのは至難の業です。更にその間に能登を出る人が続いています。何とかして生まれ故郷に留まって欲しいのですが、そうならないご家庭や人はたくさんおられます。

私の家から20数キロのところに青梅市があります。ここには明星大学の校舎がありました。僅か前までは大学として機能していましたが、学部が他に移り、暫く校舎は空いていました。現在、そこには能登空港の近くから学校法人石川学園の生徒の皆さん約800名全てが引っ越して来られました。住宅は構内に仮設の住宅を作りました。今まで親元から通っていた生徒さんはさぞ苦労されたでしょう。日々の生活が一新した中で今迄勉学を続けました。
先生、生徒の皆さんのご苦労はこれからも続くでしょうが、ぜひ頑張って欲しいと思います。

思うようにならないこともあるでしょうが、国家も県も最大限の努力をしています。しっかりと前に進む事を祈っています。

 
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