大きくする 標準 小さくする
前ページ

2025年04月09日(水)更新

水平を出す

いつも不思議な気持ちで話を聞かせてくれた市内の企業の社長がおられます。機械刃物を製造する会社でした。金属を磨き上げ大きな刃物を作っていますが、製鉄所などを得意先として広くビジネスを行っていました。
この企業の最も得意としている技術は刃物の表面の水平を作り出すことです。確かに素人考えでも大きな金属を切断するような場合、刃物に歪みがあればきれいに切れないかもしれないなどと思ったりもします。
ただ不思議なのは大きな刃を磨き上げて水平が出せるのかどうかです。この辺は随分微妙な事になると思います。この会社は以前東大和から甲府へ移転されたことがあります。甲府の工場はこちらより広く、将来を見据えた計画の様でしたが、甲府工場ではどうしても水平が出せないと話されていました。水平を出すには水平を出せる場所があり、甲府ではだめで東大和の工場が適地だとおっしゃっていました。勿論ベテランの社員の方もおられ、何度も挑戦したが結局大きな刃物の場合、甲府ではだめで東大和の工場でないと水平を出せない。改めて東大和の現在ある工場の場所がどんなに優れているのかが分かったようです。何故かわからない、と社長もおっしゃっていました
難しい仕事です。

その会社が今年中にお辞めになるようです。技術力も有りベテランの社員もおられますが、誠に残念な事です。
 

2025年04月08日(火)更新

志木街道沿い

毎年国立と多摩湖周辺の桜を見に車で出かけますが。今年は出かける機会を失っていました。ただ桜は色々なところで咲いていますので、多くの桜を自然に見ることになります。

玄関先で見かけるのは目の前の吉岡先生の家(管理は郷土博物館)にある三本の大きなヤマザクラです。数日前に8分咲きでした。今は満開です。とても立派な山桜です。さらに、昔娘が通っていた幼稚園の入り口にあるソメイヨシノは1週間以上満開状態です。今年の冷え込みが効いているようです。この道は青梅街道につながる志木街道ですが、桜以外にも梅に始まり、桃の花もよく見かけます。多くは街道沿いの家の庭に咲いています。昔うどん屋さんだったところには梅・桃・桜など色とりどりの花が咲き、通る人たちを楽しませてくれます。
この辺りはまとまって桜が植えられてはいませんが、大きな家にはそれらの木々が植えられ、この時期は多くの花で楽しませてくれます。
今朝はやはり志木街道沿いにハナカイドウが咲いていました。

この志木街道は多摩湖の南側に沿って走ってきます。この街道沿いはその昔多摩湖の湖底にあった村々の住民が志木街道沿いに住居を移した場所です。南斜面のいい場所です。更にその街道の北側にもうつられた方がいます。どちらも大きな敷地で多くの木々が植えられています。その中に桜をはじめ多くの花が咲いているのです。

改めていいところだと感心しています。
 

2025年04月04日(金)更新

久しぶりの稽古再開

今日は快晴です。

昨日までの天候が嘘のように晴れ渡っています。今日明日は恐らく桜を見に多くの人たちが出かけることでしょう。今年も観桜会の参加は成りませんでした。これで三連休です。ロータリークラブの観桜会は珍しい場所で行われますので出かけたいところですが、少々体調を崩してしまいました。恐らく普段の生活態度の結果がこんなことになったのでしょう。今年の観桜会は神田明神でした。ここは一昨年売店も店もきれいにしました。
また五月の神田明神の薪能はこれまで何回も出かけましたが、去年はお休みしてしまいました。今年は何とか実現したいところですが、あまり自信はありません。ここの薪能の主催者のお一人が昔からよく知る人でした。楽しみにしています。ここの薪能は500名くらい参加されますが、大きなテントの下で行われますので雨でも大丈夫です。今まで一回土砂降りの時がありました。出演者は金剛流のご宗家と野村万作さんは必ず出演されますのでぜひ行きたいところです。
伺えば神社の駐車場を使用していいとのことでした。そうであれば行きたいところです。

昨日は9ヶ月ぶりのお仕舞のお稽古がありました。最初は謡いを行いました。声が思うように出ないことからお断りをするつもりでしたが、一度お断りをするとまたお休みする気がして思い切ってやってみました。先生から「声は出てない割には出て居ます」などと言われその後お仕舞に移りました。これも真っすぐ立てず、つい震えが出たり散々でしたが、もう一度心を入れ替え始めるつもりです。
心配でもあり、楽しみでもあります。
 

2025年04月02日(水)更新

入園式

昨日、本日と東大和市内にある保育園五カ所の入園式があり、今日は小規模保育園の入園式となります。
二日間ともまるで真冬の様な寒さと冷たい雨が本気で降っています。保育園の入園式に参加される保護者の皆さんは雨の中歩いてお子さんと一緒に来られます。保育園には皆さんのための駐車場はありませんので皆さん自宅から、近くの駐車場から歩いてきていただきます。先生方はいつもより大きな声を出し保護者、園児の皆さんを暖かくお迎えになっていました。印象深い入園式になりました。一番大きな園は谷里保育園と言いますが、恐らく130名ほどの参加だったと思います。ゼロ歳児の皆さんは本来泣いたりするのが普通ですが1時間の式の間ほとんど気にならない程度でした。あんなに小さな子もご両親の緊張が伝わったのかもしれません。生まれて初めての式典参加でした。

今日参加されたゼロ歳児は6年間それぞれの園で生活が始まります。今日は同じ仲間が三ケ所で100名ほど揃いました。更に中途入園の二歳児、三歳児の皆さんを含めると150名程になるでしょう。同じ保育園の仲間として同じ生活を行います。歓迎式では5歳児の皆さんが鍵盤ハーモニカを演奏し、歌を歌いましたが、5歳児とは言え、昨日まで4歳児の皆さんです。それでも見事な演奏を聞かせてくれました。谷里保育園では3歳児も鍵盤ハーモニカを演奏しますので、保護者の皆さんは3年後にはわが子があんな風になると思われたに相違ありません。鍵盤ハーモニカの聖者の行進は本当に見事でした。
他の二園でも温かな雰囲気の中で入園式が行われました。

子供の成長は親子の関係と保育園の先生との関係の中で育っていきます。更に地域との関係も重要です。三者一体となって子供たちの成長を見守っていきます。
 

2025年03月31日(月)更新

地震と経済力

ミャンマーの大地震には少々心を痛めます。現政権は軍事政権、経済力も必ずしも大きくありません。軍事政権のトップは世界に向け援助を求めえいます。今のところ中国、ロシアは翌日には援助隊を派遣したニュースが流れていました。日本ではJETROが調査隊を出すことを決めました。援助についてはその後なのでしょう。これまでのミャンマーの動きを見ていくと必ずしも印象が良くありません。喜んで出かける国は少ないのかもしれません。しかし人の命がかかっている現状では多くの国の援助物資。援助隊が必要なのは分かりきっています。日本も早く出かけて欲しいと思います。

一方、東日本大震災の時復旧・復興を心配する人が沢山いました。大被害に対して本当に普及が可能なのかどうかでした。しかしそれぞれの県、国家は決して復旧が出来ないような日本の経済力ではありません。更に多くのボランティアの皆さんの力も半端ではありませんでした。商店街や住まいは盛り土をしたり、高台を整備したりしてこれまでに多くの住居が整備されました。
能登の災害は昨年の事でした。古くからの住宅や、伝統産業の集積地でもある能登に対して国家は最大限の努力をこれからも続けていくでしょう。再建工事の費用の内3/4は国が持ってくれます。さらに県もそれぞれの市も町も懸命な努力を続けています。
ついでながらインパックも5月には昨年から続けている復旧工事が終了します。更に次の計画も進行しています。
以上のように災害時の復興は全て国家の経済力に関わっています。日本の場合、神戸、東日本、熊本、能登と続いても復興に対して経済的には心配はほぼありませんでした。しかし今回のミャンマーです。一人当たりのGDPは1200ドルほどです。自国での再建は難しいと思います。今回ばかりは多くの国がミャンマーの復興に向け相当の援助が必要だと思います。援助側もよく話し合い、ミャンマーに対して早い結論を出してもらいたいものです。
 
«前へ