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2022年08月31日(水)更新

研修生の舞台から知れたこと

私たちは舞台を見たり歌を聴いたりするとき、優れた演技や歌唱をする人たちを普通に見ています。勿論一定以上の水準を持ったプロの演技者ですから、彼らの舞台に引き込まれてしまいます。私たちは演技者の今を見ているのです。しかし彼らは長い演技などの研鑽を積まれ今日に至っているのです。

最近能楽の研修生が多く参加された舞台を見る機会がありました。お能と狂言が主体でしたが、舞台では囃子方も活躍していましたが、その囃子方も研修生でした。地謡方には一部指導者の方が入っていました。

過去の例を知りませんが、今回女性の研修生がかなりの率で目立ちました。特に囃子方は女性の方が多いように見られました。それも皆さん相当頑張っていました。
街中でもお謡い、お仕舞を習う人が多くおられますが、最近ではどうやら女性の方が多いようです。素人もそうですが、プロを目指す人たちも女性が増えてきているようです。

そういえば観客の皆さんも歌舞伎ほどではありませんが、圧倒的に女性が目立ちます。一見男性の世界のように思えますが、お能は女流能楽師の方が次第に増えてきています。

私は今回再確認をいたしましたが、大阪から来られた一人の女流能楽師に注目いたしました。以前から優れた方と思っていましたが、私の危なっかしい目から見ても実力のある方だと思います。(大阪養成所の西野さんです)
 

2022年08月29日(月)更新

秋明菊(シュウメイギク)

今年も秋明菊の季節がやってきました。
菊ではなくキンポウゲ科となっています。アネモネの一種の様ですが、確かに花はアネモネに似ているかもしれません。
また、京都の貴船方面では野生化した秋明菊を見ることが出来るようです。私は10年ほど前に赤の秋明菊の鉢植えを購入し、その後庭に地植えしましたが、僅かだったものが今ではかなりの数の花をつけてくれます。

一度生花市場で箱に入ったものを見ましたが、かなりの長さがありました。70㎝はあったと思いますが、幹もしっかりしていました。我が家の秋明菊は背がかなり低く、50㎝程でさすがにプロの作るものは違うと感心したものでした。
今年も背の低い秋明菊ですが、昨年は違いました。今までにないほどの背が高くなり、売り物に劣らない程背も高く幹もしっかりしたものが多く咲きました。今年もそれを期待していましたが、残念なことに元に戻ってしまいました。

秋明菊は赤の品種が先に咲き始め、後に白が咲いてきます。今は赤が咲いています。あと数日で白が咲いてくるでしょう。赤と白が同じ場所で咲くのは中々いいものです。
 

2022年08月26日(金)更新

チャコプランツは室内用

昨日、インテリアコーディネーターの方とお話をいたしました。とても優秀な方で、大学を出た後に建設関係の会社などを経て、最終的にインテリアデザインの仕事を主として独立し今日に至りました。更に家具のデザインなども手掛けているとの話でした。

私は切り花の仕事を行っていますが、主としてお使いいただける場所はお家の中です。商品を作る際、どのような花瓶に活けられ、どのような場所に置かれるかを考え開発を続けています。最近は切り花と共にチャコプランツ(チャコボール:インパック独自の用土)の開発も熱心に行っています。こちらは切り花と異なり、長く楽しむことの出来るものです。私共の開発商品の中で最も特徴あるのは用土(チャコボール)です。炭とセラミックを混ぜ、高温で焼き上げたものです。炭を使用している関係で炭素貯留も可能となり、更にホルムアルデヒドなども吸着する事から、家庭内に置かれても全く問題がありません。また、容器を変える時、チャコボールは何度も使用することが出来ます。その意味でも経済的な用土です。

このチャコプランツは室内園芸に適しています。ガラスの容器を使用することが多くありますが、用土の墨色と植物(主にミニ観葉)がとても似合っています。小さいため場所も取らず置くことが出来ます。昨年暮れにロータリークラブのクリスマスのプレゼントにご用意いたしましたが、多くの方から今も元気でいるお話を伺うことがあります。水はけもよく、この用土は給水も得意ですから水やりが楽になります。

今後は、この用土などを利用した寄せ植えを企画したいと考えています。
 

2022年08月25日(木)更新

秋の物日

今朝は窓を開けた途端、聞こえてきたのは虫の音でした。ほんのわずかしてセミの声も聞こえてきましたが、今朝の温度ではどうやら虫の方が似合っていました。勿論これからもセミは大いに活動はするでしょうが、昨日今日の様子では秋はすぐそこに来ています。晴れた空を見ると雲は随分高いところに見えます。

気の早い樹木では黄葉が始まっています。ウエブを見ればアパレルの会社では既に秋の新作であふれています。テレビではアナウンサーの皆さんが色の濃い服を着始めています。

さて、花の仕事ではあとわずかで秋の彼岸が始まりますが、花を入れるスリーブは既に動き始めています。営業の皆さんは活発に動き、インパックを盛んに売り込んでくれています。お盆が終わりあっという間に秋彼岸です。私たちお花に関係する会社は、お盆お彼岸があって初めて成り立っています。

花業界ではこの様に繁忙期を物日と言います。まるで物日は花き業界の専売特許の様ですが、江戸時代は花屋でなくてもイベントはみんな物日でした。
 

2022年08月24日(水)更新

立ち枯れの原因

一昨日多摩湖周辺の樹木が枯れていることを書きました。
昨日も同じ場所を通りましたが、一昨日より多くの立ち枯れの樹木を見ることになりました。

たしか昨年はそのようなことはありませんでした。かなり急激に被害が広がっています。
早速友人の樹木医の方に連絡し、立ち枯れの原因をお聞きしました。
立ち枯れしている木のほとんどが「コナラ」です。更にシラカシ、マテバシイにも被害が広がっています。驚くことにカシナガ(カシノナガキクイムシ)という虫が木に入り、カシナガについている菌(ナラ菌=ラファエレア菌)が繁殖し導管を詰まらせ、水を吸い上げる機能を止めてしまう事から枯らせてしまうとのことでした。

早速検索しましたが、どうやら関西では以前から被害があり、相当数の樹木が被害を受けていました。それが今年に入り、多摩湖周辺で同じことが起き始めました。テレビでも「トトロの森」が被害を受けている様子が放送されたとのことです。
驚くことに虫が木に入ると、3か月後には枯れてしまうそうです。多摩湖周辺では見えるところだけでも30本以上ありますから調べると更に出て来ることでしょう。それも大木ばかりです。小さな木には虫は来ないようです。
この虫が入ると数年は被害が続くようです。

驚くほど高い殺虫剤があるようですが、それでも友人は使いたいと言っています。被害と止めるのはそれしかないようです。
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