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2024年03月27日(水)更新

創業90年まであと3年

お陰様で、インパックは87年目を迎えています。戦前に横浜の保土ヶ谷で飴の製造を始めました。戦後の1945年以降は甘いモノ不足から大変な売れ行きであったようです。その後ブームも去り、横浜でも飴の製造業の多くは衰退し、今では東京の目黒に戦前から続いている会社が一社あると聞いています。
その後、仕事を大きく変えて製紙原料の回収をきっかけに包装資材の分野に入り、食品包装から生花包装へと姿を変えてきました。特に食品包装は面白く興味はありましたが、食品包装のメーカーは東洋製缶、凸版印刷、大日本印刷、藤森工業といった企業がすでに業界のすべてを抑えている状況でありました。1987年大きな転機を迎えました。専務はアメリカに行き量販店の花売り場をくまなく見てきました。副社長は当時300社以上あった国内の生花卸売市場で大手生花店の全てを把握してきました。私はオランダの花の卸売市場へ行き、市場内に200台ほどあった加工機械で花束を作り、量販店に収める現場を見てきました。その中にはアメリカへ輸出する加工メーカーもありました。会長は従来の仕事を守ってくれていました。それ以降、私たちは一気に花の業界に身を置く様になりました。当時花のセルフ売り場は一店舗もありませんでした。最初の店舗はダイエーの碑文谷店が同じ年に出来ました。
当時販売用の切り花の包装資材を作る企業は一社もなく、初めはオランダからの調達を行っていました。その後、製袋機を入れ、スリーブ(花袋)の国内生産に入り現在に至っています。販売場面での切り花の市場はこれから更に変化するものと思われます。切り花の加工メーカーは更なる自動化へ向かいます。どうしても規模が拡大します。また、鮮度保持も重要です。生産から加工までの温度管理が益々大事になります。更に店頭での新たな商品作りです。
以上の様な変化の中でインパックはそのすべてに関われる様に活動を続けて参ります。
お陰様で来期から始まる中計の最終年度が創業90年になります。
 

 
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