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2022年09月16日(金)更新

自動スリ―ビングマシーン

現在、国内の切り花加工メーカーは恐らく700社はあるでしょう。幸いなことに私共はほぼ全ての加工メーカー様とお付き合いを頂いております。

その昔、切り花加工は完全に手作業でした。およそ36年前の話です。インパックはオランダの花束加工機械の輸入販売、更にメンテナンス事業を行いながら1,000台以上の販売を行って参りました。昨年までの35年間は機種名フローラフレックス、フローラオプティマを入れて頂く活動を行って参りましたが、昨年からは同時に自動スリ―ビングマシーンの販売を開始し、現在国内3台の実績を頂いています。
従来の機械に自動スリ―ビングマシーンを接続すると作業は一変します。花束の材料である花を投入するだけでスリーブに入った状態で出てきます。つまり従来の半自動機械が、自動スリ―ビングマシンを入れることで全自動機械に切り代わります。この自動スリービングマシンの能力は最大2,400/1hのタイプと3,600/1hのタイプがあり、フル稼働させることで1日に2万束は夢ではありません。

更に私共はいくつかの機械の開発に入っています。自動給水機、自動スリ―ビングマシーンから出て来る花束を数量チェックを行いながらバケットに納めるロボットです。ここまでくると投入以外全て自動化されます。
現在、人手不足が続いています。今回の自動スリ―ビングマシンは作業者の数を半減させるることが可能です。今回の機械は切り花の加工現場を一変させる可能性があります。
インパックはマシーン&スリーブで花き業界に貢献いたします。

展示会のお知らせです。10月はインパックの出店する展示会があります。

1 ガーデン&アウトドアEXPO    2022年10月12日(水)~14日(金)
2 フローラルイノベーション    2022年10月26日(水)~28日(金)

必要な方には入場券をお送りいたします。
 

2022年08月19日(金)更新

国内初:紙スリーブ

一昨年来、計画を進めてきた紙スリーブの発売が始まりました。量販店の中に強く興味をお持ちいただく先があり、サンプル出荷と、現実に本番の出荷を行い始めました。
また、フラサポ(インパックのECサイト)にご注文を頂くケースがあり、既にこちらはビジネスが始まっています。お蔭様で中には数千枚単位でご注文が入り始めています。

花の資材の中で、量販店店頭での花袋はフラワースリーブと言いますが、これは世界共通です。インパックはピポロフラワースリーブの名で35年前に上市し、商標も出しています。業界内には様々な名称で花の袋が販売されていますが、私共はお陰様で約半分のシェアを頂いています。現在SDGsの名のもと、花の袋も様々な取り組みがされていますがその代表が今回の紙スリーブです。勿論インパックはフラワースリーブに対し、様々な取り組みを行ってきました。バイオマスプラスチックもその一例ですが、今回は紙スリーブに対するご紹介をいたします。

今回の商品は、国産の紙スリーブ(インパック製)で国内初の販売となります。紙はクラフト紙を使用していますが、晒し(白色)、未晒し(クラフト色)の二種を用意いたしました。
更に片面透明、両面紙などの種類を持っています。
紙の持つ自然感と安心感をもって、紙スリーブの普及に努めて参ります。
 

2022年07月20日(水)更新

時代は回る

回る回るよ 時代は回る

以上は中島みゆきさんの「時代」の初めのところです。

若いころプラスチックの勃興期を経験した私は、まさか紙の包材が復活するとは思ってもみませんでした。
しかし正に時代が回るが如く、クラフト紙のスリーブが日本でも始まろうとしています。今から10年前、更に5年前オランダの花業界では紙スリーブが出始めていました。一瞬、紙の時代になるかもしれないと思っていました。しかしその後は元のプラスチックフィルムに戻りました。しかし今、正に日本において紙スリーブが始まりました。
この紙スリーブが本物になるためにはいくつかの条件があります、環境にやさしい、これが唯一絶対の条件であればいずれプラスチックに戻っていくでしょう。しかし見た目の良さが本物なら、これからも大きく伸ばすでしょう。今回紙スリーブは大手流通の店舗を飾ることになりました。白いクラフト紙(晒しクラフト)は菊によく合います。そういえば30年ほど前、当時は仏花と言えば純白ロール紙でした。門前の生花店には彼岸になると大量の花束が売られていました。その当時は白い紙で巻いていました。
また、クラフト紙は自然な感じがします。洋花によく似合います。これらを見ると紙スリーブが今後大きく伸ばす可能性を秘めています。
最後に作業性です。機械化の中で使用に耐えれば問題はないでしょう。
美粧性、作業性のどれをとってものプラスチックスリーブと遜色ないとみています。また、環境問題は圧倒的に紙が有利です。機械化に対応できるかどうか、社内でテストが行われ、問題ないことがわかりました。

この様に紙スリーブのスタートは順調に始まり、多くの得意先様にご紹介できる事になりました。

インパックの紙スリーブの設備と製品は世界の一級品です。
 

2021年10月05日(火)更新

小さなバラは美しい

今回発売した商品が好評です。

コンセプトは「小さなバラは美しい」

昔から高い花は大きい、長い、等とサイズにより決まっていました。それでは美しさの視点ではどうか、と考えると美しさにサイズはありません。私は昔からバラは小さい方が美しく、かわいいのではないかと考えていました。
今回の発売に当たり、ここに焦点を当てました。今まで安価と言われていた小輪に焦点を当て、綺麗さ、可愛らしさにはサイズは関係ないことを今回の商品化の過程で証明いたしました。私にとってはむしろ小さい方が商品価値は高いと考えています。
勿論小さいだけではだめです。問題は鮮度です。エチオピアから凡そ30時間でIFL(インパックの花束加工工場:International Flower Logistics)に到着しますが、TTv(温度時間値)で言えば500~600で到着します。それは1,000~2,000と言われる国内のTTvから見ると日持ちでは2~3日ほど長持ちします。更に保管0.5℃、加工15℃、出荷までの保管は5℃と鮮度に関しては3温度帯を採用しています。
また、環境を意識したパッケージを採用しました。再生可能な段ボールケース、更にそのボックスをカバーするペーパースリーブは長さを1/3のサイズにしました。更に中のラッピングも無駄を省き、シンプルなものにいたしました。また、輸送時の水分補給はオアシスにたっぷり給水し約400ccの水を入れています。オアシスは生ごみで処分可能です。
また、商品名は「PIPPOROSE BANBINA:ピポローズ バンビーナ」とし、ボックスの名称は「Flower in Pack」と致しました。また一切の粘着テープを使用せず安全に工場からお客様の手元にお届けできるスマートパッケージになっています。

 

2021年08月27日(金)更新

IFRL(国際フラワー分析センター)


世田谷砧にある中央生花市場は、東京に五ヶ所ある中央市場のうちの一か所です。

インパックのIFRL(国際花き分析センター)は、ここに拠点を置いています。ここの主な仕事は切花の日持ち検査を中心に、花の鮮度に関わる事業を行っています。基本インパックの販売事業とは一線を画し、より客観的にテスト、報告を行える体制をとっています。更に、今回IFRLの仕事を第三者機関に近い状況にするために、株式会社守重本店が切り花の鮮度保持に関わる研究開発の拠点として、世田谷のIFRLを明確に位置付けることにいたしました。

具体的な事業として、TTtimerの確認テストや確認後の保存テスト、TTtimerの更なる開発を行う場所として位置付けています。また、今後のポストハーベストの商品としてボトリチス対策の商品を1~2年後に上市するつもりです。
その他にも、世田谷の事業はエチレンガスの測定、エチレン分解装置の設備、移動式冷温・高湿度冷蔵庫の開発、また、鮮度が維持できる花のパッケージや、更には環境対策のパッケージ提案など、花き業界の中で今まで手付かずの分野に対して進めて参ります。

近くホームページが仕上がりますので、ご案内申し上げます。
 
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