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2024年10月21日(月)更新

能登事業所

暫く能登の件に触れていませんでした。また9月には稀にみる豪雨が同じ能登を襲いました。恐ろしい現実です。

さて、今年の元旦の4時過ぎの地震は輪島市、珠洲市、奥能登町、志賀町の四つの街に震度7が襲いました。震度7の怖さは今回私共の工場も直撃した関係で身に染みて感じています。幸い従業員の皆さんは元気であったことが不幸中の幸いでありました。
工場、倉庫共に大変な惨状でありましたが、出荷の方はひと月余り、工場の復旧は2ヶ月ほどで元に戻りました。出荷、生産共に最低限の応急処置を行い、復旧に繋げました。しかし、専門の方に調べていただきましたが、外壁の全て、工場の中を事務所、出荷場、生産現場と分けていた隔壁は全て取り除くとの判断で4ヶ月ほどかけ復旧工事ができる環境を整え、7月に漸く外壁、隔壁、各部屋(事務所・食堂・会議室など)の工事に取り掛かることが出来ました。作業を中断せずにこれらの工事は進められました。7月から3ヶ月ほどが過ぎましたが、外壁は1/3ほど、内壁はこれから、各部屋も進行中で現在も工事が進められています。この様に工事が進められていることは本当に幸せなことです。国家からの補助もきっと降りると思います。自己負担部分もメドが経ちました。
後は来年二月の完成を待つだけとなりました。多くの御取引様からお見舞いを頂きました。これらは全て志賀町の町長へお届けし大変喜ばれました。またお水や食料は従業員の皆さんにお持ちいただきました。
インパックは大変恵まれた環境の中で復旧作業を続けております。偏に多くの取引先様のご厚志の賜物です。更に初期の段階で多くの得意先様は商品を出荷出来るまでお待ちいただく決断をしていただきました。また、従業員の皆様もその日の内に工場に入った副社長や専務、更に現地の常務の強いリーダーシップの元、復旧作業に当たってくれました。大きなご迷惑をおかけしましたが、一ケ月後には出荷が可能になりました。
お陰様で来年2月の完成を待つところです。改めて皆様に御礼を申し上げます。

終わりに当たり、9月の豪雨災害に見舞われた皆様にお見舞い申し上げますと共に、お亡くなりになられた方々に心よりお悔やみを申し上げます。