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2023年10月26日(木)更新

切り花生産の


切り花生産の工業化

切り花生産の農業化
切り花生産の趣味化


花の生産者の数が減っています。

それは花ばかりでなく果実、野菜も含め栽培に関わる全てに言えるのでしょう。
何時か埼玉の農業大学校の先生が学校の通う学生の中でほぼ趣味の世界で生きる人達のいる話をされていました。無農薬、有機栽培を行い、それで食べていけるだけの栽培を行っていければいい、という考え方で通ってくる学生の事です。それでも本人は農業をやるということになっています。完全に農業の趣味化です。

更に農業の農業化は現在の状況をそのまま今後も続けていくという考え方です。少なくとも、自分の代だけ農業を守っていきたいという方々の事です。それが現在の農業を支えています。
それはそれで貴重なことで今まで何代にもわたり農業生産に勤しんでいた方々ですが、当然プロの生産者です。しかしそれだけでは済まなくなってきている部分も出てきました。

切り花で言えばこのところ、気候変動により中々思うように生産が定まりませんでした。相場が高くなったり、あるものがなかったり。花の場合どうしても避けて通れないのが物日(需要期)です。年に5回ほどのハイシーズンを指します。この時期には量的に沢山ないとビジネスが成り立ちませんが、昨年、今年あたりは大変なことになりました。
農業の農業化ではこのようなことは解決しません。ある意味での解決策は農業の工業化です。施設化とも言っていいでしょう。施設の中で周年栽培を行い、安定的に切り花を出荷できる体制づくりのことです。
場所も多く必要とします。結果、初期投資は半端ではありません。まず、土地建物までは国、県が担当し、生産を民間(生産者)に任せる道はどうでしょう。まずは供給面において安心できる生産体制作りが重要かと考えています。切り花生産の工業化です。
 
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