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2022年04月07日(木)更新

オランダ人のスピリッツ

昨日伺ったオランダ大使館の玄関脇の壁には、徳川将軍から受けたご朱印状が掲げられていました。私は勿論、来場者の皆さんは威厳のあるご朱印状を見て少々驚きました。
オランダが徳川将軍からご朱印状を手にしたのはポルトガル、イギリスなどとの競争の結果と聞いています。ポルトガルはその後再度日本へ来航し、交易の依頼をしたようですが、結果は明らかで来航したポルトガル人は処刑されたと聞いています。

オランダとはその後、第二次世界大戦の時期を除き、基本良い関係性を保っています。私も現国王が皇太子の時、そして国王になり来日された時のパーティーに呼ばれ出かけていきました。平成天皇、皇后ご夫妻や秋篠宮ご夫妻などがお越しになった晴れやかな会場に少々不釣り合いの私は早々に引き上げて参りました。

オランダは対日本との関係において他国との競争に勝ち400年(太平洋戦争の時期を除き)に亘り、よい関係性を保っています。政治的にも経済面においても特に農業分野では指導的な立場に立ち、施設園芸の分野ではその貢献度はかなり高いと思われます。2011年の東日本大震災の後、福島をはじめ宮城などへのグリーンハウスやそれに付属する機器類、システムなどが大量にオランダから輸入されることになりました。
農業、環境大臣を中心にミッションが組まれ、日本へ来られた際セミナーが開かれました。私はオランダがこのようにノウハウの塊の農業関連の技術を日本はじめ世界に売り込むのはどういうことか?とお聞きしたところ、一人のオランダの経営者は「それはオランダ人のスピリッツだ」と言いました。
素晴らしい答えだったといまでも思っています。