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2021年07月16日(金)更新

二本(ふたもと)の杉


昨日、親しい方と能楽堂へ参りました。

その時の演目は玉鬘で流派は喜多流となっていました。聞こえてくる節回しが聞きなれている金春とは少々異なりました。
それにしても昨日のシテの香川靖嗣師は美しい姿でした。舞もとても優美でした。久しぶりの前の席から拝見しましたが素晴らしい舞台でした。
舞台は初瀬の長谷寺です。10年ほど前、家族で出かけ、ここの観音像を拝見しましたが。私たちの拝見するのは胸からお顔にかけてです。胸から下は下の床から立ち上がっておられ、立像となっています。たまたま知り合いの方がこの寺で重要な役をお勤めになっていた関係で長谷寺には特に興味を持っていました。今回のテーマの一つは、ここの二本の杉ですが、私は今日もあるかは知りません。

私がお能に興味を持つのは、舞台上の緊張感です。聞くところによれば、時に舞台の上での失敗もあるようですが、基本的に私には全く分かりません。1時間から2時間、その緊張感の続く舞台と観客との間には張り詰めた空気感が存在しています。
もっとも、交互に行われる狂言がその張り付けた緊張を和らげてくれるよい舞台となっています。能、狂言のセットは見る者にとって素晴らしい時間となっています。