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2021年05月28日(金)更新

インパックの変化の兆し

過去50数年の中でこの40年近くインパックは包装資材の中でも切花の包装に特化してきました。90%以上切り花の包装資材・包装機械の取り扱いになって既に30年以上経ち、現在ではほぼ100%が花き園芸関連の資材と機械を取り扱っています。

切花を取り巻く包装環境の変化を一言で言えば「機械化」でした。インパックは切花の包装でもホームユースが主体の会社ですので、豪華なギフトパッケージに必要なラッピングペーパーはあまり取り扱いがありません。常に切花のホームユースの包装開発に関わって参りました。現在の自動包装機と資材であるフラワースリーブとは切っても切れない関係にあり、ホームユースフラワー市場においてより主体的な商品として受け取られてきました。しかし、ここに来て更なる自動化が普及しようとしています。自動スリービングマシーンです。全自動まであと一歩のところまで来ました。

そして時代は大きく変わり、食品、切花もすべてロス低減の動きが広がり始めてきました。今までは大量に作り、大きくロスを出してきました。問題はそのロスが全てコストとして計算されている点です。更に大きな問題として、炭酸ガスの削減が切実になってきています。
つまりロス削減はコストばかりでなく環境問題にも大きく関わってきているのです。この時代にあって単に包装資材を取り扱うことだけでは罪になります。インパックという会社の概念を変えなければいけません。
ロス低減、炭酸ガス削減などを踏まえた会社に作り替える必要が出てきました。それが「FMベンダー」=「フレッシュネスマネージメントベンダー」という概念です。今まではインパックから社会を見てきましたが、これからは社会からインパックを見ていく事になります。
取り扱い商品は従来のパッケージは勿論ですが、今後は灰色カビ病対策、エチレンガス対策、温度管理可能な低温、高湿度冷蔵庫、物流用の温度管理ラベル、更にこれらを活用した設備、設備の設計、施工等また、鮮度管理の関わるコンサルテーション、つまりスリーブなどの資材の取り扱いから、TTIの様な鮮度流通に必要な鮮度保持システム、エチレン分解システムの提案、また移送式低温、高湿度切花冷蔵システム、切花の鮮度管理テスト、またその設備の開発等、従来の商品に加え、FMベンダーにふさわしい業態へと変化を続けて参ります。
 
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