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2021年02月05日(金)更新

IFRLのご紹介

切花はかつて生花店で購入するものでした。35年ほど前からスーパーマーケットで花売り場が出来始め、今や全国2万店で花が売られています。現在のところ、価格が高く、「いい花」や珍しい花が生花店で売られ、スーパーマーケットでは仏花を中心に、どちらかというと安価な花が売られているのが実情かと思います。

それでは、生花店の花は良くてスーパーの花が悪いのかというと、いい、悪いでは決められません。実際「いい花」の定義は何かといえば、今までは見栄え重視で、大きくて立派な花が「いい花」とされていました。スーパーマーケットが花を販売始めた段階で「いい花」の基準を持つ必要が出てきました。

まだ一般的になっていませんので、私の私見ですが、花はまず日持ちが重要です。スーパーで購入し2~3日で廃棄する花は失格となります。ヨーロッパでは、花により、また季節にもよりますが、5日間、7日、10日の日持ち保証販売が普通に行われています。その基準をクリアーして初めて「いい花」という事になるでしょう。
日本にあっても最近ごく極一部ではありますが、7日間の日持ち保証販売が始まっています。切花の日持ちは間違いなく「いい花」の基準の一つだと考えます。

インパックのIFRL(国際花き分析センター)の事業は日持ち検査が中心です。お預かりした切花を2週間、25℃・60%の環境で試験しています。また、ご依頼者に対して日持ちのご提案をする機関となっています。

国内の切花の品質向上に貢献したいと考えています。
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