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2021年01月06日(水)更新

ニューノーマル

花は恐らく世界中で古くから楽しまれていたと思います。しばらく前、NHK特集でネアンデルタール人の墓に沢山の花粉が残されていた、と番組で話していました。亡くなった人に「花を手向けていた」という事実を伝えてくれました。
ネアンデルタール人はホモサピエンスの前のヒトですから最低でも4~5万年前になるでしょう。勿論そのころはホモサピエンスも地球上に分散していた時です。そのネアンデルタール人の墓にはノコギリソウ、ヤグルマギクなどの沢山の花粉が残されていたとのことです。明らかに他の動物には見ることの出来ない行為がそこにありました。誰が亡くなったかはともかく、亡くなった人に花を手向ける習慣がそこにあったのです。

元日に妻と二人で父と長兄が眠る墓に参りました。私は午後になりましたが、そこには既に兄の家族が墓参を済ませており、お花が沢山手向けられていました。

現在、墓地によっては花を持ちかえってほしい、お菓子などもってのほかという所もあります。霊場によっては造花、プリザーブドフラワーなどが用意され、お参りする側は手ぶらで出かけることも普通になってきました。亡くなった方に花を手向ける事は無意識の中でも行う行為ではないでしょうか。人として普通の行為と思いますが、墓参は手ぶらで、という事になってきました。恐らく「ニューノーマル」という事になのでしょう。