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2024年03月22日(金)更新

園児高尾山に登る

昨日朝九時すぎに震度4の地震が東京にも来ました。そのころ関係する保育園の4歳児、5歳児の皆さんは高尾山へ向かっていました。保育園の園児の皆さんが楽しみにしていた遠足です。

高尾山は手軽に都内の人たちがでかけることが出来るハイキングコースです。何年か前にミシュランに載ったこともありました。そのころ高尾に行きましたが、海外の人の多さに驚いたものです。標高599mの高尾山は都心からでも1時間で着き、毎日毎週登りに来る人達も多くいます。その意味では安全に登る事の出来る山です。
今回はそこに園児の皆さんが元気に上りました。聞いてみると多くの周辺の保育園では遠足にここを利用することが多いようです。谷里保育園などは現地までバスで行き、そこから山頂まで全員で歩きます。その様子を昨日伺いましたが1時間半ほどで登ったようです。僅か4歳児、5歳児の皆さんが山に登る姿は目に浮かぶようです。全員頑張りました。
先生方もご苦労だったことでしょう。

きっと皆さん頑張ったのでしょう、帰りのバスでは全員爆睡との事でした。まずは無事に戻り安心しました。
 

2024年03月21日(木)更新

自由な想像力

お能の特徴の一つは舞台上にはほぼ何もないといったとことでしょうか。見る側の想像力が問われる舞台だともいます。今月一度歌舞伎座に参りましたが、これでもかといった具合に舞台が移り変わり、驚くほどの精巧さで舞台が作り出されます。見る側は話の筋を一層分かり易く理解することが出来ます。

その意味ではお能の場合は言葉もわかりづらく背景もないことから、余程理解している人以外お能という舞台芸術を単に見ているということになってしまいます。これらの解決策は見る回数を重ねるしか(お能千番:黙ってお能を千番見ましょう)言いようがないようです。さらに言葉が聞き取れるようになってくると今度は言葉の意味や、その場所の意味など更に理解を深めなければいけない事が次々出てきます。


私の場合、それでも出かけていくのは700年続く舞台が当時とほぼ変わらぬ姿で目の前で演じられている事実の重みです。確かに衣装は豪華になって来た様です。また演じられる時間も随分長くなったようです。舞台衣装の中には足利将軍や秀吉から賜ったものもあり、時にそれらを身に着けることもあるようです。このように、長い歴史の中で変わらず能舞台で演じられる姿そのものが貴重なことだと考えています。


私は理解を深めるために舞台に通いますが、それを補完するためにNHKの「FM能楽堂」とFM鎌倉の「お能への誘い」をよく聞きます。また、ユーチューブ等のお能は参考になることがたくさんあります。


早く舞台上の事柄が目の前に浮かぶようになりたいと考えています。
 

2024年03月19日(火)更新

和倉温泉の存続

先週末に東京駅までほんの数分のところに石川県のアンテナショップがオープンし、岸田首相まで店舗に来られ大盛況でした。私はその前日内覧会があり出かけて参りましたが、今回の能登半島地震の後ということも有り、内覧会も多くの人で賑わっていました。

今回の地震は北の方、輪島、珠洲市が大きな被害が出ています。インパックの工場のある志賀町も震度7がきました。更に志賀町の南に位置するかほく市、内灘町なども被害が出ています。更に西側の穴水、七尾市なども同じように被害が出てしまいました。有名な和倉温泉は大きな宿が22カ所ありますが、現在そのすべてが利用できないことになっています。ほぼ手を付けていません。

石川県にとって和倉はとても大事な観光資源です。地域の商工会議所の会頭であるスズヨの会長は自らの工場四カ所も大きな被害を受けていますが、和倉再興のために連日その存続のために働きかけを国に行っています。今回の被災に対して国家は3/4の補助金を決めています。それも上限15億円です。しかし和倉のホテルはどうやら100億円でも足りないようです。スギヨの会長は商工会議所の会頭として補助金の増額を願い出ているのです。

自分の会社は役員に任せ、和倉存続のために努力を続けています。素晴らしい方です。

 

2024年03月18日(月)更新

新商品

先ごろの大田花き磯村信夫社長のブログで新商品の話がありました。成長する産業・業界、企業は必ず新商品が出てきます。それも次から次へと出てきます。花き産業もそうでなくてはならないという内容でした。

私は花が加工前と後とでは、花そのものに何らの変化もなく、花は花であるところに商品化の難しさがあるのかと考えています。一般の生花店ではお客様の要望に応じブーケを作ります。その意味では生花店の場合、特注品の販売が中心となります。恐らく磯村社長が仰る新商品とは量販店店頭の商品を指すのではないかと推測いたします。確かにこの30数年、量販店内にある花売り場はほぼ変わっていません。商品の1束298円、398円、598円といった価格帯が中心となっています。
これらの商品は量販店で花をセルフで販売するモデルを作り上げました。その意味ではそれらの花は量販店における花売り場を作り上げてきました。しかし、このままで価格面、商品また業界の大きな成長を迎えることはできません。
また、量販店の花売り場はセルフが適しています。そこに新たな商品を投入することはきっと難しいのです。しかし道はそれしかないと考えます。生花店の減少は花を購入いただく方々の不安が増していきます。量販店で対面販売を行うのは一部に限られています。そうであれば量販店の花売り場は一層新商品を求め、消費者の不安解消に向かうことが求められるでしょう。何度か繰り返していますが、これからの量販店の主力商品はブーケが適しています。1,000円から3,000円、場合によっては5,000円まで、今までは街の生花店で購入したブーケを量販店店頭に並べる、大きな変化だと思います。
勿論簡単ではありません。オランダでもイギリスでもフランスでも長い実験を行い今日に至っています。私も直接手掛けていましたが、その難しさは身に染みています。しかしそれでもブーケは歩む道と考えています。
 

2024年03月15日(金)更新

第3のローマ

第1のローマは、現在のローマを中心の世界帝国になったローマを指します。第2のローマは現在のトルコの首都を中心に勢力を拡大させたビザンチン帝国です。現在のインタンブールはその昔のコンスタンチノープルです。更に昔はビザンチウムと言い小さな町でした。
コンスタンティヌス一世が東のコンスタンチノープルへ都を移し、大変な速度で帝国を形成していきました。東ローマ帝国もビザンチン帝国も同じ国です。1,000年続きました。
そのビザンチン帝国を引き継いだと言われているのがロシアです。今から1,000年ほど前、ロシアはビザンチン帝国からオーソドックス(現在ロシア正教会)=宗教を引き継ぎました。ビザンチン帝国亡き後、ロシアはその後継者と自認していました。

モスクワのクレムリンのある赤の広場から奥にある、巨大な壁と共にある建物は何者をも寄せ付けないような異様な雰囲気を持つ建物です。初めてここを訪ねた時「ここは第三のローマ」そのものだと感じました。
更にことがあると必ず、プーチンと正教会の総主教が並んでいる姿はビザンチン時代の皇帝と総主教で国を治めるという「ビザンチンハーモニー」とよく似ています。
更にロシアでは大統領選の最中で、もうすぐプーチン大統領が選ばれると言われています。それも80%以上の支持を受け、圧倒的な強さで選ばれると言われています。事実そうなるでしょう。
その昔のビザンチンの皇帝は民衆の歓声があって初めて皇帝として承認されたと言います。そうでない皇帝は皇帝として認められませんでした。その点からも多くのロシア人から認められるプーチンのロシアは紛れもなく第3のローマです。

 
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