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We are Flower People の日記
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昨日、親しい方と能楽堂へ参りました。
その時の演目は玉鬘で流派は喜多流となっていました。聞こえてくる節回しが聞きなれている金春とは少々異なりました。
それにしても昨日のシテの香川靖嗣師は美しい姿でした。舞もとても優美でした。久しぶりの前の席から拝見しましたが素晴らしい舞台でした。
舞台は初瀬の長谷寺です。10年ほど前、家族で出かけ、ここの観音像を拝見しましたが。私たちの拝見するのは胸からお顔にかけてです。胸から下は下の床から立ち上がっておられ、立像となっています。たまたま知り合いの方がこの寺で重要な役をお勤めになっていた関係で長谷寺には特に興味を持っていました。今回のテーマの一つは、ここの二本の杉ですが、私は今日もあるかは知りません。
私がお能に興味を持つのは、舞台上の緊張感です。聞くところによれば、時に舞台の上での失敗もあるようですが、基本的に私には全く分かりません。1時間から2時間、その緊張感の続く舞台と観客との間には張り詰めた空気感が存在しています。
もっとも、交互に行われる狂言がその張り付けた緊張を和らげてくれるよい舞台となっています。能、狂言のセットは見る者にとって素晴らしい時間となっています。
今朝早く、家の近くで一所懸命落ち葉の処理を行う一人の男性に出会いました。
その方の家は少し離れていますので、ご自分の家の前ではありません。お掃除をしている所には天にも届くような大ケヤキがあり、秋には大変な量の葉を落とすことになります。今は梅雨時ですから毎日の葉の量は大したことはないのですが、それでもまとまると大変なことになり、特に今は雨に濡れ、足を滑らすこともあります。
お掃除をするその方は、ここばかりでなく、東大和の清水地区を毎日どこかで同じようにお掃除を繰り返しています。素晴らしいことだと思います。また、ボランティアで東大和市郷土美術館のお世話もしています。年に4回開催されますが、毎回運営に関わり私もお誘いいただくことがあります。そのボランティアのグループは東大和市の歴史や吉岡堅二先生の事を熱心に勉強され、毎回いい企画を提供してくれます。
東大和郷土美術館は吉岡堅二先生の絵画を展示してくれています。また、その美術館こそが吉岡先生のご自宅であり、アトリエでもありました。毎回その場所を開放し私たちに提供してくれています。
5月の公開日は植木の手入れも行き届き、周りもきれいに清掃されましたが、コロナ騒ぎで中止となってしまいました。ボランティアの皆さんの気持ちはいかばかりかと心が痛みました。
次回は秋となるでしょうが、その時は多くの人に来て欲しいと願っているに違いありません。
私は東京紀尾井町ロータリークラブの会員になっています。このロータリーの例会場はニューオータニが例会場になっています。もっとも紀尾井町に限らずニューオータを例会場にしているロータリークラブはいくつもあると聞いています。
私はいつも1時間前に来てパソコンを開いていますが、それより早く着いたときは、いつものラウンジが11時からとなっているため、朝早くから開いているガーデンラウンジに来て仕事をしています。ご存じの方ばかりで少々恥ずかしいのですが、このホテルの最大の特徴はこのガーデンラウンジから見る日本庭園なのでしょう。広々とした窓越しの庭には大きな池があり、錦鯉がゆっくり泳いでいます。またその周辺は、綺麗に手入れされた木々の緑や花で彩られ、見ているだけでも気持ちよくなります。
都内でこの様な立派な庭を持つホテルはいくつもあるでしょうが、ニューオータニは品質においてトップクラスだと思います。紀尾井町の名の通り、紀州徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家の三家の屋敷跡からなっています。その昔の大名屋敷の面影を残すこのホテルの価値は素晴らしいものがあります。
本来オリンピックのため宿泊客で賑わうはずでしたでしょうが、コロナ騒ぎの延長や無観客の影響で静かな場所になるかも知れません。いずれにしても素晴らしいホテルです。
先週エチオピアから入荷したバラは随分評判がいい様です。
色もサイズも鮮度も皆さんに好評でした。インパックでは入荷後の花の鮮度に最も力を入れています。現地では採花後、即冷房の効いた場所で処理を行い、僅かの後4℃の冷蔵庫に保管され出荷を待ちます。その日の夜に空港へ向けて保冷車によって運ばれます。7℃です。
更に空港では予冷庫を通す場合と、そうでない場合がありますが、保管は全て冷蔵庫に入れられ、その後飛行機に積まれます、飛行機の中は凡そ10℃から12℃ほどです。飛行機の中は凡そ16時間です。成田に着き、検疫後冷蔵庫に入り、その後インパックの場合、仕立てたトラックに積まれ5℃で約2時間後に入間のIFL(国際フラワーロジスティックス)に入荷します。ここでは5℃で保管されます。同じ場所で水揚げ処理を行い、1日置かれ、その後加工に入ります。加工工場の温度は15度Cになっています。多くの従業員の働く場所は15℃が限界と考えています。また15℃以下ではボトリチスが活動しません。両方の意味で15℃にしています。
これらの動きで温度時間値を計算すると、入間のIFL入荷時で凡そTTv(温度時間値)は500前後です。更に入荷後加工して出荷するまでのTTvは200~300となります。国内の平均が1000~2000と比較すると格段に鮮度はよい事になります。
最近よく目にしますが、出荷し納品までかなり温度管理を行っても一部の店舗では外で花を販売しています。30℃以上のところで3日置かれると、確実に日持ちは2日近く短くなります。
花の鮮度を如何にとらえるかは重要な課題です。今は全ての段階で花の消費を考えるときです。
2021年07月16日(金)更新
二本(ふたもと)の杉
昨日、親しい方と能楽堂へ参りました。
その時の演目は玉鬘で流派は喜多流となっていました。聞こえてくる節回しが聞きなれている金春とは少々異なりました。
それにしても昨日のシテの香川靖嗣師は美しい姿でした。舞もとても優美でした。久しぶりの前の席から拝見しましたが素晴らしい舞台でした。
舞台は初瀬の長谷寺です。10年ほど前、家族で出かけ、ここの観音像を拝見しましたが。私たちの拝見するのは胸からお顔にかけてです。胸から下は下の床から立ち上がっておられ、立像となっています。たまたま知り合いの方がこの寺で重要な役をお勤めになっていた関係で長谷寺には特に興味を持っていました。今回のテーマの一つは、ここの二本の杉ですが、私は今日もあるかは知りません。
私がお能に興味を持つのは、舞台上の緊張感です。聞くところによれば、時に舞台の上での失敗もあるようですが、基本的に私には全く分かりません。1時間から2時間、その緊張感の続く舞台と観客との間には張り詰めた空気感が存在しています。
もっとも、交互に行われる狂言がその張り付けた緊張を和らげてくれるよい舞台となっています。能、狂言のセットは見る者にとって素晴らしい時間となっています。
2021年07月14日(水)更新
お掃除
今朝早く、家の近くで一所懸命落ち葉の処理を行う一人の男性に出会いました。
その方の家は少し離れていますので、ご自分の家の前ではありません。お掃除をしている所には天にも届くような大ケヤキがあり、秋には大変な量の葉を落とすことになります。今は梅雨時ですから毎日の葉の量は大したことはないのですが、それでもまとまると大変なことになり、特に今は雨に濡れ、足を滑らすこともあります。
お掃除をするその方は、ここばかりでなく、東大和の清水地区を毎日どこかで同じようにお掃除を繰り返しています。素晴らしいことだと思います。また、ボランティアで東大和市郷土美術館のお世話もしています。年に4回開催されますが、毎回運営に関わり私もお誘いいただくことがあります。そのボランティアのグループは東大和市の歴史や吉岡堅二先生の事を熱心に勉強され、毎回いい企画を提供してくれます。
東大和郷土美術館は吉岡堅二先生の絵画を展示してくれています。また、その美術館こそが吉岡先生のご自宅であり、アトリエでもありました。毎回その場所を開放し私たちに提供してくれています。
5月の公開日は植木の手入れも行き届き、周りもきれいに清掃されましたが、コロナ騒ぎで中止となってしまいました。ボランティアの皆さんの気持ちはいかばかりかと心が痛みました。
次回は秋となるでしょうが、その時は多くの人に来て欲しいと願っているに違いありません。
2021年07月13日(火)更新
価値
私は東京紀尾井町ロータリークラブの会員になっています。このロータリーの例会場はニューオータニが例会場になっています。もっとも紀尾井町に限らずニューオータを例会場にしているロータリークラブはいくつもあると聞いています。
私はいつも1時間前に来てパソコンを開いていますが、それより早く着いたときは、いつものラウンジが11時からとなっているため、朝早くから開いているガーデンラウンジに来て仕事をしています。ご存じの方ばかりで少々恥ずかしいのですが、このホテルの最大の特徴はこのガーデンラウンジから見る日本庭園なのでしょう。広々とした窓越しの庭には大きな池があり、錦鯉がゆっくり泳いでいます。またその周辺は、綺麗に手入れされた木々の緑や花で彩られ、見ているだけでも気持ちよくなります。
都内でこの様な立派な庭を持つホテルはいくつもあるでしょうが、ニューオータニは品質においてトップクラスだと思います。紀尾井町の名の通り、紀州徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家の三家の屋敷跡からなっています。その昔の大名屋敷の面影を残すこのホテルの価値は素晴らしいものがあります。
本来オリンピックのため宿泊客で賑わうはずでしたでしょうが、コロナ騒ぎの延長や無観客の影響で静かな場所になるかも知れません。いずれにしても素晴らしいホテルです。
2021年07月12日(月)更新
エチオピアンローズ “ピポローズ“
先週エチオピアから入荷したバラは随分評判がいい様です。
色もサイズも鮮度も皆さんに好評でした。インパックでは入荷後の花の鮮度に最も力を入れています。現地では採花後、即冷房の効いた場所で処理を行い、僅かの後4℃の冷蔵庫に保管され出荷を待ちます。その日の夜に空港へ向けて保冷車によって運ばれます。7℃です。
更に空港では予冷庫を通す場合と、そうでない場合がありますが、保管は全て冷蔵庫に入れられ、その後飛行機に積まれます、飛行機の中は凡そ10℃から12℃ほどです。飛行機の中は凡そ16時間です。成田に着き、検疫後冷蔵庫に入り、その後インパックの場合、仕立てたトラックに積まれ5℃で約2時間後に入間のIFL(国際フラワーロジスティックス)に入荷します。ここでは5℃で保管されます。同じ場所で水揚げ処理を行い、1日置かれ、その後加工に入ります。加工工場の温度は15度Cになっています。多くの従業員の働く場所は15℃が限界と考えています。また15℃以下ではボトリチスが活動しません。両方の意味で15℃にしています。
これらの動きで温度時間値を計算すると、入間のIFL入荷時で凡そTTv(温度時間値)は500前後です。更に入荷後加工して出荷するまでのTTvは200~300となります。国内の平均が1000~2000と比較すると格段に鮮度はよい事になります。
最近よく目にしますが、出荷し納品までかなり温度管理を行っても一部の店舗では外で花を販売しています。30℃以上のところで3日置かれると、確実に日持ちは2日近く短くなります。
花の鮮度を如何にとらえるかは重要な課題です。今は全ての段階で花の消費を考えるときです。
2021年07月09日(金)更新
研究・開発・広告
私の手帳には毎日「3K(研究・開発・広告)」を大事な用語として書くことにしています。
本当は英語にしようかとも思ったのですが、結果、ローマ字でいく事にしました。結果として全てKから始まりますので、自分ではかなり気に入っています。
企業は永遠に発展していく事が重要です。何度も経験しましたが、企業は今までと同じことをやっていては必ず衰退していきます。その衰退を止めることが出来るのは3K(研究・開発・広告)の三点です。企業はいま生きるためには営業力が重要です。足元をしっかり固めていきます。その意味では営業の皆さんにはいつも感謝しています。
さて、3Kですが、明日の企業を生み出すにはどうしても研究は必要になります。自らの独自商品を持つ企業にとって、常に明日の商品を作り出すことは規模の大小を問わず必要になります。それは今の花型商品はいずれ衰退するからです。企業にとってヒットする商品はそれほど多くありません。インパックで言えばスリーブと花束加工機械です。40年近くホームユースの花市場で仕事をしてこの二つでビジネスを行ってきました。
勿論次のヒット商品の候補はいくつもあります。しかしインパックがメーカーである以上、自らの商品を作り出すことは必然です。そこに研究の意味があり、開発の必要性があります。10年ほど前、大企業の研究費の額に驚いたことがあります。ある企業がグリーンプラスティックの開発を始めた際、とりあえず500億円を用意したとありました。しかし500億円はその企業にとって研究費のほんの一部です。
しかし私たち小規模のメーカーにとっても同じで全て明日の為です。その額は悲しくなるほど少なくとも予算化は必要です。
今インパックは具体的に花の鮮度管理に関わる具体的な商品をいくつか研究・開発(大学などとの共同研究)を行っています。更に今年から一部の商品をオランダのサイトに広告を出し世界の花産業の皆さんに見てもらうことになります。
バランスよく進めていきたいと考えています。
本当は英語にしようかとも思ったのですが、結果、ローマ字でいく事にしました。結果として全てKから始まりますので、自分ではかなり気に入っています。
企業は永遠に発展していく事が重要です。何度も経験しましたが、企業は今までと同じことをやっていては必ず衰退していきます。その衰退を止めることが出来るのは3K(研究・開発・広告)の三点です。企業はいま生きるためには営業力が重要です。足元をしっかり固めていきます。その意味では営業の皆さんにはいつも感謝しています。
さて、3Kですが、明日の企業を生み出すにはどうしても研究は必要になります。自らの独自商品を持つ企業にとって、常に明日の商品を作り出すことは規模の大小を問わず必要になります。それは今の花型商品はいずれ衰退するからです。企業にとってヒットする商品はそれほど多くありません。インパックで言えばスリーブと花束加工機械です。40年近くホームユースの花市場で仕事をしてこの二つでビジネスを行ってきました。
勿論次のヒット商品の候補はいくつもあります。しかしインパックがメーカーである以上、自らの商品を作り出すことは必然です。そこに研究の意味があり、開発の必要性があります。10年ほど前、大企業の研究費の額に驚いたことがあります。ある企業がグリーンプラスティックの開発を始めた際、とりあえず500億円を用意したとありました。しかし500億円はその企業にとって研究費のほんの一部です。
しかし私たち小規模のメーカーにとっても同じで全て明日の為です。その額は悲しくなるほど少なくとも予算化は必要です。
今インパックは具体的に花の鮮度管理に関わる具体的な商品をいくつか研究・開発(大学などとの共同研究)を行っています。更に今年から一部の商品をオランダのサイトに広告を出し世界の花産業の皆さんに見てもらうことになります。
バランスよく進めていきたいと考えています。
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