大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2022年05月24日(火)更新

榊原清則先生

私が最も信頼し、尊敬する方です。
榊原先生が亡くなられ、11カ月となり、来月26日は1周忌となります。
昨日は先生の追悼シンポジウムが開催されました。先生の経歴を改めて資料中で拝見いたしますと、研究者の道(ハーバード、MIT、ミシガン大学、ロンドン大学での研究生活)を走り続け、更に教育者として多くの教え子を育て、何人もの研究者や経営者を誕生させました。 
1985年日本青年会議所の先端技術委員会の時、インストラクターをお務め頂いた際に知り合いました。家が小平と東大和と近いせいもありお声がけいただき、それ以来40年近くこんな私に声をかけ続けて下さいました。はじめはあまりの学歴の差に怖気付き、先生を遠回しにしていましたが、私の学歴に対して「とてもかっこいいよ!」と言われたことがあります。
私が37歳で日本JCに出向した時でした。その後先生はハーバードで研究生活に入りました。私は先生から1本の電話を頂きました。朝6時頃でした。「これから花はスーパーの商品になるから、すぐにスーパーを回るように!」内容は以上です。その頃のスーパーはテナントを入れ花の販売を行っていました。とてもスーパーの商品ではありませんでした。
早速私はオランダへ出かけ、専務はアメリカ、副社長は国内にある生花市場を見て回り、4トン車で購入する生花店のリストを作りました。
結果、アメリカのスーパー店頭の切り花はオランダから輸出している事が分かりました。これらの流れから、インパックはギフトからホームユースへ舵を切り今日に至っています。
すべて榊原先生の一言から始まりました。

 

2022年05月20日(金)更新

朋有り遠方より来る

昨日午後、茶畑に囲まれたJR金子駅に広島から来られた友人を迎えに行きました。最近ロボットを生産する分野を立ち上げ、それを知ってほしいということでインパックの花工場を見に来られました。彼は私が1985年日本JCに出向した時の委員長です。その後毎年お会いしている友人です。
彼は世界8ヶ国に15工場を持つ自動車のパーツメーカーの会長です。従業員は6,000人を有する、世界でも有数なパーツメーカーです。その会長が来られたのには大きな理由がありました。自動車の電気化です。何もしないでいると売り上げが半減してしまうそうです。そうなる前に今まで培った自動化の技術を外販し、異業種の会社の自動化を推進しようとしているところです。また、既に実績を上げているようです。今回は花業界の機械化、自動化を推進するインパックと何か出来ないかということで来られました。
インパックは自社の工場もありますが、それを国内外の切り花加工メーカーに対して外販を行っています。今回の話はインパックの工場の更なる自動を行うことで、全ての加工メーカーに自動化の波を広げることにつながります。
今回の訪問でいくつかのテーマが見つかりました。長いお付き合いが可能となってきました。また、JC時代の師である一橋大学の榊原清則先生の事や同窓会の事など色々話し、再開を期し別れました。

 

2022年04月07日(木)更新

オランダ人のスピリッツ

昨日伺ったオランダ大使館の玄関脇の壁には、徳川将軍から受けたご朱印状が掲げられていました。私は勿論、来場者の皆さんは威厳のあるご朱印状を見て少々驚きました。
オランダが徳川将軍からご朱印状を手にしたのはポルトガル、イギリスなどとの競争の結果と聞いています。ポルトガルはその後再度日本へ来航し、交易の依頼をしたようですが、結果は明らかで来航したポルトガル人は処刑されたと聞いています。

オランダとはその後、第二次世界大戦の時期を除き、基本良い関係性を保っています。私も現国王が皇太子の時、そして国王になり来日された時のパーティーに呼ばれ出かけていきました。平成天皇、皇后ご夫妻や秋篠宮ご夫妻などがお越しになった晴れやかな会場に少々不釣り合いの私は早々に引き上げて参りました。

オランダは対日本との関係において他国との競争に勝ち400年(太平洋戦争の時期を除き)に亘り、よい関係性を保っています。政治的にも経済面においても特に農業分野では指導的な立場に立ち、施設園芸の分野ではその貢献度はかなり高いと思われます。2011年の東日本大震災の後、福島をはじめ宮城などへのグリーンハウスやそれに付属する機器類、システムなどが大量にオランダから輸入されることになりました。
農業、環境大臣を中心にミッションが組まれ、日本へ来られた際セミナーが開かれました。私はオランダがこのようにノウハウの塊の農業関連の技術を日本はじめ世界に売り込むのはどういうことか?とお聞きしたところ、一人のオランダの経営者は「それはオランダ人のスピリッツだ」と言いました。
素晴らしい答えだったといまでも思っています。
 

2022年04月06日(水)更新

オランダつながり

今日の午前中は私用で出かけます。午後は少し楽しみにしているオランダ大使館内で開かれるチューリップ鑑賞会があります。親しい事務官にお聞きしたところ1万3000球の球根を植えたそうです。
毎年この時期にクイーンズデーが開催されますが2年続け中止となり、今年は鑑賞会で復活しました。来場者が多いので30分単位で限られた人数で見ることになっているようです。大使公邸と事務棟をなどの敷地は全部で3000坪の様ですが、球根を植えたところは限られていますので、きっと見事な庭になっていることでしょう。期待しています。

先週オランダのフローラホランドで開催される10年に一度の花万博“フロリア―ド”の庭つくりを行い戻ってきました。平工さんは10年前のフロリア―ドで農水省から選ばれた人になり仲間と共に半年間オランダに出かけていました。戻られた後、私の家の庭を作ってくれました。
今では農大やNHKの趣味の園芸の講師をつとめ、すっかり人気者になりましたが、そのような事は一向に気にせずにあちこちで庭を作っています。日本ばかりでなくオランダやイギリスでも作っています。素晴らしいことです。
今回、私のところの庭が春の庭になっていないと心配されて電話を頂きました。そこは珍しく先月、家内と共に春の花が咲く前に、少しばかり整理を行ったところでした。その旨お話ししたところ、5月に来てもらうことになりました。

オランダから戻られた直後、庭の事を気にしていただきありがたい話です。私のところは500球昨年植えましたが、今日は1万3千球を見てきます。
 

2022年04月04日(月)更新

アゼルバイジャン商工会議所

ジョージアとアゼルバイジャンは隣同士です。
私たちはジョージアの事は関取の栃ノ心の事で多少わかっているつもりですが、アゼルバイジャンというと全くお手上げになります。
旧ソ連邦である1991年10月にソ連邦から分かれ独立を果たした国です。この年はジョージア、アルメニア、カザフスタン、ウズベキスタンなども独立しています。アゼルバイジャンはジョージアと共に古くからワインが有名な様です。

アゼルバイジャンは親日と言われています。昔大統領か来日され、日本の様々な技術を見てすっかり日本びいきになったとのことです。実は日本にはアゼルバイジャン商工会議所があります。アゼルバイジャンとの貿易を促進するための団体となっていますが、名誉顧問に駐日全権大使が就任し、理事長には米倉ユウキさんが就任されています。米倉さんのお話ではジョージアも日本にジョージア商工会議所の設立を考えているとのことでした。

米倉さんとは1年少し前、在日ジョージア大使館の主催でジョージアの広報活動の一環でリアルとオンラインの両方でセミナーを開催された時に席が隣になり、その後何度かお会いし親交を深めました。彼は青年会議所の卒業生ですが、イラン青年会議所の卒業となっています。米倉さんの国際性は普通ではありません。また、決して海外だけの活躍ではなく国内でも様々なプログラムを持ち実行しています。

米倉さんは近くご家庭を持つことになり、今後一層の活躍が期待されています。
 
«前へ 次へ»
<<  2024年11月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

バックナンバー

<<前月翌月>>
2024/11/22(金) 12:00
小さな会社の出来る事
2024/11/21(木) 09:00
フローラルイノベーション
2024/11/19(火) 09:00
今こそ立ち上がる時!
2024/11/18(月) 09:00
まとめ方は力
2024/11/15(金) 09:00
フットケアはありがたい
2024/11/14(木) 09:00
靴磨きは一つの楽しみ
2024/11/13(水) 09:00
フラワービジネスノート~花研手帳(A5判)
2024/11/12(火) 09:00
オランダ出張
2024/11/11(月) 09:00
早い復興を!
2024/11/08(金) 09:30
社員の皆さん!
2024/11/07(木) 09:30
果物の消費量
2024/11/06(水) 09:00
英一蝶
2024/11/05(火) 08:30
横浜優勝