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2021年03月12日(金)更新

恩師

ある時、先生が書いた黒板の漢字を読むようにおっしゃいました。私が読めないでいると、後ろの子がそっと教えてくれました。そのまま答えると先生は「私なら人から教えてくれた答えなど言わない!」と言われ、頭をたたかれた思いがしました。11歳の時でしたから、62年も前の事です。昨晩その先生に久しぶりにお電話を入れました。大変懐かしく、94歳になられた先生の語り口は多少ゆっくりになった以外、ほぼ昔のままでした。

私はその後も人に教えてもらったことを相変わらずまねて参りましたが、しばらく前に絶対に人のまねはしないと心に決めました。急に昔の事を思い出し、個人的にも会社としても物まねだけはやめようと決め、今日に至ります。
今朝早く、35年前からお世話になっている方から「独自性と優位特性を磨け」との言葉を頂き、小学校のころを思い出したのです。偶然二人の先生から「ものまねはするなよ」と言われたのです。


この後、様々な企画がありますが、お二人の先生の言葉を忘れず進めていくつもりです。
 

2021年03月11日(木)更新

FOODEX

3年ぶりにFOODEXへ出かけて参りました。昨年は中止でした。主催者は昨年11月のフローラル・イノベーションと同じ(一社)日本能率協会です。

今年、私は特にオランダとフィンランドのブースを拝見したいと思い幕張へ参りました。
FOODEXの見どころは海外からの出展です。今回は1/4ほどが海外ブースでした。

例年はそれぞれの国のブースに多くの海外メーカーの担当者が並び盛大に行われていましたが、今年はコロナの影響で海外の人たちは来日できず、オランダブースも全員大使館の方々でした。フィンランドブースでは手作りパンチェーン店アクアの徳永専務様より大使館の方をご紹介頂きました。
韓国の大きなブースでは、国内で活躍する企業が目立ちましたが、オンライン商談も行っていました。フィリピンは残念なことに商品カタログをならべてあるだけでした。

オランダ大使館の方より花が出展されているブースがあると言われましたが、入り口にバラの大きなブーケが飾られているコロンビアブースでした。他のブースには花がなかった分、目立ったのだと思います。さすがにバラの国コロンビアでした。

前述しました通り、FOODEXの見どころの一つは海外出展ですが、海外からのこのために来日出来た方は一人もいなかったとも聞きます。来場者である私も残念でしたが、来日できなかった方々も無念であったと思います。

2021年03月10日(水)更新

コロナとビジネス

現在のコロナの状況は十分理解しているつもりです。コロナ対策とビジネス、双方ともに重要であることに誤りはありません。しかしどちらか一つ選べとなればコロナ対策に決まっています。勿論ここも理解しています。

少々、乱暴なことを書くことになります。現在最も困っていることは海外と人の往来が出来ないことです。ほぼテレビ会議などで解決は出来ますが、社内に技術を持った人間がおらず、インパックで言えばオランダにその技術者がいる場合、現状では手も足も出ません。先週、在日オランダ大使館に連絡し、技術者が来日出来ないことでお得意先様の仕事が滞り、大変困っている旨をお伝えしたところ、アドバイスを頂きました。内容としてはオランダの会社から日本のオランダ大使館へメールで実情を訴え、オランダ大使館からはその問題をオランダの日本大使館へ連絡し、対策を考えてもらってはどうか、ということでした。しかし7日に緊急事態宣言2週間延長が発表され入国が一段と厳しくなり、オランダ大使館からのアドバイスは事が運ばないまま、技術者の来日は中止となってしまいました。

インパックとしても、また何よりお得意先様にとっても、困難な時を迎えることになりました。どうやらこの問題は全国的にあり、更に企業の大小に関係ないようです。
先週は産業界の代表から政府に対して、海外の技術者などの来日を認めてほしいとの嘆願書が出されたようです。

ちなみに現在幕張で行われているFOODEXは海外からの来日が出来ず、直接かかわるオランダブースもフィンランドブースも日本スタッフだけの対応となっています。きっと他国のブースも同じことでしょう。
 

2021年03月08日(月)更新

アマリリス

35年は過ぎているでしょうか、
ある日都内の大手生花店の本社へ伺った時、オランダにあるインパックの仕入れ先の社長の長男が私とは反対に本社ビルから出てきました。互いに驚き、暫く階段下で話をしていました。彼は日本語を話し人柄のいい人物で、オランダから派遣された若い経営者の一人でした。今ではフィンランドで生活しているとのことでした。
彼の話ではオランダのアマリリスの球根を日本へ売り込んでいる会社があるとのこと。オランダでは一般的ですが日本ではまだこれから、と話していました。実際私もアマリリスの歌は知っていてもどんな花か分からずにいました。

そのすぐ後に晴海の展示会場で施設園芸展が開催され、オランダから約10社の出展企業があり、そのうち一社がアマリリスの球根を出していました。この当時、生花店舗での販売価格は3000円を超えていました。数年後インパックもコンテナで仕入れましたが、既に価格は1000円を切り、価格競争に入っていました。インパックでは現在取り扱っていませんが、アマリリスの花は大好きです。芽を出してからの成長の速さ、花の立派さ等いいことだらけですが、あまり普及していません。
昨年、アマリリスを知らないという、取引き先の方に差し上げましたが、先日、見事な花が咲いたと喜ばれていました。ご家族の皆さんも初めてのアマリリスの様でした。

大きすぎることもあるかもしれませんが、見ていてこんなに元気の出る花もありません。日本中にアマリリスの花が咲くことを夢見ています。





















2021年03月05日(金)更新

「ちょっとやっといて」がなくなる?

花き業界の中で国際的に活躍するアメリカ本社の会社があります。私共と異なり社長始め社員の皆さん自宅での勤務が普通になっておられます。結果、事務所は小さくてよく、仕事も効率よく行われています。

そんな矢先、昨日同じ市内の方とお会いし、「ちょっとやっといて」がなくなる、話が出ていました。自宅での勤務が多くなると、先輩や上司が若い後輩に頼む仕事がなくなってくる、なくなるというよりみんな自宅勤務なので頼みようがない、ということです。
私自身は会社ではあまり経験はありませんが、様々な団体で先輩からよく頼まれごとがあり、自分の仕事を後回しにして頼まれたことをこなしてきました。結果、すぐやる癖が付いた気がします。ちょっとした頼まれ事の多くは即やらないと駄目なことばかりです。勿論理不尽なことはだめですが、経験値では悪い事ばかりではありません。

昔の話です。ある大手の企業で部長が月曜日の朝の役員会議の席で成績をまとめて発表する機会あったそうですが、その折必ず金曜日の夕方資料作りをある若い社員に頼んでいました。彼はそれを一枚の模造紙に表を作り、分かり易い資料作成を行っていましたが、やるのはいつも土日でした。自分の時間がいつもつぶされていたのです。彼は決意しました。
当時はやりだしたBASICを使い、アプリを作り出しのです。自分の時間も確保でき、上司にも喜ばれました。その後このソフトは一世を風靡した「マイツール」へと発展しました。
40年たった今でも私はマイツールの良さを理解しているつもりです。
 
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