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2021年01月15日(金)更新

寒い朝と花色

いい季節です。
勿論朝は寒くコートやマフラーがないと外に出られません。自宅のある東大和市は所沢の南、立川の北側ですので東京の中でもかなり寒い方だと思います。天気予報で明日の朝、都内が0度だとすると大体マイナス2度、私のところは山際なので更に寒く、マイナス3~4度になります。昨年はマイナス7度がありました。10年以上金沢で過ごした会社の副社長は金沢より寒いと話していました。

もっとも私はこの時期が大好きです。まず花が長持ちします。また花の色が際立ってきれいに見える気がします。寒い時期は花にとってより発色がよく、長持ちするとてもいい季節なのです。先日、本を出版された方へのお祝いにバラのブーケをお贈りしたところ、大層喜ばれました。

また、庭の花も同じです、冬に咲く花は確かにきれいな色で咲いてくれます。様々な花が咲く春までの間、僅かな種類しかありませんが、いつも実感しています。パンジーなどは早朝あんなに絞れていますが、日が出るにつれ、次第に元気を取り戻し立派に咲くさまは尊敬の対象です。

2021年01月13日(水)更新

SMTS(スーパーマーケット・トレードショー)

昨年、展示会主催者の会長で北海道アークス社長の横山様が懇親会の挨拶の中で、インパックがエチオピアのバラを1億本輸入すると言っている。協力しようと言ってくださいました。

来月の2月17日(水)~19日(金)、全日本スーパーマーケット協会主催のSMTS(スーパーマーケット・トレードショー)が幕張メッセで開催されます。私どもは30年程前に3年間、そして20年以上間をあけ、5年前からは続けて出展しています。

このSMTS(スーパーマーケット・トレードショー)でいくつか感心するものがあります。
まず、その規模です。
幕張メッセ全会場を使い、出展社も来場者も他の展示会を圧倒的に上回っています。特に昨年は特設会場を設け過去最高の人出でありました。

日本のスーパーマーケットの経営者ほぼすべての皆さんが多くの情報を求め、顔を揃えます。
とにかく熱心なのです。また、多くの経営者の皆さんは奥様と共に来られます。特に創業者の方はその昔、奥様と共に販売に携わっていた方が多いのです。

各県が全てブースを持っています。
限られた場所に北海道、九州各県などが並び、地域で有名な企業が出展しています。

この様にSMTSは主催者が来場者でもあり、大変特徴ある展示会です。スーパーにとっても出展者にとっても年に一度の重要なミーティングポイントなのです。
インパックは花関係の展示を行います


昨年のSMTS

 

2021年01月12日(火)更新

在エチオピア日本大使、パートナーの農場へ訪問

インパックのエチオピアのパートナーであるバラの生産者のオーナーは、現在40haほどのバラと600haの野菜(主にスナックエンドウ)の生産を行なっており、ほぼヨーロッパ(一部サウジアラビアなど)に輸出しています。

一昨年、社長と貿易の担当者、入間工場の西田常務と出かけましたが、私は2日目から体調を崩しアジスアベバ市内のある有名な病院へ入院し、1週間丸々そこにおりました。その際、パートナー企業のオーナーが毎日2回(朝と夕方)目が覚めると必ず来ていました。ひどい下痢も5日目辺りから落ち着き始め、ようやく山を越え日本へ帰ることが出来ました。
入院費のの支払いについて、彼は「俺が払う、いくらでも金がある」と病院側に伝えてくれていました。
私の方は会社で世話になってる保険代理店の社長が大いに活躍してくれ、イギリスの元受けの保険会社から病院へ連絡が入り、カードも使わず、現金を支払うこともなく退院し、予定の1日遅れで戻ることが出来ました。よって、退院時の支払いは農園オーナーのご厚意を受けることなく済せることが出来ました。

先週、アジスアベバにある日本大使館から、「大使がパートナー企業へ訪問することが決まった」と連絡が入りました。オーナーも喜ぶに違いありません。
インパックの取引先へ大使が伺うことはとても名誉なことです。優れたエチオピア資本のバラ生産者はあまり多くありません。今回大使が野菜農場ではなく、バラの農場へ出かけてくれることは素晴らしいことです。

2021年01月07日(木)更新

デーリーフラワーの消費拡大へ

コロナが本格化してきました。

昨日の東京は1500名を超えています。本来今日が例会日ですが私の所属するロータリークラブは今週初めに中止を決めました。また、会社の役員が訪問を決めていた福島県庁でも今回は中止にという申し入れを頂きました。毎年伺う市内の銀行も昨年のうちに年始の挨拶は中止と取り決めていました。また楽しみにしてた昔のJCの仲間の会もやめることにいたしました。挙げればきりがありません。

皮肉な現象ですが、花はリモートになって以来、冠婚葬祭用の高級花が低迷しデーリーフラワー(ホームユース)が売れ始めています。本来外にいる人が家庭で過ごす時間が多くなり、花でも飾ろうという事になったのでしょう。長年にわたり家庭用の花の普及拡大の努力を行ってきましたが、リモート時代になりその努力が報われ始めてきました。しかしヨーロッパ並みにするには、一層の努力が必要になります。
更に品質を上げる、安い、悪いでは限界があります。既に生産者の40%の方々が切花生産から離れました。価格低迷が続き生産を続ける気概を失ったのでしょう。
ヨーロッパやアメリカの場合は20年以前から国内生産のコストが合わなくなるとヨーロッパは東アフリカへ、アメリカはコロンビア、エクアドル等の南米へ生産拠点を移し、一層の業界発展を遂げました。日本の場合輸入は20%超です。勿論これからも増えるでしょうが、単に輸入するだけで投資が伴いません。いささか半端な状態と言えます。

花き業界に生きる一人として、ここは落ち着いて確り将来構想を練る必要がります。そしていつの日かヨーロッパに負けない、切り花消費国にするつもりです。
 

2021年01月06日(水)更新

ニューノーマル

花は恐らく世界中で古くから楽しまれていたと思います。しばらく前、NHK特集でネアンデルタール人の墓に沢山の花粉が残されていた、と番組で話していました。亡くなった人に「花を手向けていた」という事実を伝えてくれました。
ネアンデルタール人はホモサピエンスの前のヒトですから最低でも4~5万年前になるでしょう。勿論そのころはホモサピエンスも地球上に分散していた時です。そのネアンデルタール人の墓にはノコギリソウ、ヤグルマギクなどの沢山の花粉が残されていたとのことです。明らかに他の動物には見ることの出来ない行為がそこにありました。誰が亡くなったかはともかく、亡くなった人に花を手向ける習慣がそこにあったのです。

元日に妻と二人で父と長兄が眠る墓に参りました。私は午後になりましたが、そこには既に兄の家族が墓参を済ませており、お花が沢山手向けられていました。

現在、墓地によっては花を持ちかえってほしい、お菓子などもってのほかという所もあります。霊場によっては造花、プリザーブドフラワーなどが用意され、お参りする側は手ぶらで出かけることも普通になってきました。亡くなった方に花を手向ける事は無意識の中でも行う行為ではないでしょうか。人として普通の行為と思いますが、墓参は手ぶらで、という事になってきました。恐らく「ニューノーマル」という事になのでしょう。
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