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2024年05月01日(水)更新

母の日セールと花き業界

いよいよ連休が明けると一気に母の日となります。
花き業界の動きが少々心配です。今年の母の日のギフトはどうでしょうか。花ギフトは優れたギフトだと思っています。差し上げた瞬間の互いの喜び、その後数日間の楽しみなど花のギフトは素晴らしいと考えています。
母の日には多くの生花店、スーパーマーケットには多くの御客様が列をなします。また発送されます。頂いた方は心からお喜びになります。素直にきれいな花を前にすると皆さん大いに喜ばれます。確かにいいギフトです。

しかし他の産業も母の日を黙って見ていません。レストラン業界、お菓子業界など食べておいしいギフトを沢山用意しています。更に何十年前のように生花業界の競合先は生花業界という時代は終了しました。もちろん花業界もお菓子などを取り込み「花+お菓子」などの企画は随分前からありました。また色々お聞きすると、着るものをお母様へプレゼントする人も多く見られます。価格帯の高いものはこの辺りはデパートなどが活躍の場となります。

この様に母の日ギフトを見ると花ギフトに対してある種の包囲網が出来上がっています。母の日は生花業界の独壇場ではなくなっています。その意味ではこれからの母の日セールは益々企画勝負となって来ています。
 

2024年04月30日(火)更新

もう大丈夫!

今朝は花市場で一所懸命段ボールを片付け、肩に担いで段ボール置き場迄運んでいる夢を見ていました。それはわたくしの大昔の仕事でした。毎日2トン、3トンの荷物をトラックに積んでしました。1台は製紙工場用、もう一台は各地への農協用でした。

15から約10年間続けた仕事でした。

目が覚め10日間体調を崩し連日寝ていましたが、今日は大丈夫かもしれない、また「早く仕事をしろ!」と言われているようでした。今朝は漸く社に戻りましたが、昨日までは一体何だったのか。不思議な気分です。夢で全ててがすっ飛んだ気分です。熱もありません。そういえば昨夜は喘息の発作も出ませんでした。従業員の皆さんにも大分心配をおかけしましたが、もう大丈夫です。少しづつ元に戻していきます。

皆様今日から元に戻します。ご連絡もせずご無礼致しました。

2024年04月17日(水)更新

JAPAN PRIZE

天皇家には伝統的に科学技術に関係する学問に触れている方がおられます。
昭和天皇や秋篠宮殿下は水生植物・動物に関係する研究が有名です。現在の天皇は音楽にも造詣の深い方であることはよく知られた話ですが、科学技術分野でも昔から若い研究者に対して様々な応援をされていることは有名です。

今年もまたJAPAN PRIZE(日本国際賞)の表彰式が行われ、世界の化学技術に貢献された研究者三名の表彰式が行われました。天皇皇后両陛下が出席され格式のある見事な表彰式でした。受賞者はアメリカからお二人、イギリスからお一人の合計三名の研究者となっています。(私はテレビで見ました)

私の授賞式の現場を友人のお一人から写真を送っていただき、知ることが出来ました。勿論授賞式当日ではなく、会場が仕上がったばかりの写真です。お花が多用され、カラフルなデザインの会場になっていました。その写真を拝見し、漸くコロナからの脱却が始まったと心から喜びました。更にこの会場を彼が受注され作られたことで喜びも倍加しました。更に兎に角花が多く、この数年見たことのない作りでした。
これで花産業もようやく元に戻れる気がします。素晴らしい限りです。そのスタートを友人が作ったことになります。

 

2024年04月16日(火)更新

母の日

現在、多くの生花店は母の日に向かいまっしぐらです。同じ花を扱う場所として量販店の花売り場がありますが、こちらは店売りと共にカタログ販売に力を入れています。量販店を中心に母の日を大きなイベントとしてとらえているお店はおのずから力が入ってきます。スタートは母の日が終わった後に来年の母にセールが始まっていると言っていいでしょう。

切り花以外で母の日の商品として衣料品があった時期もありました。それ故、昔からデパートなどはその一端を担ってきました。今ではお菓子をはじめ食べ物がギフトに利用されています。確かに花業界はこの日のために大きな努力をされていますが、他の業界も様々な努力を繰り返されてきました。
また、日比谷花壇さんなどは花とお菓子などのセットを昔から企画してきました。更にデパートでは高島屋さん等が熱心に企画を立て、利用する側としてはうれしい限りです。

私個人ですが、母は既におりません。少々変ですが今年は10名ほどにお花を贈ります。家内、孫が大きくなった娘三人、それと昔の友人たちです。娘や古い友人たちみんな母親になってもらっています。
 

2024年04月15日(月)更新

高遠の桜、新宿の菊

昨日兄の家に寄ったところ、義姉から沢山高遠の桜の話しを聞かせてもらいました。規模の点でも国内で有数な事、また高遠には関西からも関東からも見学者が多く人で一杯になる事、更に駐車場がないため、道路の混むことなどでした。そんな話を聞かせてもらいましたが、これではいきたくは成りますが、実質無理ということになります。義姉は南信生まれですから昔から出かけていたようです。
確か高遠は内藤家の居城だったと思いますが。新宿にある内藤新宿(新宿御苑)も確か内藤家の江戸屋敷跡だと聞いています。ここにも多くの樹木があり、特に八重の桜が有名です。同じ主の持ち物であったためでしょうか、素晴らしい景色を今日に残しています。確か新宿御苑には農水省の事務所もあったかもしれません。立派な庭も有り、これらを守ることにも意味を感じていたのでしょう。更に新宿御苑は、秋は秋で菊祭りが有名です。広い庭の何カ所も菊の鉢植えを飾り、秋の名所となっています。尤も優れているのは江戸時代から一本の菊の苗から大輪の菊を1,000輪咲かす技術を今に伝えています。巨大な円錐の形ですかららせん状に茎を回しているのでしょう。素晴らしい限りです。

尤も私はまだ、1,000輪の菊は見ていません。出かけた年の菊は500輪でした。それは半円形に仕立てた作品でした。ちょうど半分の菊が見事に咲いていました。この半円が丸くなる1,000輪になるのだと感心しながら見ていました。
伝統的に内藤家は特別に腕のいい職人の方々が揃っていたのでしょうが、桜と言い菊と言い素晴らしいものだらけです。
 
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