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2017年08月30日(水)更新

花束加工の第一線

もっと花を広げたい!   No.71  2017年8月30日(水)

花束加工の第一線

花業界でも人手不足は真剣且つ深刻な問題です。

生花店店頭での事でもありますが、現在伸長し続けている量販店のホームユースの切花も同様の事が言えます。スーパーの様なチェーン店で全ての店舗でお花を置くという事はどこかで連日、切花の加工を行なっているという事実があります。其れも普段と物日と言われる春・秋の彼岸やお盆などの仏事や母の日、お正月の花などのように一年に何度かやってくる日とでは一ヶ月の比較では「1:2」ほどですが、物日の最大日と普段の平均的一日な作業量とでは「1:10」ほどの開きがあります。
勿論最大に合わせ人を入れることは出来ませんので、通常は派遣の方などを頼りにする事になります。

チェーンストアの使命の一つは品物を切らさず店頭に並べる事にあります、これらは当たり前のように思いますが、本当は難しい話なのです。人手が無いから品物が有りませんではすまないのです。人手不足であっても多くの加工メーカーは言われたとおりの数量を店頭へ供給する事になります。最近、スーパーのバイヤーが人手不足の工場に入り物日の対応をするところが出てきました。

今後考えられる事として、販売場面は完全にセルフ、製造場面は自動化が必須となりましょう。宅配便ばかりでなく花の加工現場も物日は人手不足が続いています。