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2022年03月10日(木)更新

金色のラナンキュラス

私の机の上にどう見ても金色の花弁を持つ花が置かれています。数日朝から展示会へ出かけていたため見ることがありませんでした。誰かが飾ってくれたのだと思います。

ラナンキュラスは花弁の多さで有名です。中には50枚の花弁を持つものもあります。その点ではバラよりも多い花弁を持つようです。
机の上のラナンキュラスは一重の花で花弁は10枚ほどですが。金色と言っても花弁のふちが茶系統の色で縁取られているため、とてもシックな色合いです。普段見慣れているダブルの花とは印象も異なり、普段のラナンキュラスとは別物の印象です。

ウエブで見ると沢山の金色のラナンキュラスが出てきますが、その多くは強い黄色の花です。机の上の一重のラナンキュラスはどう見ても金色です。
驚きの色を持っています。
 

2022年03月09日(水)更新

国が国を統治するには

国が国を統治するには

21世紀にあって、植民地政策は当然のごとくあり得ません。
全く民族も言語も異なる国家に対して統治することは、余程の事がない限り許されません。勿論今でも西インド諸島や南太平洋の島々の中にはイギリス、フランス、オランダなどの統治下におかれている国はあります。

太平洋戦争のさなか、シンガポールが僅か1日で日本軍によって落ちたことがありました。それまでのシンガポールはイギリスの統治下におかれていました。長年のシンガポールの首相をお務めになったリー・クアユーの自伝を読んでいたとき、日本軍が侵攻すると聞いた時、それまでイギリスの統治下の時は不安も怖さもなかったが、日本軍が来ると聞いただけで、恐怖感でいっぱいになったと書かれています。日本軍の中国における事実を彼は知っていたのです。
事実、イギリスの統治はその国を尊重し、よし悪しは別として、イギリスの文化・伝統を広めていました。その統治は北アメリカ、オアセアニア、アフリカで十分な経験を積んでいたのです。今でも全てではありませんが、エリザベス女王を君主に頂く英連邦は54か国に上ります。リー・クアンユーの言葉の背景にはこのような事実があり、統治とは互いの尊敬があって初めて成立するものなのです。
この前提でいけば、今回のロシアの侵攻は問題だらけです。少なくとも尊敬の二文字などどこにも見あたりません。尊敬のない統治は混乱を生み、恨み・つらみが重なり、今回の様に地獄を見ることになります。

事ここに至ると手が付けられないと思いますが、本来政治とはこのような事態を生まないことの為にあるのです。NATOはヨーロッパのロシア以外全ての国を引き込みたいのかもしれません。結果、極端に動けば今回のようなことにもなるのです。緩衝地帯は本体必要なのです。ロシアを追い込めば追い込むほど、大国ロシアは反発し動き始めます。しかしロシアが動けば動くほど、支持する国家はますます少なくなっていく事実をロシアは知るべきです。

私の結論はこうです。ウクライナはこれ以上の犠牲者が出ない策に出て欲しいと考えています。たとえ、ウクライナは国家の威信を失墜させても、国民を守ることに徹して欲しいと考えます。ロシアの傘の下に再度入ろうとも、再度独立国家としての旗印は消さずに進めて欲しいと思います。世界の皆がロシアの理不尽さを見ています。

2022年03月07日(月)更新

スーパーマーケット花売り場「新時代」へ

日本のホームユースフラワーは紛れもなく1987年からスタートしました。
多少以前触れましたが、この年の春、ダイエー碑文谷店で切り花のセルフ売り場が始まりました。更にその前年、多くの花き業界の人たちがオランダへ出かけていきました。
同じ年、私はアメリカで研究生活をされていた榊原清則先生(当時一橋大学助教授)からお電話を頂き、アメリカのスーパーで本格的に切り花を扱い始めた。それは他の農産品と比べ利益率が高い、というのがその理由であるとのことでした。先生は今すぐにスーパーへ行き、このことを話し、日本でも切り花のセルフ販売の準備をした方が良いと伝えてはどうかということでありました。
確かに半年後、碑文谷店につながりました。インパックはその準備で専務がアメリカの量販店を見て回り、副社長は国内300か所以上あった生花の卸売市場をすべて回り、将来スーパーとの取引にふさわしい500社をリストアップし、私はアルスメールの花市場で量販店用の切り花の加工を行っている現場を見てきました。インパックの方向性は決まりました。
日本の市場ではセリが終了すると新聞紙が氾濫していましたが、オランダの市場では既にOPPのスリーブがほぼ固まり、新聞紙は見ることもできませんでした。
会長を交え、我々4名はインパックがスーパーマーケットの花売り場のサポートを自らの使命として動き始めることを確認しました。
それから35年が経ちましたが、少なくともスーパーマーケットの花売り場は当時と変わっていません。つまり、新製品が生まれることなく成長してきました。新製品が生まれないことは停滞を意味します。社会情勢の変化、切り花販売地図の変化など、従来の花売り場、販売方法、商品、全て疲弊しています。インパックはここで35年前に4人で確認した、スーパーの花売り場をピカピカにすることと再度確認することにしました。今度は我々4人と新役員、社員との約束となります。
従来とは異なり、高品質の花を中間価格帯で販売し、新たな需要を開拓出来るようにしたいと考えています。35年を経て再度、スーパーの花売り場のサポートを行う会社にしていきます。

 

2022年03月04日(金)更新

いよいよFOODEX 2022年3月8日(火)~3月11日(金)

今年は2月、3月と続けて展示会に出展しています。先月はスーパーマーケットトレードショーでした。今月は来週8日からFOODEX JAPAN 2022が始まります。

FOODEXはインパックにとって初めての出展となります。この展示会は国内の食品またはその周辺の企業が数多く出ていますが、海外のメーカーも単独または大使館経由で出店する企業が多いようです。
昨年はフィンランド大使館のブースに埼玉の株式会社アクア様が出展されていました。アクア様は100円パンでつとに有名ですが、最近では価格にこだわらない数多くの新製品を出しています。この展示会ではフィンランドの食品メーカー製品を一手に受けられ事業拡大のチャンスを狙っておられます。素晴らしい活動です。

インパックは花とTTI(TTTimer:温度時間値インジケーター)を出品し、皆さんの期待にこたえたいと考えています。インパックは従来花関連の展示会に出展してきましたが、TTTimerを知っていただくため、あえて食品分野に出すことにいたしました。

このことは、インパックは生花パッケージを専門分野として進めていますが、その深堀の結果とお考えいただけると幸いです。インパックは生花パッケージから「FMベンダー:フレッシュネス マネージメント ベンダー」の道を探ろうとしています。ドメインの変更をお知らせする意味でもあります。

私は8日午後、9日午前にブースに入ります。
 

2022年03月03日(木)更新

ひな祭り

今日は3月3日ひな祭りです。
先日関係する保育園に伺いましたが、園児の皆さんが作った紙コックを利用したおひなさまがたくさん並んでいました。実に上手に作られていました。

この時期の花はチューリップなどが販売され、多くのご家庭で飾られています。まさに旬の花です。
さらに、ひな祭りに合わせ桃の花が沢山出荷されています。関東では茨城県が多いのでしょう。桃の花は枝ものとして流通されていますが、この時期にいきなり切るのではなく、寒さ厳しいころに切り出し一定の長さに切りそろえ、室に入れ温度、湿度を調整し、ひな祭りが近づくころ開花させるように管理しています。
桃の花や桜の花(啓翁桜)の様に、枝もので出荷されるものは切り出しから出荷までの間、生産者の皆さんがご苦労され、よりよい品質のものを出荷できるよう頑張っておられます。

また、ひな祭りによく利用される菜の花は通常「はなな」と言われています。切り花に利用される「はなな」は分枝されず、鑑賞に適した形となっています。反対に食用はたくさん分枝しているため食用部分が多いため鑑賞用にはあまり適さないようです。

今日は保育園や女の子のいるご家庭では楽しいいひな祭りが開かれることでしょう。

 

2022年03月01日(火)更新

やはり大事なのは「今、ここ」

今回のロシアのウクライナ侵攻は極東に暮らす日本人にとって、また欧米に比してウクライナのニュースがあまり入らない我々として事の本質を中々掴め切れずにいます。一つだけはっきり言えるのは戦闘をすぐ止めて欲しいということです。また、もう一つ明確なのは明日、何が起こるかわからないということです。
明日に何が起こるかわからないことは期せずしてこの二年のコロナの経験とも共通しています。
さて、私は今回の展示会に参加し、皆さんに感謝することを改めて感じています。普通であればこの時期の展示会は中止になってもおかしくなく、また辞退しても誰からも何も言われません。しかし前述の通り明日に何が起こるかわからい中、皆さんの勇気と冷静な判断で三日間貫徹する事が出来ました。来場者の少なさはどうすることも出来ません。また引き合い数も昨年の半分くらいとなりました。更に参加した意義まで問われるかもしれませんが、明日、何が起こるかわかない中、頂いた引き合いは確実に手元に残っています。昨年と比較し環境対策商品は多くの来場者の目を引き付けました。今後のフラワーパッケージの方向性を示すものとなります。今年のみの話ではありません。またその資材も紙とバイオプラスティックとなります。昨年にうちにバイオマスマークの取得も済ませています。
また、紙スリーブについて言えば機械は海外ものですが、メーカーの技術者の来日が叶わないない中、能登事業所のオペレーターの皆さんの努力でサンプルを作り、展示会に間に合わせることが出来ました。
紙スリーブとバイオマススリーブ、これらは量販店の花担当の皆さんから見ると花を安心してこれからも販売し続けることを意味します。販売したくても従来のプラスティックでは今後販売できなることを皆さん知っているはずです。インパックは大転換の中、他社の様に中国品を輸入するのではありません。むしろインパックは紙・加工など国内で賄うルートを持ち始めました。インパックは紙スリーブ、バイオマススリーブの時代にあって能登事業所での生産を行うことが出来ます。十分にお得意先様のお役に立つことが出来、更に国内初の商品であり、次世代の商品の中にあっても国内初の企業となりました。

繰り返しになりますが、これらの流れはオールインパックで作り上げました。皆さんに感謝しつつ、多くの得意先様に1日も早く紹介していっていただきたいと思います。
皆さんの努力を誇りに思うと同時に、この機会を与えられたことに感謝いたします。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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