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2021年05月13日(木)更新

TTIの状況

インパックはエチオピアからバラを輸入しています。
今まで数回TTIを使った実験を行いましたが、国内調達の切花を比較しても鮮度に問題はなく、むしろエチオピアからの方が鮮度はいいのではないかと考えています。

より具体的にいえば、TTv400~700で入荷されます。これはデータロガによっても証明されていますので、誤りはありません。

現在、オランダではどこから入荷する切花であってもTTv500以下が原則になってきています。
TTv500は花の日持ちの1日分に相当します。コールドチェーンが出来ていない日本国内の状況では1000~2000で入ることが多く、切花の日持ちの2~4日分が店頭に並ぶ前に消化されていることになります。これではご家庭での日持ち1週間は難しくなります。


今回、エチオピアから輸入するバラ全てにTTtimerを貼ることにしましたが、上記にあるようにその目的は鮮度保持です。エチオピアから成田到着迄すべての段階で温度管理がされて、初めてTTv500以下での入荷が可能となります。過去の実験の中でそれは証明されていますが、今後は全ての荷物にTTtimerを付け、より確実に500以下で入荷しているかの確認作業を行います。
更に日持ち検査ですが、この作業が最も重要なことになります。TTv500で入荷したバラが確実に2週間日持ちするかの確認です。

今後の切花のビジネスは、TTv500と日持ち検査が両輪となってくると考えています。
その結果が日持ち保証販売に繋がっていく事になります。