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2021年03月24日(水)更新

母の日と作業の平準化

春彼岸も終了し、関係する方々はホッとしているときでしょう。
春彼岸が終了すると今度は母の日へ向け一気に花の業界は盛り上がってきます。

母の日は花き業界にとって最も重要なイベントとなっています。その昔、母の日は完全に花屋さんのためにあり、どちらの生花店もその準備に追われていました。それがいつしか、スーパーマーケットやコンビニでも扱われるようになり、限られた加工メーカーがアレンジやブーケなど母の日対応の商品を徹夜で作る姿が見られるようになりました。しかし明らかに無理な作業は事故、怪我などの元となり、それぞれご苦労し、今日まで乗り越えてきています。

さて、母の日の1日と通常の1日との花の流通量の比較では1:10ほどの差があるものと思われます。この差は中々解消できません。そこで切花の原体の長期保存や商品の保存などが大きな課題となってきました。昔からカーネーションなどは使用する2週間ほど前から原体保管され、使われてきました。
花の保管には様々工夫がされてきました。輸入時の温度も重要になってきています。コンテナ利用ではリーファーコンテナの温度帯も今までの2~5℃から0.5℃に移行しつつあります。更に海上コンテナもリーファーコンテナから、果物の様に低温域+炭酸ガスや窒素ガスを充填したコンテナが採用されるようになる可能性もあり、全て鮮度管理、及び長期保存に向けての事です。


母の日や春、秋の彼岸などのハイシーズンには鮮度を保ったまま長期保存の効く時代に入ってきたようです。それにより母の日などの作業の平準化が図れれば、と考えています。
 
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