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We are Flower People の日記
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昨日、幹部の報告を聞きながら、花き業界にとって最も重要な点は何かと考えてみました。生産、加工、販売とありますが、そのどれをとっても重要なことですが、前提となるのは切花の鮮度です。
しかし現状、花を流通する過程で、如何に鮮度が重要と意識して取り扱っているかは、かなり問題と言えます。物流場面での保冷車の率、更には卸売市場での温度管理、配送のトラックの保冷比率等、挙げればきりなく出てきます。
さらに重要なことは加工メーカーや生花店での温度管理です。恐らく理想形としては三温度帯が必要になります。
0.5℃は販売、加工前に入れる冷蔵庫の温度です。切り花の0.5℃は海上コンテナでの温度帯を見れば明らかです。エクアドル - ヨーロッパ間、ケニア - ヨーロッパ間の温度は0.5℃に設定されています。それで20日間は飛行機より温度時間値が低くなる時もあり、船の方が安全と捉えられています。
5℃は出荷前の保管用の温度帯です。この温度は輸送用のトラックとほぼ同じでダメージを最小限にとどめることになります。
15℃は花束加工場の温度で、かつ人が働く場所です。また、15℃はボトリチス菌の繁殖を防ぐ温度で、この温度以下ではボトリチスの菌は繁殖しません。
以上の様に、切り花を保管・加工するにもそれぞれの温度帯があり、各段階に応じた温度帯にする行為が結果、鮮度を生んでいきます。
国内の生花卸売市場では新社長が誕生しています。
生花の将来が明るく発展するのではないかと、考える者にとって素晴らしい出来事と捉えています。
卸売市場の将来は考える人にとって、様々な憶測がされていることでしょう。しかし生産者と消費を結ぶ以上、そこに卸の存在は不可欠というのが私の考えです。勿論、従来のままの発展はありません。それ故、在宅セリシステムやセリ時間の変更等、様々な仕組みが取り入れられています。またその変化は今後も続いていくのでしょう。
国内の生産者は確かに小規模の方が多く存在しています。しかしその数は10万人を超え、総生産量は35億本をこえています。さらにその品質の良さはどこにも負けません。
また、今後販売面から様々な変化が出てきます。最近のサブスクはその好例です。更にギフトが増えることも考えられます。また、本命である量販店の花ビジネスが大きく変化することがあれば、生産から卸、販売まで全てが変わることになります。
花に関係する私たちはその日に備えていく事が重要です。
先週末、最も尊敬する方がなくなりました。この10年以上、大きな病気との戦いの中で過ごされていました。先生は海外の多くの有名大学で研究生活を行い、一橋大学で最も若い教授になり、その後は英国の大学で研究生活を行っていました。戻られた後も都内の複数の大学で教鞭をとっていました。私の様に中学を出て仕事に従事したものにとっては信じられないご経歴をお持ちになっている方でした。私は日本JCに席を置いていた時、先生を知りました。政策室の一委員会である先端技術問題委員会のインストラクターをお勉め頂いたときでした。先生35歳の時です。既に一橋大学で助教授をなさっていました。
先生の勤め先と会社が近く、時々大学近くでお茶を飲みながら話をお聞きいただきました。私の様な者にも関心を頂き、ちょうど私共の会社も「なんでも屋」から花のパッケージに集中する時でもあり、先生のお書きになったドメインの話に強い関心を持っていた時でした。何度か話しをするうち、ドメインの本の中にインパックの紹介をして頂いたこともありました。この本は私の様な者にも分かり易く理解することが出来ました。
その後私共は、花の包装全般から、ホームユースフラワーの包装へと駒を進め、更に工場を能登に作り、今日に至っています。はじめは自らのドメインを「M&S+R」(マシーンとスリーブ、そしてリテールサポート)と定め、進めてきました。
更に、今日はインパックのドメインを「FM2ベンダー」(フレッシュネス マネージメント メーカー ベンダー)へと、その領域を広げると共に絞り込みを致しました。
全て先生の本の中にあるものです。私はその実践者として今日に至りました。先生にお返しを出来ぬまま先生はお亡くなりになりましたが、FM2ベンダーを成功させることで先生への「感謝の印」にしたいと考えています。
今年二月「君はよく頑張った」と言ってくれたのが最後の言葉でした。
Bloomee(クランチスタイル)のテレビコマーシャルが好評です。更に、鮮度保持剤もテレビでコマーシャルが流れています。
大田花きの磯村社長が花は不況業種ではない!と言った言葉を思い出します。一昨日はJFMA(日本フローラルマーケティング協会)の講座で現場を回り、様々な生花店さんを見てきたようです。インパックからも三名が参加致しましたが、異口同音にユニクロの売り場に対する驚きの声が上がっていました。
今後、ホームユースの花にとって大きなポイントが待ち受けていると考えています。私はホームユースの時代はスーパーさんの花売り場が活性化し、最も輝く花の売り場になる、と考えていましたが、少々異なってきました。前述のユニクロさんは異業種からの参入で、多くのファンをつかみました。サブスクで活躍する企業は新たな花販売の手法を取り入れ、注目を浴びています。素晴らしい動きです。
数字としてはスーパーさんの花売り場は、桁違いに多くの花を販売しています。しかしこのままでは単に花を販売しているだけに終わってしまう危機感を感じています。問題はスーパー店頭の花売り場から、新たな文化創造が可能かどうかです。今までは仏花を中心に推移し、それなりの効果を出してきました。私はスーパーや量販店の花を伸ばすには、新たな市場を作り出すことが重要と考えています。
それは手土産商品です。ギフトと言ってもいいでしょう。より適したブーケを作り出すことで、手軽に購入することが可能な商品を生み出す必要があります。
インパックも更に多くのご提案を行う予定です。
Bloomee(クランチスタイル)TV CM動画
*これ以外のバージョンもあります
2021年07月07日(水)更新
やはり鮮度!
昨日、幹部の報告を聞きながら、花き業界にとって最も重要な点は何かと考えてみました。生産、加工、販売とありますが、そのどれをとっても重要なことですが、前提となるのは切花の鮮度です。
しかし現状、花を流通する過程で、如何に鮮度が重要と意識して取り扱っているかは、かなり問題と言えます。物流場面での保冷車の率、更には卸売市場での温度管理、配送のトラックの保冷比率等、挙げればきりなく出てきます。
さらに重要なことは加工メーカーや生花店での温度管理です。恐らく理想形としては三温度帯が必要になります。
0.5℃は販売、加工前に入れる冷蔵庫の温度です。切り花の0.5℃は海上コンテナでの温度帯を見れば明らかです。エクアドル - ヨーロッパ間、ケニア - ヨーロッパ間の温度は0.5℃に設定されています。それで20日間は飛行機より温度時間値が低くなる時もあり、船の方が安全と捉えられています。
5℃は出荷前の保管用の温度帯です。この温度は輸送用のトラックとほぼ同じでダメージを最小限にとどめることになります。
15℃は花束加工場の温度で、かつ人が働く場所です。また、15℃はボトリチス菌の繁殖を防ぐ温度で、この温度以下ではボトリチスの菌は繁殖しません。
以上の様に、切り花を保管・加工するにもそれぞれの温度帯があり、各段階に応じた温度帯にする行為が結果、鮮度を生んでいきます。
2021年07月05日(月)更新
花き卸売市場の将来
国内の生花卸売市場では新社長が誕生しています。
生花の将来が明るく発展するのではないかと、考える者にとって素晴らしい出来事と捉えています。
卸売市場の将来は考える人にとって、様々な憶測がされていることでしょう。しかし生産者と消費を結ぶ以上、そこに卸の存在は不可欠というのが私の考えです。勿論、従来のままの発展はありません。それ故、在宅セリシステムやセリ時間の変更等、様々な仕組みが取り入れられています。またその変化は今後も続いていくのでしょう。
国内の生産者は確かに小規模の方が多く存在しています。しかしその数は10万人を超え、総生産量は35億本をこえています。さらにその品質の良さはどこにも負けません。
また、今後販売面から様々な変化が出てきます。最近のサブスクはその好例です。更にギフトが増えることも考えられます。また、本命である量販店の花ビジネスが大きく変化することがあれば、生産から卸、販売まで全てが変わることになります。
花に関係する私たちはその日に備えていく事が重要です。
2021年07月02日(金)更新
とても悲しい
先週末、最も尊敬する方がなくなりました。この10年以上、大きな病気との戦いの中で過ごされていました。先生は海外の多くの有名大学で研究生活を行い、一橋大学で最も若い教授になり、その後は英国の大学で研究生活を行っていました。戻られた後も都内の複数の大学で教鞭をとっていました。私の様に中学を出て仕事に従事したものにとっては信じられないご経歴をお持ちになっている方でした。私は日本JCに席を置いていた時、先生を知りました。政策室の一委員会である先端技術問題委員会のインストラクターをお勉め頂いたときでした。先生35歳の時です。既に一橋大学で助教授をなさっていました。
先生の勤め先と会社が近く、時々大学近くでお茶を飲みながら話をお聞きいただきました。私の様な者にも関心を頂き、ちょうど私共の会社も「なんでも屋」から花のパッケージに集中する時でもあり、先生のお書きになったドメインの話に強い関心を持っていた時でした。何度か話しをするうち、ドメインの本の中にインパックの紹介をして頂いたこともありました。この本は私の様な者にも分かり易く理解することが出来ました。
その後私共は、花の包装全般から、ホームユースフラワーの包装へと駒を進め、更に工場を能登に作り、今日に至っています。はじめは自らのドメインを「M&S+R」(マシーンとスリーブ、そしてリテールサポート)と定め、進めてきました。
更に、今日はインパックのドメインを「FM2ベンダー」(フレッシュネス マネージメント メーカー ベンダー)へと、その領域を広げると共に絞り込みを致しました。
全て先生の本の中にあるものです。私はその実践者として今日に至りました。先生にお返しを出来ぬまま先生はお亡くなりになりましたが、FM2ベンダーを成功させることで先生への「感謝の印」にしたいと考えています。
今年二月「君はよく頑張った」と言ってくれたのが最後の言葉でした。
2021年07月01日(木)更新
手土産感覚
Bloomee(クランチスタイル)のテレビコマーシャルが好評です。更に、鮮度保持剤もテレビでコマーシャルが流れています。
大田花きの磯村社長が花は不況業種ではない!と言った言葉を思い出します。一昨日はJFMA(日本フローラルマーケティング協会)の講座で現場を回り、様々な生花店さんを見てきたようです。インパックからも三名が参加致しましたが、異口同音にユニクロの売り場に対する驚きの声が上がっていました。
今後、ホームユースの花にとって大きなポイントが待ち受けていると考えています。私はホームユースの時代はスーパーさんの花売り場が活性化し、最も輝く花の売り場になる、と考えていましたが、少々異なってきました。前述のユニクロさんは異業種からの参入で、多くのファンをつかみました。サブスクで活躍する企業は新たな花販売の手法を取り入れ、注目を浴びています。素晴らしい動きです。
数字としてはスーパーさんの花売り場は、桁違いに多くの花を販売しています。しかしこのままでは単に花を販売しているだけに終わってしまう危機感を感じています。問題はスーパー店頭の花売り場から、新たな文化創造が可能かどうかです。今までは仏花を中心に推移し、それなりの効果を出してきました。私はスーパーや量販店の花を伸ばすには、新たな市場を作り出すことが重要と考えています。
それは手土産商品です。ギフトと言ってもいいでしょう。より適したブーケを作り出すことで、手軽に購入することが可能な商品を生み出す必要があります。
インパックも更に多くのご提案を行う予定です。
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*これ以外のバージョンもあります
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