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新幹線物流

投稿日時:2022/01/21(金) 10:00rss

昨日に続き、花の物流の話です。温度時間値は長期の輸送の場合(2週間から3週間)、ほとんど船を利用することになります。この場合、海上コンテナの場合ほぼ0.5℃で運ばれます。温度時間値はどうなるでしょう。0.5℃x24時間x20日で240TTv(温度時間値となります。飛行機で16時間かけ、エチオピアからくる飛行機は12℃x16時間となり、192TTvとなり、飛行機の方が有利になりますが、約2日で到着する飛行機と船の20日とでは10倍以上も違いますから、かなり驚くべき数字です

つまり同じ温度であれば、より早く着く方が良いことになります。現在花の国内輸送はトラックが中心となっていますが、例えば速度が速い新幹線を利用できれば花は有利に目的地へ到着することになります。
仮に東京―福岡であれば約1200kmとなります。トラックで運ぶと約20時間、新幹線であれば5.5時間となります。トラックの場合、20時間x7℃=140TTvとなり、新幹線の場合は5.5時間x20℃=110TTvで、新幹線の方が有利となります。

以上のことからも時速300km近くで走る新幹線は物流の常識を変えていく可能性があります。切り花のような高価格帯の商品は新幹線物流に最適な商品かも知れません。
 

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2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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