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2024年02月26日(月)更新

能登の被害状況

私は若いころ青年会議所のメンバーを続けていました。東大和の活動は勿論ですが日本青年会議所では地域産業政策を一橋大学の榊原先生のご指導の下、勉強を続けていました。更に青年会議所は業種別の活動も有り。私は30代の頃に畜産の包装資材の販売を行っていたこともあり、業種別部会の農畜産部会の一員でもあり、今でも続けています。
今朝のメールによると能登の畜産業が壊滅的な被害を受け、廃業に追い込まれているようです。現在でも復旧には程遠く、事業を続けることは不可能とのご判断が多い様です。何とか事業継続の支援を行って欲しいと思います。
更に、能登は伝統産業の被害も大きいようです。国家の余程のサポートがないと続けていくことは不可能です。一昨日の首相訪問で伝統産業の皆さんには多少の光が見えてきたようですが、まだまだの様です。
インパックは輪島の南にある志賀町にあります。ここには29社の工場が集約される能登中核工業団地があり、インパックもその中の一社です。比較的大きな工場があり、工場の建物の二倍、三倍の敷地をどこの工場も持っています。工場から出たがれきなどが積まれています。幸い建物の崩壊などの最悪の状況は免れていますが、どちらの工場も内部は大きな被害を受けたようです。
インパックも先月には物流が回復し、今月生産が戻りました。お陰様でより早い復旧が進んでいます。建物の被害は今後1年をかけ、修繕して参ります。今年いっぱい時間をかけて元に戻すつもりです。

地域により復旧の速度は異なりますが、時間がかかっても輪島市、珠洲市の復興を望みます。
 

2024年02月22日(木)更新

意外に多い(?)能楽ファン

最近分かったことですが、花き業界に関係する方々の中でどうやら能楽に関心をお持ちの方が何人かおられるようです。

先週の大田花きの磯村様のコラムの中に、中学からのご友人に能役者のお子様がいらして大きくなってからそのご友人にお能を習っていると、お書きになっていました。随分前になりますが、お会いした際、舞台に興味があるとお聞きしましたが、お能の事だったのかと今初めて知りました。何十年もお続けになっていることは尊敬の対象です。

更にごく最近、矢来能楽堂の九皐会(きゅうこうかい)の定期公演に出かけているお話を親しいお取引先の方から伺いました。時間を見つけてお出かけになるのでしょうが素晴らしいと思います。矢来能楽堂は観世の特別の家柄(観世宗家の分家)の観世銕之丞家の分家となっています。観世喜之先生がご当主です。この能楽堂で金春に関係する円満井会の定期公演もこちらで開いています。一度は行きたい能楽堂です。

私もこの二、三年来友人を誘い、北浦和で行われる座敷から庭で行われる薪能を見ています。
見学者も100名足らずですが、なんとも贅沢なお能の会(半能+狂言)です。金春のシテ方の先生が毎回参加されています。20年以上続いているそうです。
 

2024年02月21日(水)更新

展示会の成功は「あるべき姿」追求と「普段」から

昨日の展示会の話し合いは中々いいものでした。

展示会の反省会が開催されました。今回は展示方法、出展内容共に多くの反省点があり、様々意見が出ていました。
今回は大阪の所長が展示会の担当でしたが、今回初めての展示会の責任を任されました。とてもいい人選だったと思います。様ざまなアイディアと責任感を持つ人です。2、3回担当者をやれば更にいいリーダーになれると思います。

今回の話の中心は「普段から」と「あるべき姿」の追求でした。インパックの場合4か月ほど前から展示会の担当者はプロジェクトチームを作り、話し合いに入ります。初めての担当をするときは緊張するものです。心配な部分も多くあったはずです。
展示会の会議の場合、どうしても展示会そのものを考えてしまいますが、展示会の時だけ考えても上手くいきません。方向性の場合は普段から考えていないと駄目です。ここが決まれば、後は方法論だけです。そうだとすればなおさら普段が重要です。
考えておくことは業界の事、ホームユースの事、量販店の花売り場の事などがあるはずです。またそれらの延長線にある商品は何か、などは又また「普段から」です。それらをあるべき姿へと高めていきましょう。

次回に期したいと思います。
 

2024年02月19日(月)更新

各種芸能

昨日の日曜日は式能へ出かけていきました。

式能は現在年に一回、日本能楽協会の正式なお能の会となります。その昔(江戸時代)、将軍職を朝廷から宣下された時のような大事な時に江戸城で式能が開催されました。その意味では、当時は最も格式の高いお能の会となります。式能の式は式楽と言い徳川幕府の決めた正式な芸能です。他にも幸若舞などがありました。
お能5流派(江戸時代は四座+1流:現、喜多流)。狂言2流派全ての流派が1日で「翁」附五番立を行います。今年は観世流観世清和宗家が翁を演じました。その後、観世流、金春流、宝生流、金剛流、喜多流からそれぞれお能が演じられます。お能とは別に翁を始めに演じますが、「翁」は五穀豊穣、天下泰平を祈っての神事となります。

昨年も同じように感じましたが、翁を含めお能が6番演演じられ、更に狂言が4番演じられます。開演朝10時から終演夜7時半までの10時間近くお能を見ることになりますが、長時間になることはじめから分かっていることや番組がよく考えられ、退屈しない演目などから疲れることはありません。恐らく企画を立てる段階から相当考えられての事でしょう。
さて、芸能には今回のようなお能もありますが、大きな組織の歌舞伎や文楽などメジャーな物も有名です。しかし各地に残る芸能もたくさんあります。東大和には「清水囃」といった芸能が残っています。伝統芸能は町、村、部落の数だけ存在しています。担い手がいないことからやめていく芸能も数多くありますが、何とか継続して欲しいと思います。また、これらはその土地ではなく、東京都、NHKなどが企画を立て地域の芸能を我々に紹介しています。

小学生の頃、神楽の大好きな高校生の兄によく色々な神社に連れて行ってもらったことを思い出します。
 

2024年02月16日(金)更新

展示会

展示会は様々な意味を持ちます。
新商品を並べることで日ごろのインパックの姿を見ていただき、更には近未来のインパックのビジネスを理解いただくことなどがあり、それらを通してインパックそのものをご理解いただき、知名度を一層上げることになります。また、別の側面では3日間、各地の営業の皆さんとお会いすることも有りますので社員教育の場ともなります。

私はこの7、8年、展示会はどうしても疲れることもあり、夕方の食事会より朝がいいと考え、私の宿泊するホテルに朝6時半に来ていただき皆さんと話しています。朝の事ゆえ、全員が揃うことは無理ですが、幕張に宿泊するメンバーだけでもと思い続けています。ここで出る話は展示会の事もあれば、食事の事、個人的な趣味の事など様々です。昨日は東大和から2時間かけ7時に社長が到着しました。社長も楽しみにしているのかもしれません。

私は、展示会とは見学するものではなく、出展する(もちろん関係する展示会)ものだと考えています。インパックの社員には日ごろから展示会のあるべき姿をイメージし、各展示会に臨んで欲しいと考えています。勿論あるべき姿は展示会ばかりではなく、インパックのあるべき姿、営業個人個人のあるべき姿を日ごろから思っていないと、急にいい展示会はできません。日ごろから考えておくことが重要です。
 
 
 
 

2024年02月15日(木)更新

お二人の経営者

昨日から幕張の展示会場でSMTS(スーパーマーケットトレードショー)が開催され、4年ぶりに多くの来場者が来られました。
朝、ホテルで朝食をとっていると全国スーパーマーケット協会会長の横山様(アークス社長)にお会いしご挨拶をする事が出来ました。私より一回り上の方ですがかくしゃくとしたその姿は見事なものです。

展示会に午前中、古くからのお得意先様の森田社長にお立ち寄りいただきました。今回花がないブースを見てどうした?とご心配を頂きましたが、今回は紙スリーブと物流改革と機械が主体とお話をしてご理解いただきました。自動スリ―ビングマシーンをご覧頂いた時の話です。いきなり電話をされました。相手は奥様でした。奥様に対してインパックのブースに立ち寄り自動スリ―ビングマシンを見るようにとお話をされていました。社長の普段からの加工分野の改革意識がビデオをほんの数秒見ただけで奥様にお電話をされた行為に、感銘を受けました。本当に必要なものを秒単位で理解されることは誰でも出来る事ではありません。更に花を御担当される奥様に電話をされ共有化されたことも見事でした。

昨日は横山氏、森田氏の二人の偉大な経営者と接し改めて会社の発展を誓いました。
 

2024年02月08日(木)更新

古い友

古い友人から一冊の本が送られてきました。青年会議所の頃活動した仲間です。彼は九州福岡、地元を愛する方です。一方私は東大和から月一回の会議に参加していました。毎月お会いしていましたが、卒業後は時候の挨拶と共に彼の手紙には過去半年の出来事が書かれていました。多くは旅行の話でありました。いつも多くの話を送ってくれますが、それにこ応えていない私はいつも申し訳ない気持ちでした。

ある時私はロータリークラブの発刊する月刊誌を読んでいましたが、1ページを丸々使った彼の記事が出て来ました。彼はロータリークラブの中で所属クラブから推薦されガバナー補佐の役をなさっていました。私の認識ではガバナー補佐は関係する各地のロータリークラブを回り、クラブの発展のサポートを行う重要な仕事です。とても忙しく大切な役割となっています。お仕事の弁護士の傍ら、ガバナー補佐をなさっていました。私のような一般会員からは想像がつきません。雑誌を手にした私はさっそく電話を入れました。きっと30年ぶりでした。月刊誌を読んでくれてうれしい、何人かの昔の仲間が電話をくれた、などと懐かしい声を聴くことが出来ました。

その後昨年、年も押し迫ったころ一冊の本が送られてきました。1年間ロータリークラブでガバナー補佐を務めた記録が一冊にまとめられていました。素晴らしい内容でした。一年間の記録を思い出とともにお書きになっていました。こんな方はクラブの中でもいないでしょう。早速電話をと思いながら本を手にした元旦の震災でまたまた連絡が出来ないことになりました。
申し訳ない気持ちが未だに続いています。
 

2024年02月07日(水)更新

能登の状況(5)です。

私どもの能登事業所はスリーブ生産としての工場部門と出来上がった商品や関連する結束ゴム、容器の出荷などを行う物流部門から成り立っています。
今回の震災では、その両方の部門が被害を受けました。こちらは仕事の関係もあり、今日まで復旧に努めて参りましたが、お陰様で物流部門の復旧は順調に進み、工場も復旧の見込みが立って参りました。
しかし工場は生産の場、物流の場であると同時に生活の場でもあります。上下水道、電気、ガスなどがそれにあたります。幸い電気は切れることがありませんでした。問題は能登半島全体の話ですが水道が中々復旧しない状況にあります。更に下水も併せて復旧が待たれます。
水道であれば流し、トイレ、更にそこには下水道も同時に復旧しなければなりませんが、そう遠くないうちに解決すると考えています。
前述の通り工場は生産、物流の場ではありますが、40名近い人たちの生活の場でもあります。トイレもそうですし、調理場もそうです。多くの従業員の皆さんが上下水道の復旧を全員待っています。
幸いなことに志賀町に住む社員から水道が通じ、風呂にも入れるようになった話も聞きました。大変喜んでいました。

もうそこまで来ている様です。1日も早い復旧を望みます。
 

2024年02月06日(火)更新

ブーケの時代

さて、ブーケのお話です。
何度か話していますが、ブーケはテーブル上の場合、バラ、チューリップ等20本くらいが基本となるでしょう。
先ごろに日本リテーリングセンター(ペガサスクラブ)の新春セミナーが開催されました。
インパックは能登の復旧に当たっている専務以外の役員が4名で参加いたしました。

今回のスピーカーでメインの部分をお話された桜井先生は10年も前から花は1,000円と言い切っておられました。今も変わりません。今回は花の事ではありませんが、1,000円の商品が売れ筋となった時、上は3,000円の商品も可能になると話されたそうです。この話恐らく花にも通じます。
今のスーパー店頭の花に置き換えれば、1,000円ブーケが行ければ、上は3,000円のブーケも売れるということになります。昔のオランダのケースです。750円のブーケが中心となるときがありましたが、この時の上は約2,000円でした。中間に約1,200円の物がありました。ざっくりで言えば3倍です。更にフランスのスーパーでも3,000円のブーケが並んでいましたが、売れ筋は1,000円でした。
日本でこれが出来ないのは売れ筋が398円だからです。それも以前の398円とは異なり、本数が確実に1本減っています。ボリューム感がありません。この価格帯を続けるのは大変な努力を要します。しかし互いに良かれと思って進めている行為が、ことによると問題を先送りしていることになってはいないでしょうか、問題とは花産業の健全な発展です。今やホームユースは当たり前になってきました。その時代に35年前と同じ行為の繰り返しは大いに問題です。3束1,000円をやめられないのであれば、花は別売り場を用意する必要があります。
1束1,000円、3,000円のブーケを商品にするには、今までのホームユースの概念は通用しません。
新たなホームユースフラワーの世界を作るのに、大きな努力が必要となります。

2024年02月05日(月)更新

断髪式

昨日は9時から22時まで外出していました。この日は元大関の栃ノ心の引退の大相撲とその中で行われる断髪式に参加してきました。夕方からは大きなパーティーになっていました。白鵬、朝青龍も参加されていました。

今回参加させて頂き理解できたのは、栃ノ心は単なるジョージア出身の力士ではなく、ジョージアでほぼ英雄扱いされている力士ということでした。どうやら現役時代は国を挙げ応援をしていたようです。尤もジョージア出身の力士の中で小結黒海、前頭の臥牙丸で人気が出たところに栃ノ心が登場し、怪我をして幕下まで落ちたものの、不屈の精神でその後大関まで登り詰めたことはジョージアの人であれば誰でも知る話でした。
今回の引退、断髪式にはジョージアからスポーツ相の副大臣や、ジョージア大使はじめ著名人、更にはジョージアの有名なコーラス隊、ダンスチーム等ジョージアの文化を感じさせる人達も数多くいらしてました。それも全部国費で来日されたそうです。日本であまり知られていなかったジョージアの名を高めた功労者という扱いです。

今回、ジョージアの大使の計らいで断髪式に参加して参りました。栃ノ心とは復活祭でよくお会いしていましたので初めてではありませんでした。多くの人が参加し、最後に春日野親方が髷を全て切り取られ断髪式は終了し、その後幕の内の力士による大相撲が始まりました。
今回伝統的な行事に参加させていただき少々感激致しました。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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