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2024年02月06日(火)更新

ブーケの時代

さて、ブーケのお話です。
何度か話していますが、ブーケはテーブル上の場合、バラ、チューリップ等20本くらいが基本となるでしょう。
先ごろに日本リテーリングセンター(ペガサスクラブ)の新春セミナーが開催されました。
インパックは能登の復旧に当たっている専務以外の役員が4名で参加いたしました。

今回のスピーカーでメインの部分をお話された桜井先生は10年も前から花は1,000円と言い切っておられました。今も変わりません。今回は花の事ではありませんが、1,000円の商品が売れ筋となった時、上は3,000円の商品も可能になると話されたそうです。この話恐らく花にも通じます。
今のスーパー店頭の花に置き換えれば、1,000円ブーケが行ければ、上は3,000円のブーケも売れるということになります。昔のオランダのケースです。750円のブーケが中心となるときがありましたが、この時の上は約2,000円でした。中間に約1,200円の物がありました。ざっくりで言えば3倍です。更にフランスのスーパーでも3,000円のブーケが並んでいましたが、売れ筋は1,000円でした。
日本でこれが出来ないのは売れ筋が398円だからです。それも以前の398円とは異なり、本数が確実に1本減っています。ボリューム感がありません。この価格帯を続けるのは大変な努力を要します。しかし互いに良かれと思って進めている行為が、ことによると問題を先送りしていることになってはいないでしょうか、問題とは花産業の健全な発展です。今やホームユースは当たり前になってきました。その時代に35年前と同じ行為の繰り返しは大いに問題です。3束1,000円をやめられないのであれば、花は別売り場を用意する必要があります。
1束1,000円、3,000円のブーケを商品にするには、今までのホームユースの概念は通用しません。
新たなホームユースフラワーの世界を作るのに、大きな努力が必要となります。

2024年01月26日(金)更新

やはりスパイラル

今朝、早く会社に来てみるとテーブルの上に花が飾ってありました。色も形も感じのいいものでした。
花はピンクのバラ、カーネーション、チューリップ、レースフラワーとグリーン類から成り立っています。花びんは高さ15cmほどの寸胴型の物です。このような花瓶はとてもかわいいのですが、花の数量はどうしても多めにしないと形になりません。

この形の花びんにはスパイラルのブーケが似合います。商品をよく見ると同じスパイラルブーケでした。花びんに活けるのも秒単位で済みます。花びんの中に投入するだけでいいのです。改めて量販店の商品としてスパイラルブーケは間違いなく必要なものだと確信しました。

花の本数はどうしても20本は必要です、このサイズを3,000円とすれは他に中、小のブーケを2,000円、1,000円とすることが可能です。家庭の需要として欲しいのですが。会社関係の需要にも応じることのできる商品です。お花屋さんでは5,000円、3,000円、2,000円となるでしょう。

いまや機械使用でスパイラルは十分生産が可能です。量販店の商品としてブーケは必須になると思います。スパイラルは花びんを選びません。どんな形の花びんでもきれいに映ります。手間もかかりません。良いとこずくめです。



 

2023年09月29日(金)更新

結束資材としてのゴム製品

インパックは37年前に花の周辺ビジネスを始めて以来、一貫して切り花の結束はゴムと決めています。当時、結束は紐と決めているところが多くありましたが、次第に花の結束はゴムに切り替えられてきました。当然機械はゴム結束を使用してきました。花の結束は自動機械(花束加工工場)にしろ、手動で動かす機械(タバリン)にしろ、ゴムとなりました。結果、環境対策を見てもゴムは正解でありました。更に指先で結束を解くこともできます。紐結束ではこれらは無理となっています。
ゴムは純正品があります。これはインパックが決めたことです。発売当初多くの苦情が入りました。結束できない、機械が壊れる。ゴムが伸びきってしまう、などです。インパックが純正品といえる理由は以下の通りです。基準を決めています。

 1)ゴムの伸び率が機械適性に適合している。

 2)フレッシュな状態を保ち販売している

インパックは毎月コンテナで指定工場からゴムを入れています。これもフレッシュな状態のゴムを販売するためです。古いゴムの使用は禁物です。機械がすぐ故障します。

以上の事から、たばりんゴムは基準を設け販売しています。結束機(たばりん)は純正品以外の使用は難しいのですが、その多くは古いゴムを使うことによる故障です。

インパックはこれからも基準の明確な、フレッシュなたばりんゴムだけを提供させて頂きます。
 

2023年09月14日(木)更新

ガ―デックスに出品します!

チャコボールの開発者で特許を有する方に販売権を頂き現在に至っています。その昔は炭づつみの名で出ていたことがありました。現在はインパックのチャコボールとなっています。チャコボールはチャコール(炭)ボールを短くしました。

チャコボールの特徴はその特徴の第一は900度近くで焼いているため、とても衛生的です。更に炭状態になってる関係で炭素貯留がなされています。尤もこれは数値的なデータがないため今後、明らかにするつもりです。
また、使用前は乾燥状態なので植え付けに時間がほぼ、かかりません。片手で苗を抑え、あとはチャコボールを流し込むだけです。昨年、一昨年と保育園の園児の皆さんにチャコプランツを作ってもらいましたが、出来ない園児はいませんでした。
園芸用土で現在困っていることは燃えるゴミとして出せないということが問題です。それに対して使用後、燃えるゴミでの廃棄が可能です。特徴は後、二つあります。一つは何度でも繰り返し使用できる事です。今まで育てていたものを廃棄、もしくは植え替える際、チャコボールが容器の中に入っていますが、洗浄(水洗い)、殺菌(お皿に入れ太陽光に充てる、もしくは電子レンジ)で再度使用できます。
最後は長持ちすることです。土中に適当な酸素が混じり、根にとってもいい環境下となっていますチャコプランツは長持ちです。

これらの商品は10月の幕張で開催される展示会に出品いたします。ガ―デックスは10月11日~13日の間です。チャコボール本体とチャコプランツの新製品をご紹介するつもりです。
 

2023年08月01日(火)更新

ブーケマシンアジアで二台目

昨日北海道にいる専務からメールが入りました。

シンガポールの古くからの御得意先様にブーケマシンが決まったとの報告でした。以前からお引き合いは頂いておりましたが、漸く受注に結び付きました。先月も以前からご使用頂いている機械のメンテナンスで出かけたばかりでした。
国内ではブーケマシンは1台しかありませんが、シンガポールでこの機会が決まれば後に続くことも考えられます。更に他の国にも広がるでしょう。今まで中国、マレーシア、シンガポール、などに花束加工機は出ていましたが、いち早く、単品束からのブーケへの移行となりました。ことによるとブーケの将来性は日本より高いかもしれません。素晴らしいご決断です。

今回のブーケマシンはベテランがいりません。一人リーダーがいれば、後の7、8名は全くの素人でも問題なくブーケを仕上げることができます。問題はデザインですが、これも一人上手にブーケを作る人がいて、ブーケの構造を正確に設計図に落とせば、後は機械がやってくれます。時間当たり300~500束できますので、ビジネスユースには最適な機械だと思います。

今から12月の納品が楽しみです。

これから海外の需要が増えてくるでしょう。それらに対応できるよう体制作りは益々重要になります。責任の大きさを実感しています。
 
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