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2016年12月12日(月)更新

「経済民主主義」

もっと花を広げたい! - 004          2016年12月12日(月)
 
インパックのビジネスはこの考えの上に成り立っています。ペガサスクラブ(日本リテーリングセンター)の渥美先生の残された言葉です。

 人間は何処で生まれても幸せに生きる権利を持つ、小売業に携わる者はその店の努力不足から品物が高くなったりしては問題である。其処の店でも良くて求めやすい商品を販売しなくてはいけない、ダイエーの中内さんの「主婦の味方」はまさに其れを言い当てています。

 最近大手量販店を中心に大きな災害が起きた時、何処の店でも自由に中に入り、食品や衣料を使ってもかまわない、といった総括契約を各自治体と行なう量販店はまさに主婦の味方から「全ての日本に住む人々の味方」へと昇華したと考えます。どんなに優れた大企業の工場(自動車産業・電器産業など)でも食品・衣料品などを扱う量販店以外この様な事はできません。大手小売業は優れた業態と理解しています。

 日ごろから良くて安いより、求めやすい商品を販売している業態だけに重要性が増しています。花も同じ場所で販売されています。今後益々量販店の花販売は重要さを増すでしょう。その重要さの背景に経済民主主義があるとすれば、インパックも安易な考えを捨て量販店と一体化をなす政策に出なければなりません。